作品データ
公開年月 | 2020/12/03 |
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ジャンル | アクション/ファンタジー |
原作 | カプコン 『モンスターハンター』 |
監督 | ポール・W・S・アンダーソン |
脚本 | ポール・W・S・アンダーソン |
製作 | ジェレミー・ボルト、ポール・W・S・アンダーソン、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
アルテミス率いる特殊部隊の隊員たちは、突然消息を絶った仲間の探索に当たっている時、激しい砂嵐に見舞われた。
砂嵐が過ぎ去ると、そこは超巨大なモンスターが跋扈する未知の世界に変わり、アルテミスたちの兵器が通じずに逃げ回るしかなかった。
そんな中、アルテミスはこの世界でモンスターと戦うハンターと出会い、協力して立ち向かうとともに、元の世界へ戻る方法を探っていくのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作はカプコンから発売された同名ゲームを実写映画化した作品となります。
この作品はカプコンの『バイオハザード』を実写映画化したポール・W・S・アンダーソンが監督と脚本を務めています。
残念ながら、この大ヒットゲームについて一度もやった事がなく、なんとなくという感じでしか内容を知りません。
まず、ポール・W・S・アンダーソン監督はゲームを実写化した功績は大きいが、必ずしも面白い作品を作るとは言い切れません。
一作目の『バイオハザード』は良かったのですが、その後はグダグダな展開になってしまい、原作とはかけ離れたモノになりました。
本作についてもラストでは続編を感じさせる終わり方になっていて、今後はシリーズ化を狙っているような印象を持ちました。
異世界を舞台にしているので、どうしても説明が多くなって、目の前に現れたモンスターを倒すだけで精いっぱいとなっています。
物語として序章という位置づけになっていて、この一本だけでは完結できず、続編ありきな作り方になっていました。
主演のミラ・ジョヴォヴィッチはやっぱりアクション女優だと思わせるだけの説得力があり、まだまだ現役で頑張ってくれると期待させられます。
一方のトニー・ジャーは異世界の住人という事で言葉による意思疎通ができないが、それでもアクションの面では充分に活躍しました。
ただ、この二人がキャラクターが和解するまでのアクションが少し長く感じてしまい、この辺はやり過ぎな印象を持ちました。
更にロン・パールマンの演じるキャラクターが、異世界の住人なのに流暢な英語をしゃべるところも少しご都合主義な感じでした。
確かにゲーム自体はストーリー性よりも、ゲーム性を重視した内容なので、ドラマ性を生み出すのは大変だと思います。
一本の映画としては悪くないが、これをシリーズ化できるほどのポテンシャルがあるとは思えないし、作品を重ねるとスカスカな世界観しか見えてきません。
多分、これはゲームの実写じゃなくても、普通に怪獣のようなモンスターが登場する映画と言われても仕方ないです。
それぐらい、本作が大ヒットゲームの『モンスターハンター』を原作にしている意味合いが薄いように感じました。
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