作品データ
公開年月 | 2017/11/23 |
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ジャンル | ホラー/アクション |
原作 | なし |
監督 | ジェフ・シナサック |
脚本 | ジェフ・シナサック |
製作 | トーニャ・ドッズ、ステイシー・ミラー、ほか |
製作国 | カナダ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
人間を襲う無数のヴァンパイアにより荒廃した世界で生き残った5人の男女。
外に匂いを残さないよう車で移動しながら安全な場所を求める5人は、真夜中の道中でヴァンパイアに追われる女ヴィッキーを救出した。
ヴィッキーの提案で核シェルターを所有する彼女の亡き父の家へ向かうが、銃を使うようになったヴァンパイアに襲われるのだった。
登場人物&出演者

代表作に『Under Black Skies』、『The Control』などがあります。
主人公。荒廃した世界で生き残った五人の一人。街まで来て家族を探すも死体の山で呆然。
ヴァンパイアが多くいる街から逃げ出すが、抜け殻状態で追いかけられて目を覚ました。
ヴィッキーを助け出して彼女の父親が用意した核シェルターに行くべきだと賛同した。
核シェルターがヴァンパイアに襲撃されるが、爆弾で数体倒してヨットでの脱出を計画する。
最後はリーダー格に噛まれるが、事前に飲んでいた抗生物質で感染せず妻子を探す旅に出る。

代表作に『Haphead』などがあります。
ヒロイン。北に向かっていたレイたちの後方からバイクで走っていて彼らに助けられた。
心配性の父親が核シェルターを持っていて、そこに行けば一時凌ぎになるとして提案した。
家に到着するもミッチェルの反対で車に待機するが、ヴァンパイアたちの襲撃で避難する。
核シェルターが襲われてしまい絶望するが、見つけたヨットでの脱出を試みる事になる。
最後はレイの提案で核シェルターを爆破して、ヨットで逃げ出して彼の計画に付いていく。

代表作に『Haphead』、『Marjorie』などがあります。
荒廃した世界で生き残った五人の一人。軍人。軍が街を封鎖している事をみんな伝えた。
生き残るべくリーダー的な役目を担い、追ってくるヴァンパイアの様子の報告を義務づける。
道中でヴィッキーを助け出し、彼女の家に核シェルターがあると知るも反対していた。
ヴィッキーの家に到着しても袋小路になるだけとして反対するも、襲撃を受けて中に避難。
最後は車を探し当てるが、すでに核シェルターは襲撃を受けて抵抗も敵わず殺された。

本作が長編映画デビュー作となります。
荒廃した世界で生き残った五人の一人。紅一点。街から脱出する時にバンの運転手を担う。
運転手のクセによそ見をして危うくぶつかりそうになるが、なんとか街を脱出した。
道中でヴィッキーを助け出し、北に向かう目的が彼女の核シェルターに変わって運転した。
ヴァンパイアたちの襲撃を受けて足を撃たれるが、レイが弾を取り出して感染症を防ぐ。
最後はベッドで安静にしていたが、ヴァンパイアたちに踏み込まれて抵抗もできず殺された。

代表作に『Pete Winning and the Pirates』、『Lie to Layla』などがあります。
荒廃した世界で生き残った五人の一人。街に家族を探しに来たレイと一緒に行動していた。
エリックが繁殖目的で囚われた事も悪くないと口にするが、弟を残した彼の言葉に黙る。
ミッチェルが頑なに北へ行きたいと主張するが、ヴィッキーの核シェルターに賛同していた。
ヴァンパイアたちの襲撃予告に備え、核シェルターの防壁を作るべく留守番役を担う。
最後はヴァンパイアとなったエリックの入れ知恵により、工具を探していた時に殺された。

代表作に『スウィング・オブ・ザ・デッド』、『Tex Montana Will Survive!』などがあります。
荒廃した世界で生き残った五人の一人。農場で繁殖目的に囚われるが、隙を見て逃げ出した。
ヴァンパイアを最も恐れていて、街に家族を探しに来たレイのアイデアに反対していた。
道中でヴィッキーを助け出し、彼女の家にある核シェルターに行くべきだと賛同していた。
車で全員待機するが、ヴァンパイアたちの襲撃を受けて逃げられず捕まり仲間入りする。
最後はレイの作戦で爆破を受けるも無傷で生き残り、逃げる彼らを見て咆えていた。

代表作に『Goodnight, Sweet Prince』、『Creature from Cannibal Creek』などがあります。
人間を滅ぼそうとするヴァンパイアの一味を率いるリーダー格。スキンヘッド。
他のヴァンパイアと違って車を運転ができて、更に銃器類を扱う事もできる。
街から逃げ出したレイたちを車で追いかけるが、ヴィッキーの機転で横転させられてしまう。
それでも諦めきれずにヴィッキーの核シェルターまで来て、エリックを捕まえた仲間にする。
最後はレイたちをヨットまで追いかけて噛むが、背後からヴィッキーの一撃で倒された。
感想
[個人的な評価]
本作は『ブラッド・イン・ザ・スノー・カナディアン映画祭』で主演男優賞を受賞した作品となっています。
「クワイエット」シリーズの一つになるが、当然のように邦題繋がりで本家とは一切関係ありません。
ただ、このシリーズに共通するのは何かを制限して、未知なる怪物から逃げるルールです。
本作ではヴァンパイアのような状態になった人間から逃げる生存者たちは、匂いを残さない為に車で常に移動しています。
そこにヒロインであるヴィッキーが加わって、安全だと主張する核シェルターに向かう。
どう考えてもヴィッキーが死神のようにしか見えず、彼女の提案で仲間がほとんど死んでしまうという結果になる。
当然のようにヒロインは死なないどころかケガすらせず、主人公も噛まれるけど感染しないという補正を発揮しています。
明らかに指導者の訓練を受けた軍人の言葉が正しく、常に移動していれば襲われずに生き残っていたと思います。
つまり、ヒロインが死神として脇役たちを殺したのも同然だが、主人公は情が移っているので咎める事すらしません。
本作に登場するヴァンパイアは『アイ・アム・レジェンド』に出てきたシーカーを彷彿とさせるが、白塗りのメイクに目を周りを黒く塗っただけの雑さです。
ゾンビではないので車の運転や銃を使うが、日光には弱く、目が見えているのになぜか匂いで追うという微妙な設定となります。
シーカーぐらい凶暴であるけど身体能力は普通の人間だけど、簡単には死なない設定も盛り込んでいるけど直接的な描写は当然ありません。
これまで様々な「クワイエット」の付いた作品があって、本作は残念ながらつまらない部類に入ってしまいます。
唯一、救いなのは死神であるヒロインが美人であるが、思い切って脱いでいるのに肝心な部分が見えないのはマイナスポイントでした。
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