【TUBEチューブ/死の脱出】RE-3644

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洋画

作品データ

公開年月 2021/05/26
ジャンル SF/アクション
原作 なし
監督 マチュー・テュリ
脚本 マチュー・テュリ
製作 ジュリアン・デリス、デヴィッド・ゴーキエ、ほか
製作国 フランス
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

暗く狭いチューブで目覚めたリサは、腕にカウントダウンを表示するブレスレットが取りつけられていたと知る。
状況が分からないままチューブ内を移動すると、別のチューブにたどり着き、そこはまた別の空間に繋がっていると判明する。
迷路のように入り組んだチューブにはトラップが仕掛けられており、リサは出口を求めてさまよっていくのだった。

登場人物&出演者

リザ(演:ガイア・ワイス)

代表作に『ザ・ヘラクレス』、『スクランブル』などがあります。

主人公。フランスからアメリカに渡った。目を離している間に娘が窓から出て、そのまま落ちて死亡している。

娘にどうしても会いたくて車に轢かれて死のうとしたが、結局はできずに避けてしまう。
車を運転していたアダムが止めて、近くのガソリンスタンドまで送っていくと聞いて乗った。
ラジオから二人を殺害した殺人鬼の特徴を聞いて、アダムだと分かって揉み合いになり気絶。
勝手に着替えをされて、左手首に光るブレスレットをされ、カウントダウンする数字を確認。
チューブを通って次の場所に行くと、様々なトラップを回避してアダムと再会を果たした。
アダムがトラップで火に焼かれ、彼がゾンビとして復活して追いかけられてなんとか逃げた。
娘の幻に遭遇して諦めようとするも考えを改め、脱出する為の道を行く為に別れを告げた。
最後はゴールにたどり着いて外に出され、娘の姿を借りた何者かに生きるよう言い渡された。

アダム(演:ペーテル・フランツェーン)

代表作に『旅人は夢を奏でる』、『ザ・ガンマン』などがあります。

道端に寝転がって自殺しようとしたリザを見かける。気になって車を引き返して事情を聞いた。

近くのガソリンスタンドまで送っていくと話し、一度断られるも声をかけられ彼女を乗せた。
夜間の警備員だと話して、人嫌いで父親と名乗る男に対して毒親だと認めてリザと話した。
ラジオから殺人鬼についての特徴を伝えられ、本人だとリザにバレて揉み合いになり捕まる。
リザより先にチューブの中を進んでいたが、仕切りのせいで進めず助けを呼ぶと彼女と再会。
トラップによって左腕を失い、焼き殺されるが、なぜかゾンビとして復活してリザを追った。
一度はリザを見失い止まっていたが、ブレスレットを拾う彼女を見かけて再びを追いかけた。
最後は逃げるリザを追い詰めたが、反撃されて捕まえられず、頭を足で潰されて死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『未体験ゾーンの映画たち2022』にて上映されています。
この作品は『イングロリアス・バスターズ』や『シャーロック・ホームズ/シャドウゲーム』で第2監督を務めたマチュー・テュリが監督と脚本を務めています。
大ヒットした『CUBE』に似た脱出系の映画となっているが、本作は主人公を含めて二人しか登場していません。
あとは幻という形で数年前の主人公や父親、娘も登場しているけど、物語の中で実在する人物はたった二人だけになります。
こういう作品では如何にして脱出していくのだが、始まる前にちゃんとルールのようなモノが判明して主人公の行動に鑑賞している側が共感していく。
しかし、本作はルールが曖昧で最後までよく分からず、なんとか脱出に向かう主人公だが、同じような展開で途中で飽きてしまう。
脱出を始めるところで主人公はずっと喚いて、それがずっと不快だったのに、ラストの方では普通に動いていました。
だったら最初から冷静に対処すればいいのに、そこは鑑賞する側の同情を集めようとした演出だろうという感じでしょう。
途中でもう一人の参加者がゾンビのような状態になるけど、これについても明確な説明がないまま退場する意味不明さでした。
多分、これは主人公を追い詰める事で鑑賞する側にハラハラ感を与えるつもりだっただろうけど、残念ながら説明不足なので逆効果に感じました。
主人公は死んだ娘に会いたくて自殺を考えているような状態なのに、最後の方では生き残るという当初の考えと違っていてキャラが崩壊していました。
ラストで主人公が別の惑星に拉致されているような描写だが、そこには明確な説明がなく、そのまま終わるという最悪のパターンを提示してくれました。
娯楽作品を作っているはずなのに、最終的に監督の自己満足を満たす作家性で終わったのは納得できるはずもない。
こういうタイプの作品で中途半端に娯楽性を出そうとして、ちゃんとしたラストを思いつかなかったので、フワッとした終わり方にするのは良くないと思います。

コメント

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