作品データ
公開年月 | 1965/06/01 |
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ジャンル | ホラー/コメディ |
原作 | なし |
監督 | A・C・スティーヴン |
脚本 | エド・ウッド |
製作 | A・C・スティーヴン |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
ある夜、売れない小説家おボブは、恋人のシャーリーとともに小説のネタ探しをする為に墓場へ向かっていた。
シャーリーは怖くなって仕方なくボブはUターンして戻ろうとして、運転を誤り、二人は車ごと崖下に転落してしまう。
その頃、夜の帝王と闇の女王が宴を開いており、ボブとシャーリーがその様子を覗いていると見つかってしまい、そのまま踊りを鑑賞させられるのだった。
登場人物&出演者

代表作に『Legend of Horror』などがあります。
主人公。売れない小説家。ホラー小説だけが好評で、ネタ探しの為に恋人のシャーリーとともに墓場まで来る。
夜なのか昼なのか車で向かっていたが、調子に乗ってスピードを出して事故を起こした。
深い森に入り込むと、夜の帝王と闇の女王による宴が始まっていたシャーリーと鑑賞する。
ミイラ男とオオカミ男に捕まって強制的にダンスを見せられるが、縛られた手を解いた。
最後は闇の女王が踊り出し、ミイラ男に頭を殴られるが、太陽が出たおかげで助かった。

代表作に『Psychedelic Sexualis』、『Shannon’s Women』などがあります。
ヒロイン。売れない小説家のボブの恋人。ボブがネタ探しをする為に墓場まで行くのに同行していった。
ボブが調子に乗って車のスピードを上げてしまい、注意するも結局は事故を起こしていた。
深い森に二人でさまようと、夜の帝王と闇の女王による宴を見つけてなぜか見ていた。
ミイラ男とオオカミ男にボブと捕まると、手を縛られ最前列でダンスを見せられていた。
最後は闇の女王に殺されそうになって太陽が出て助かり、救急隊員たちに助け出された。

代表作に『Mean Johnny Barrows』などがあります。
宴を覗き見していたシャーリーを背後から捕まえて、夜の帝王と闇の女王の前に差し出す。
ハワイアン・ダンスを見て、ヘビによる昔を思い出して相棒のオオカミ男に話していた。
突然、体が急に震えてしまい、夜の帝王に怒られていると思って確かめる勘違いで済んだ。
最後は闇の女王が踊りだしたが、時間切れで太陽が出てそのまま消滅してしまう。

代表作に『The Notorious Daughter of Fanny Hill』があります。
宴を覗き見していたボブを背後から忍び寄って捕まえ、夜の帝王と闇の女王の前に差し出す。
饒舌なミイラ男と違って、うめき声を上げるだけだが、会話をちゃんと成立させている。
シャーリーを最初から気に入っていて、褒美として夜の帝王からもらう約束をされている。
最後は闇の女王が踊りだしたが、時間切れで太陽が出てそのまま消滅してしまう。

代表作に『Unkissed Bride』、『Terror in the Jungle』などがあります。
彷徨える魂たちの宴が始まると、定位置に着いた夜の帝王の前に出て特に何も語らず仕草だけでスタートさせた。
登場するダンサーたちの経緯をポエム的に説明しながら、怪しい手の動きで表現していた。
次々と送り出されるダンサーたちの紹介をしたりしなかったりして時間を心配していた。
満月が隠れそうになって夜の帝王に早くするように促すが、逆に怒られて黙ってしまう。
最後は夜の帝王に申し出て踊りをやっていくが、シャーリーを殺す前に太陽が出て消滅した。

代表作に『プラン9・フロム・アウター・スペース』などがあります。
夜になると下僕たちに起こされると、カンペを見ながらこれから始まる彷徨える魂たちの宴を大々的に開催する。
墓場で定位置に着くと、そこへ闇の女王がやって来て選ばれたダンサーたちを紹介される。
次々と登場するダンサーたちを半笑いで見届けるが、反応に困るダンスでは戸惑っていた。
時間をやたらと心配する闇の女王の忠告を一喝し、自分がやりたいように進めさせていた。
最後は闇の女王の踊りを見ていたが、太陽が出てガイコツになるも、鑑賞者に忠告して寝た。
【ダンサーたち】

代表作に『The Bachelor’s Dreams』、『Motel Confidential』などがあります。
一番手を担う。程よく腰回りに肉がつき、おっぱいは小ぶり。ワイルドな世界を提供する。
「恋人が炎に焼かれ、自分自身も炎に焼かれる。炎の揺らめきに踊りを捧げています」
最後は何かを求めるような踊りになって、寂しそうな表情を浮かべながら退場していった。

代表作に『The Bachelor’s Dreams』、『Motel Confidential』などがあります。
二番手を担う。線が細い。腕毛が多少気になる。おっぱいの形は抜群。誘うような前フリ。
「夜ごと、孤独にさすらう者は永遠の彷徨の宿命を負う」
最後はガイコツの隣に立って、自慢の美乳を激しく横に揺らしながら闇へ消えていった。

代表作に『Psychedelic Sexualis』、『Shannon’s Women』などがあります。
三番手を担う。スタイル抜群でダンサーの中で一番の巨乳。夜の帝王が指名して特別な登場に仕方をする。
「黄金を崇拝した女。永久に黄金を与えよう」
最後は夜の帝王から大量の金貨を与えられ、最終的に黄金の体にされて魂が消えていった。

代表作に『裸の銃を持つ男』、『裸の銃を持つ男33 1/3』があります。
四番手を担う。全体的にムチムチ。おっぱいは垂れている。コミカルな踊りが印象的である。
「猫を愛する事は猫になる事。下僕によるムチを打たれる演出がある」
最後は服を脱ぎながら夜の帝王にアピールして、全部脱いで下僕のムチで逃げて消滅した。

代表作に『The Bachelor’s Dreams』、『Hitting the Bricks』などがあります。
五番手を担う。腰回りは肉付きが良い。貧乳で少し物足りない。踊りの完成度が一番高い。
「奴隷女が拷問されるのがお好きな夜の帝王。拷問の演出アリ。オレンジの一枚布」
最後は完成度の高い踊りを見せて、ミイラ男が興奮していく中で静かに扉に入って消滅した。

代表作に『Uncle Tomcat’s House of Kittens』があります。
六番手を担う。健康的な腰回りの肉付き。おっぱいのバランス良し。ひたすら回転する。
「闘牛と闘牛士を愛し、その死と自らの死を讃えて舞う。赤いドレスとフラメンコ」
最後は夜の帝王から差し出されたドクロに何度もキスして、そのまま暗闇に消えていった。

代表作に『Down and Dirty』、『The Secret Sex Lives of Romeo and Juliet』などがあります。
七番手を担う。全体的に程よい肉付き。おっぱいはちょうどいい。顔のアップが多い。
「恋人の死を嘆き、火山の炎に身を投じた。資料映像のヘビと共演。明る雰囲気で登場」
最後は服をすぐに抜いて中途半端なフラダンスを披露し、笑顔のまま暗闇に消滅していった。

代表作に『The Girls on F Street』、『Mondo Keyhole』がある。
八番手を担う。腰のクビレはなし。おっぱいも微妙。やたらとおっぱいを揺らしている。
「初夜に夫を殺し、その骸骨と一緒に踊る。花嫁を連想させる白いドレスとヴェール」
最後は胸を小刻みに左右上下と揺らしながら、ガイコツにも至近距離で見せて消滅した。

代表作に『Down and Dirty』などがあります。
九番手を担う。ちょうど良い腰回り。離れおっぱい。微妙な踊りは夜の帝王も困惑するほど。
「ゾンビとして生き、死してなおゾンビであり続ける。踊り出すまで遅い。緑の衣装」
最後は一瞬で服を脱ぎ、両手を上げ下げしてお辞儀を繰り返し、後退りしてお辞儀で消滅。

代表作に『Mondo Keyhole』などがあります。
十番手を担う。細い腰回りで尻が小さい。おっぱいは二番目に大きい。全身を揺らします。
「羽飾りの為に命さえも捨てて殉じた。なんとも言えない派手な衣装で目立っている」
最後は腰を中心に左右へ揺らし、後半は胸を横に揺らし、後退りしながら扉の向こうへ消滅。
感想
[個人的な評価]
本作はハリウッドの伝説的な映画人、エド・ウッドの脚本を映像化した意欲作です。
この作品は“史上最低の映画”として映画ファンの中でカルト的な人気を博しています。
この作品を楽しめるようになれば、すでにそれは一般的な映画好きではない。
90分というちょうどいい尺の映画だが、その内容は拷問級の中身がない構成です。
夜の帝王と闇の女王が開催する宴に、上半身裸の女性たちが奇妙な踊りを繰り広げます。
主人公たちは何しに来たのか、忘れてしまうほど独特な世界が展開されていく。
中学生には刺激が強いかもしれないが、おっぱいを見慣れた人には退屈すぎるでしょう。
ただ、本作は1965年に公開されている事を考えれば、当時の女性のスタイルは現代でも充分に通じるほど美しいと分かります。
本作はエド・ウッドの脚本で進んでいくが、彼が監督もやったらどうなっていたのか。
代わりに監督を務めたA・C・スティーヴンだが、彼のインタビューが40分弱あります。
当時の映画事情や性の見せ物としての限界まで挑戦した貴重な話しが聞けます。
残念ながら全部を聞くほどヒマじゃないので、興味のある人は彼の話しを聞きましょう。
感想については多くの方々がツッコミを入れているので、もう必要ないと思います。
ただ、今回は真面目に本作を鑑賞して、登場したダンサーたちをじっくりと眺めました。
エロさはまったく感じませんが、数人を除いて彼女たちのスタイルの良さを再認識しました。
一応、A・C・スティーヴン監督はちゃんとダンサーたちを選んでいるのが分かります。
本作は鑑賞を終えて、ダンサーたちについて書いた時点である種の満足感を得ました。
伝説的なカルト映画を面と向かって真面目にレビューを書くのも悪くないです。
ただし、それはたくさんのゴミ映画やクソ映画を鑑賞して訓練を積んだおかげだと思います。
ですので、そのような映画に耐性のない人は、面白半分で鑑賞すると後悔します。
本作を鑑賞する際には、人生の90分をドブに捨てる覚悟で観る事を強くオススメします。
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