作品データ
公開年月 | 2023/06/01 |
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ジャンル | サスペンス |
原作 | なし |
監督 | アンドレス・ベルトラン |
脚本 | マット・ピッツ |
製作 | ショーン・パトリック・パーク、ジェイソン・ケルビーニ、ほか |
製作国 | コロンビア |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
離婚寸前のアメリカ人夫婦が仕事でコロンビアを訪れ、熱帯雨林をハイキングしていたところで嵐に見舞われてしまう。
二人は車に戻ると車上荒らしに出くわして襲われてしまい、嵐の中、逃げる途中で流砂に足を取られ身動きが取れなくなっていた。
携帯電話の電波がなく、助けを呼べない中で弱っていく二人に忍び寄る猛毒を持つヘビの脅威にさらされながら、協力して脱出しようとするのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作はいわゆるワンシチュエーション映画となります。
この作品は『Malos Dias』や『Tarumama』で知られるアンドレス・ベルトランが監督を務めています。
ストーリーは流砂にハマった離婚寸前の夫婦が脱出するという単純な流れだが、これをどれだけ上手く見せるのか難しい。
内容が単純になってくると、出演者の演技力はもちろんだが、一番は脚本と演出で作品の良し悪しが決まる。
予算が多くあれば映像で魅せる事ができるかもしれないが、このようなタイプの作品では限界があると思います。
そうなると作る側の実力がすべて反映してしまうが、本作は残念ながら挑戦するほどのレベルに達していなかったです。
よく言えば普通、悪く言えば特徴のない作品となっていて、無難に作っているだけで特に面白味はないと思います。
離婚寸前の夫婦、泥棒、毒蛇という要素を入れて物語を盛り上げようとするが、それだけじゃ足りないと思います。
夫婦の問題は当人たちの中で起きている事で、第三者である鑑賞者が深くドラマに入るのは相当の高等技術が必要となります。
そのような事ができるならすでに監督は大ヒット作を生み出しているが、残念ながらアンドレス・ベルトラン監督はほぼ無名と言ってもいいだろう。
泥棒の要素は単なるきっかけに過ぎず、そこまで必要ではなく、毒蛇も緩急をつける為だけでそれ以外でも良かったと思う。
つまり、物語を盛り上げるギミックがどれも替えがきく上に弱く、ドラマもそこまでじゃないし、緊張感もないから全体的に微妙としか言えない。
数日後には内容を忘れてしまうインパクトの弱さなど、難しいテーマに挑んで玉砕した印象を持つ退屈な作品でした。
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