【デンジャラス・ベイビーズ】RE-3697

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アクション

作品データ

公開年月 2021/03/17
ジャンル アクション
原作 なし
監督 マオ・ウェイ
脚本 チャン・ホン、リウ・チーリン、ほか
製作 リウ・シュー、チャン・レイ、ほか
製作国 中国
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

スポーツ強豪校でトップアスリートのエリート教育を受けるライバルのグー・レイとバイ・ルオナンは、特待生だけが参加できるサマーキャンプの為にタイへ向かった。
そこで指導コーチとして一緒にタイへ来ていた美人教師のガオ・ティンティンが、人身臓器と売買するタイのマフィアに誘拐されてしまう。
グー・レイにひと目惚れしたクンの協力を得て、バイ・ルオナンたちは美人教師を助ける為にマフィアに殴り込みを仕掛けるのだった。

登場人物&出演者

グー・レイ(演:クロエ・チャオ)

代表作に『Paradise Lost』、『上位』などがあります。

主人公。体育大学1年生。散打のチャンピオン。スパーリングでは他の学生全員を相手に圧倒していた。

ライバル視されているルオナンに何度も挑戦状をもらい、その度に返り討ちにして勝利する。
タイのサマーキャンプでガオ先生が何者かに誘拐され、ルオナンと手がかりを探そとする。
地元のチンピラであるクンの協力を得て、ガオ先生を救出したと思ったらジャーバンだった。
最後はジャーバンから埠頭まで案内されると、ルオナンと犯罪組織を潰してガオ先生を救出。

バイ・ルオナン(演:バオ・ウェンジン)

代表作に『チャイニーズ・フェアリー・ストーリー』、『ひだりみみ』などがあります。

主人公。体育大学1年生。伝統武術の使い手。レイをライバル視して何度も挑んでいるが全敗している。

新たに槍術を習得してレイに挑むも勝てず、ガオ先生にケンカの仲裁をされて仲直りした。
タイのサマーキャンプでガオ先生が誘拐されるが、当初は気づかずレイに言われて理解した。
クンの協力で犯罪組織まで乗り込んで手下を倒すが、手違いでジャーバンの助けてしまう。
最後はジャーバンの情報で埠頭まで来て、レイと連携して犯罪組織を潰してガオ先生を救出。

クン(演:チャン・ティエンチー)

代表作に『Eight Warriors』、『Pufferfish』などがあります。

タイに住んでいる中国系のチンピラ。弟分のドーホアと観光客を狙ってスリで生活費を稼ぐ日々を送る。

拝んでいたグー・レイを見てひと目惚れすると、あらゆる手でアピールしようとして失敗。
ガオ先生が誘拐された事から手伝う事になり、ジャーバンを捕まえて拷問して情報を入手。
ジャーバンにドーホアを殺され、組織のボスに怒りを持ちアジトに乗り込むが誰もおらず。
最後は埠頭まで行くと、ボスとタイマン勝負して勝って組織を潰し、弟分の無念を晴らした。

ドーホア(演:リー・シャオユー)

本作が長編映画デビュー作となります。

タイに住んでいる中国系のチンピラ。スキンヘッドの肥満体で、常に兄貴分と慕うクンと一緒にスリをしている。

仕事が上手くいかず話し込み、兄貴がグー・レイにひと目惚れしてアピールを手伝っていく。
ジャーバンを捕まえて電流の拷問の演技をするが、ルオナンのせいで本当に感電していた。
ボスを探す兄貴たちを見送り、ジャーバンを見張るが、油断して電流の拷問を受けてしまう。
最後は逃げたジャーバンから急いで兄貴が帰ってくるが、感電のせいで死亡していた。

ガオ先生(演:ユエン・リンイェン)

代表作に『恋の紫煙2』、『ハンター・エンジェルズ』などがあります。

体育大学の先生。いつもケンカしているグー・レイとバイ・ルオナンの仲裁に入って二人を毎回注意していた。

タイに到着してバスの中で注意事項を話しているが、誰も聞いておらず仕方なく納得した。
クラブに行ってジャーバンに目をつけられ、ボスから薬を盛られてホテルで爆睡してしまう。
部屋に侵入してきたジャーバンにトランクへ詰められ、そのままアジトに監禁されていた。
最後は埠頭まで来たレイとルオナンが犯罪組織を潰して、救出されて二人を心配していた。

ジャーバン(演:チアン・ウェイ)

本作が長編映画デビュー作となります。

人身臓器売買組織の一人。子供の頃からイジメを受けていたが、ボスに気に入られて組織に入っていた。

クラブにやって来る中国人を狙い、ボスと連携して薬を持って部屋に忍び込んで誘拐する。
ガオ先生のセクシーな寝姿に鼻血を流すが、なんとか連れ出すもルオナンの誘拐に失敗する。
レイとルオナンに捕まり、クンたちが作った電気の拷問が怖くてアジトの場所を話していた。
最後はドーホアを殺すもクンに許され、レイとルオナンたちを埠頭に案内し様子を見ていた。

ボス(演:リー・イードン)

本作が長編映画デビュー作となります。

人身臓器売買組織のボス。観光客がクラブにやって来ると、良いカモを見つけてジャーバンに誘拐させる。

ジャーバンが目をつけたガオ先生を誘拐し、ルオナンをホテルに送るも誘拐に失敗していた。
即席ラーメンを食べながらジャーバンにあと二人必要だと話し、そのまま彼に任せていた。
アジトにレイとルオナンが乗り込んでくると、手下を行かせるも倒され逃げられてしまう。
最後は埠頭に来たクンと対決して圧倒していたが、突き飛ばされて頭を打って気絶していた。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はマオ・ウェイにとって長編映画デビュー監督作となります。
この作品は映画業界で勢力を伸ばす中国のアクション映画となっています。
中国の独特なコミカルな雰囲気で序盤から飛ばし、ダブル主人公による個性を見せていく感じになっています。
散打という中国の格闘技と、昔ながらの伝統武術を使う二人のライバルのコミカルなやり取りは悪くないと思いました。
序盤こそテンポ良く進んでいき、タイに入った中盤でアジトに乗り込む時のアクションはそれなりという感じです。
ただ、終盤になるとグダグダな展開でテンポが悪くなって、コミカルさが吹っ飛んでシリアス一辺倒になったせいでバランスが非常に悪い。
主演の二人は格闘技や武術をやっているような感じはなく、本作の為に少しトレーニングしたような印象でした。
その為、見せ場となる激しいシーンでは明らかにボディダブルを使っていて、それが分かりやすいせいで少し萎えてしまう。
まだクロエ・チャオはそれなりにアクションをやっていましたが、バオ・ウェンジンは明らかにムリをしていました。
そんな二人が犯罪組織の手下たちを次々と倒していくが、前述のようにアクションが微妙なせいで説得力がまったくありません。
中国映画と言えば、必ずカッコつけたがる兄貴と、少しマヌケな弟分が出てきますが、本作は豪華にも主人公側と犯罪者側で出てきます。
もちろん、両者の命運が真逆になってしまうが、主人公側の弟分が犯罪者側の弟分に殺されるのになぜか許されるという違和感しかなかったです。
どう見ても非力な女子大生に倒されるタイの犯罪組織が弱すぎて、とても人身や臓器の売買をやっているようには見えなかったです。
どうやら続編が作られていますが、序盤のようなテンポの良い展開があれば面白いかもしれないが、終盤みたいなグダグダな展開になると微妙としか思えない。

コメント

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