【ポイント・ブランク/この愛のために撃て】VD-563

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アクション

作品データ

公開年月 2019/07/12
ジャンル アクション
原作 フレッド・カヴァイエ 『この愛のために撃て』
監督 ジョー・リンチ
脚本 アダム・G・サイモン
製作 ジョー・カーナハン、フランク・グリロ、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

エイブは警察官の汚職の証拠を収めたUSBメモリを所持し、政治家に渡そうとして何者かの襲撃を受けてしまう。
犯人と誤解されたエイブは弟のマテオと一緒に逃げるが、車に轢かれて近くの病院へ運び込まれる。
借金の返済に追われるマテオはエイブを脱走させるべく看護士のポールの妻を誘拐すると、二人は落ち合う場所へ向かうのだった。

登場人物&出演者

ポール(演:アンソニー・マッキー)

近年の出演作に『デンジャー・ゾーン』、『ザ・バンカー』などがあります。

主人公。看護士。将来は医者を目指していて、出産予定の妻タリンと幸せな家庭を築いている。

勤務する病院にエイブが運ばれ、その担当になって待ち構えたマテオに襲われてしまう。
妻を人質に取られてしまい、仕方なくエイブを病院から脱出させて協力する事になった。
警察の汚職問題に巻き込まれ、エイブがビッグDに協力を求める為に救命士の役をやった。
最後は妻を助け出し、赤ん坊を取り上げて、マテオと名付けてエイブと連絡を取っていた。

エイブ(演:フランク・グリロ)

近年の出演作に『アース・フォール/JIU JITSU』、『ブラック・アンド・ブルー』などがあります。

警察に追われている男。検事を殺害した容疑で追われると、車に轢かれてそのまま病院に運ばれてしまう。

意識がない状態でポールが担当になると、弟が彼の妻を人質にして病院を脱出できた。
ポールが邪魔になっていたが、必要な注射を自分でできない事から彼と一緒に行動する。
ビッグDに汚職に関わる警察官たちのUSBを渡し、代わりに手伝ってもらい警察本部に潜入。
最後はレジーナの悪事をテレビ局に渡し逃走して、ポールから息子の誕生日画像をもらう。

タリン(演:テヨナ・パリス)

代表作に『シャイラク』、『ディア・ホワイト・ピープル』などがあります。

ポールの妻。出産が三週間後に控えている。子供部屋の絵を完成させようとするも途中で諦めていた。

子供がもうすぐ生まれるという事で、少しナーバスになってポールに頼っている状態である。
マテオによって連れ出されてしまい、兄を助ける為の人質となるも最初は抵抗していた。
レジーナの部下によってマテオが殺され、ポールたちを誘き出す人質にされるも逃げ出した。
最後はポールに助け出され、赤ん坊を取り上げてもらい、子供にマテオの名前をつけた。

マテオ(演:クリスチャン・クック)

代表作に『セメタリー・ジャンクション』、『あと1センチの恋』などがあります。

エイブの弟。ビッグDの金を使い込んだせいで多額の借金を背負う。刑務所に収容されそうになっていた。

兄が検事と取引したおかげで刑務所に入らず、汚職警察のデータが入ったUSBを手に入れた。
病院で治療を送っていた兄を助ける為にタリンを人質にするが、傷つけるつもりはない。
すべての行動を必ず兄が決めた通りにしかできず、USBを欲しがる警察の脅威に怯えていた。
最後はレジーナの部下に撃たれ、USBの場所を教えず、駆けつけた兄の前で力尽きた。

ビッグD(演:マーキス・ムーア)

代表作に『96ミニッツ』、『ハングリー・ラビット』などがあります。

エイブとマテオを雇っていたギャングのボス。極度の映画マニアでリビングに大きなテレビを置いている。

協力を求めるエイブとポールたちがやって来ると、金を使われた事に対してキレていた。
エイブが汚職問題のデータが入ったUSBと取引を持ちかけられ、それによって和解をした。
警察本部に乗り込みたいエイブたちの為に衣装を用意し、騒ぎを起こす作戦を立てた。
最後は映画のようなアクションシーンを手下に撮らせ、作戦が完了して満足げに帰った。

マスターソン(演:ボリス・マクフィヴァー)

代表作に『TAXI NY』、『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』などがあります。

殺人課に所属するベテラン刑事。相棒であるレジーナと同じく、家庭を持つ事にこだわりがない。

過去にレジーナと付き合っていた事から、警察の汚職問題に彼女は潔白だと代弁していた。
病院で治療を受けるエイブの様子を見に行くと、ポールが襲われた事から警戒していた。
ポールの連絡でレジーナとともにエイブを追い詰めるが、彼女が汚職の中心人物と知った。
最後はレジーナに裏切られた事にガッカリし、銃口を向けられて呆気なく射殺された。

レジーナ(演:マーシャ・ゲイ・ハーデン)

代表作に『ポロック/2人だけのアトリエ』、『ミスト』などがあります。

殺人課に所属する女性刑事。仕事の為に人生を捧げていて、家族を持つ事を一度も考えていない。

検事がエイブによって殺されたと聞いて、急いで現場に到着してマスターソンと合流した。
警察の汚職問題での内部調査で、過去に恋人だったマスターソンに無実を証言してもらった。
実は汚職問題の中心人物であって、マスターソンを射殺し、部下にタリンを捕まえさせた。
最後は警察本部に乗り込んだエイブに悪事をバラされ、踏み込んだ警察官たちに射殺された。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品は2010年に公開されたフランス映画『この愛のために撃て』のリメイクとなります。
なんと言っても、本作のダブル主演であるフランク・グリロとアンソニー・マッキーが最大の魅力だろう。
二人とも「MCU」シリーズで、フランク・グリロはクロスボーンズ、アンソニー・マッキーはファルコンとして共演しています。
そうなってしまうと、多少微妙な作品であっても、二人の存在感によって面白さが一段階上がると思っていました。
ストーリーはフランク・グリロが問題を持ってきて、アンソニー・マッキーが巻き込まれるような感じになる。
どうしてもファルコンとクロスボーンズという役のイメージが強いので、多少のアクションを期待してしまいます。
特に暴力とは正反対の設定である看護士を演じるアンソニー・マッキーだが、銃を持つ事すら怖い姿は逆に新鮮な印象を持ちました。
反対にフランク・グリロはギャングやチンピラという設定だが、こちらは元軍人と言っても差し支えないほど強い印象でした。
最近では珍しいストレートなアクション映画であり、黒幕は考える前にすぐ分かるから物語として非常に分かりやすいです。
あとは主演の二人が協力しながら目的を達していきますが、緊張感を煽る為の妊婦設定は少し食傷気味な感じてした。
妊婦が登場する場合、必ずラストで主人公たちが問題を解決し、出産して元気な赤ん坊が生まれるパターンは正直言ってお腹いっぱいです。
そもそも、出産というのは単純にできるモノじゃなく、下手をすれば母親と赤ん坊の命に関わるから、個人的には軽く描写して欲しくない部分もあります。
それを抜きにすれば、何も考える必要性がなく、フランク・グリロとアンソニー・マッキーの演技を見守っていればいい作品でした。

コメント

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