作品データ
公開年月 | 2022/10/07 |
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ジャンル | サスペンス |
原作 | なし |
監督 | マイケル・サルノスキ |
脚本 | マイケル・サルノスキ、ヴァネッサ・ブロック |
製作 | ヴァネッサ・ブロック、ディミトラ・ツィングー、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
オレゴンの山奥で孤独な男ロブは、トリュフ狩りをする忠実なブタと住んでいた。
ロブはトリュフバイヤーのアミールと希少で高価なトリュフを売買し、わずかな物資で生活するも、ある日大切なブタを何者かに強奪されてしまう。
ロブはブタを奪還する為に故郷のポートランドでアミールと手がかりを探し、やがて彼は自身の壮絶な過去と向き合う事になるのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作はニコラス・ケイジが主演するヒューマンドラマ映画です。
この作品はマイケル・サルノスキにとって本作が長編映画監督デビュー作となります。
世捨て人となったニコラス・ケイジが可愛がっていた豚が何者かに誘拐され、それを取り戻す為に立ち上がるという点でアクション映画を期待しました。
ただ、事前の情報ではミステリーの要素があるという事で、行方を探す時の手がかりを掴んでいく感じだと思っていました。
しかし、実際は主人公が過去に向き合うヒューマンドラマで、彼と関わった人物たちのウソを暴いて抉っていく内容でした。
物語として最初から最後まで淡々と進んでいて、ニコラス・ケイジが演じる主人公の謎が少しずつ解明していきます。
とは言っても、主人公が何者だったか遠回りで分かるような感じで、直接的な描写がないから鑑賞する人間の想像力も試されます。
ニコラス・ケイジは言われないと分からないぐらい別人のように見えて、さすがはアカデミー俳優だと分かる役作りと演技力でした。
相変わらずの世捨て人を演じたら右に出る者はいないニコラス・ケイジだが、今回は一瞬だけの変顔で本作が真面目な映画だと分かりました。
結果的に何も解決しない状態になってしまったが、過去と向き合った主人公がこのまま山奥の森に引っ込むとは思えない。
何より過去にどんな事をしてきたのも気になりますし、続編か前日譚を作って欲しいぐらい気になりました。
それと自分を偽って手に入れた成功が虚しいモノだと語っていて、これが本作に伝えたいモノだと分かるところも良かったです。
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