【北京原人/Who are you?】RE-2707

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作品データ

公開年月 1997/12/20
ジャンル SF/ドラマ
原作 なし
監督 佐藤純彌
脚本 早坂暁
製作 高岩淡、伊藤邦男
製作国 日本
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

日本の科学チームは太平洋戦争開戦時、中国本土から紛失した北京原人の骨を入手していた。
友人シャトルにより宇宙空間で原人のDNA捜査を行うが、隕石が衝突してポットは地球に落下してしまう。
しかし、その存在を知った中国とアメリカはその所有権を主張するのだった。

登場人物&出演者

佐倉竜彦(演:緒形直人)

代表作に『優駿/ORACION』、『武士の献立』などがあります。

生命科学研究所に属する科学者。北京原人のDNAを使って宇宙空間で誕生させた。

地球に不時着した北京原人を乗せたベビーシャトルを追って、男と女と子供を発見する。
当初は警戒されていたが、冷静に考えて半裸になり、フランスパンを手にして交流を図った。
次第に実験道具として利用される北京原人たちを不憫に思い、彼らを自由にしようと考える。
最後はタカシとケンジがいるモンゴルにハナコを連れ出し、自由になるよう彼らと別れた。

宗美々(演:ジョイ・ウォン)

代表作に『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』シリーズ、『シティーハンター』などがあります。

中国電視台の番組制作者。北京原人の骨を追って日本まで取材しにやって来ている。

北京原人は中国のモノだという考えを持っていて、なんとかして接触しようと画策する。
スポーツ大会にいた北京原人の子供、ケンジを連れ出すと助けようとした父親も連れ出す。
万里の長城からモンゴルの大草原に吠えたタカシを見て、自由にするべきだと考える。
最後は佐倉が連れて来たハナコと会い、タカシたちが去っていく様子を見送った。

竹井桃子(演:片岡礼子)

代表作に『愛の新世界』、『鬼火』などがあります。

生命科学研究所の科学者。佐倉とともに宇宙空間で北京原人のDNAで復元させた。

北京原人たちを乗せたベビーシャトルを追っていると、家族を形成した彼らを発見した。
佐倉が半裸になって交流しようとしたのを見て、躊躇わずに半裸となって一緒に行く。
研究所ではタカシにレイプされそうになり、所長から絶好の機会を潰した事を怒られた。
最後は佐倉とともにハナコを連れ出し、赤い山に向かっている彼らを見送った。

タカシ(演:本田博太郎)

代表作に『性と愛のコリーダ』、『東京無国籍少女』などがあります。

DNAから現代に復元された北京原人の男性。同じ北京原人の女性と子供を守ろうとする。

洞窟で暮らしているところで佐倉たちがやって来ると、女性と子供を守るべく投石する。
フランスパンで和解すると、火を起こそうとして四苦八苦すると佐倉のライターに驚く。
家族を守ろうと暴走していくが、佐倉たちとの友情を育み、美美とは絆を結んでいく。
最後はハナコと再会し、マンモスと合流すると家族とともに赤い山を目指して旅立った。

ハナコ(演:小松みゆき)

代表作に『亡国のイージス』、『大奥』などがあります。

DNAから現代に復元された北京原人の女性。常に北京原人の子供を気遣っていた。

洞窟で暮らしているところで佐倉たちがやって来ると、フランスパンを口にして和解。
タカシが作った石を使い、どこで狩りをしたのか肉の下処理を懸命にやっていた。
美美によってタカシとケンジを連れ去られ、研究所で人体実験されて体が衰弱していく。
最後は見かねた佐倉が連れ出し、タカシとケンジと再会し、赤い山へと旅立った。

ケンジ(演:小野賢章)

代表作に『RED SHADOW/赤影』、『EDEN』などがあります。

DNAから現代に復元された北京原人の子供。好奇心旺盛でどんなモノにも興味を持つ。

洞窟で暮らしているところで佐倉たちがやって来ると、ハナコを見てフランスパンを食う。
タカシが道具として使う石の加工をしていると、それをマネして教えてもらっていた。
スポーツ大会で美美によって連れ去られ、タカシとともになぜか彼女と絆を結ぶ。
最後はハナコと再会し、マンモスと合流して背中に乗ると、家族とともに赤い山を目指した。

大曽根(演:丹波哲郎)

代表作に『豚と軍艦』、『007は二度死ぬ』などがあります。

生命科学研究所の所長。北京原人のDNAを使って復元し、マンモスも象を使って復元する。

あくまで北京原人は道具であり、人権はなく研究所の所有物として自慢しようとする。
しかし、思い通りに動かない北京原人たちにイライラさせられ、連れ去られて更に苛立つ。
レイプされようとした竹井が逃げた事に怒り、彼らの子供を宿すべきだったと言い放つ。
最後は佐倉と竹井に出し抜かれてハナコを連れ出され、マンモスもいなくなり呆然とした。

感想

[個人的な評価]

評価 :1.5/5。

本作は東映、テレビ朝日、バンダイ、東北新社が共同製作した作品となります。
『幻の湖』や『シベリア超特急』に並ぶ作品として、本作は邦画史上の駄作として知られる。
破格とも言われる20億円の製作費を投じた邦画でありながら、上映日数が縮小され、結果的に採算割れしてしまっている。
つまり、本作は正真正銘の失敗作であり、同列である『幻の湖』や『シベリア超特急』と比べてダメージが非常に大きかったです。
何より同時期に公開された作品には『タイタニック』や『メン・イン・ブラック』という強力なタイトルがあったのも原因だと言われる。
しかしながら、本作はとても擁護ができないほどの駄作だと言われ、現在でも語り継がれているほどのカルト映画に昇華している。
前回は『幻の湖』を鑑賞したが、こちらは展開が予想の斜め上を走っていたが、意外にも最後まで面白く鑑賞ができた。
あまりにもいろんな要素を詰めこみすぎていたが、飽きる前に急展開が生じたおかげで160分を超える長尺の作品でも問題はなかった。
だが、本作はそのような仕掛けがなく、全体的に緩急がほとんどない緊張感のない展開のせいで眠気を充分に誘う内容になっている。
とにかく、緊張感がなく、同じような調子で物語が進んでしまう為に眠くなってしまう。
本作の目玉である北京原人は最初だけ気になるが、次第に見慣れてくると単なる雑な特殊メイクに見えてくるのです。
あとは女北京原人のおっぱいぐらいしか楽しみがなくなり、後半になっても一向に盛り上がらず更に眠気を誘ってきます。
本作は『幻の湖』と同じく一流の製作陣を揃えているはずなのに、このようなトンデモ展開になる意味が分かりません。
まず、宇宙でしか時間を逆転できないという理論、三つの卵子から男と女と子供が誕生し、数時間で成体になる意味不明すぎる展開で真剣に鑑賞する意味がなくなる。
その後、北京原人たちを誕生させた科学者たちが半裸になり、フランスパンを片手に交流を試みるシュールな展開を見せられます。
それでなぜか北京原人たちと仲良くなり、研究施設に連れて来ると、用意されたかのように名前を勝手に付け出す始末となる。
序盤はインパクトでなんとか引っ張っていったが、中盤過ぎから中だるみが酷くなり、もう大半の人は寝てしまうだろう。
それぐらい展開に面白味がなく、同じような場面が連続する上に北京原人を見慣れてしまって新鮮味がなくなっている。
本作では何がしたかったのか分からず、北京原人をどのように扱うかまったく考えていなかったような雑な展開になってしまっている。
極めつけがスポーツ大会に出場させるという暴挙で、本来ならちゃんとした管理体制で実験するべきだろう。
『幻の湖』は個人的に面白い作品であり、本作と同列というのは納得ができないほど両者の間に大きな差があると思います。
強烈なインパクトのネタがない分、『デビルマン』にも劣っているが、『CASSHERN』とはいい勝負だと感じました。

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