【マンタ】RE-3477

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洋画

作品データ

公開年月 1989/04/21
ジャンル SF/パニック
原作 なし
監督 メアリー・アン・フィッシャー
脚本 ハワード・R・コーエン、ダリル・ハネイ
製作 ロジャー・コーマン
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

2020年、地球の資源が枯渇して絶滅の危機に瀕していた中、人類は新たな土地として海底の調査を進めていた。
マーテル社が運営する海底基地「ネプチューン」では、新たな資源を調査する中、研究員のクレアは未知の生物を発見する。
未知の生物が巨大なマンタへ変異し、危険と判断した司令官により処分されそうになって逃げ出してしまうのだった。

登場人物&出演者

クレア(演:プリシラ・バーンズ)

代表作に『007/消されたライセンス』、『ゾンビパーク』などがあります。

主人公。ネプチューン基地で未知の細胞を研究していた。誤って手にかかって未知のビジョンを見ていた。

恋人のジャックと楽しく研究していたが、外に出た技術員が未知の生物になっていると知る。
未知の生物は宇宙からやって来た異星人だと知り、彼らが作った空間で仲間たちと再会した。
ドブラー司令官がクルーを殺害していると判明して、ジャックとともに逃げ出そうとした。
最後はジャックと小型潜水艇に乗り込んで、異星人が作った空間に避難をして助かった。

ジャック(演:ダリル・ハネイ)

代表作に『13日の金曜日PART7/新しい恐怖』、『誘惑のファッシネイション』などがあります。

ヒロイン。ネプチューン基地のクルー。クレアの恋人で基地の中で堂々とイチャイチャしている。

交代要員の小型潜水艇が機能停止させられると、対応に追われるドブラーに不満を漏らす。
基地内に未知の生物が逃げ出して探すが、倒れたフリをして会社の機密文書を読んでいた。
ドブラーによりクレアと窒息させる寸前になって、コンピュータ室に入って破壊して助かる。
最後はドブラーと戦って気絶させ、クレアと小型潜水艇に乗って異星人の空間で生還した。

バーバラ(演:メロディ・ライアン)

代表作に『シティ・オン・ファイア』、『A Christmas Romance 』などがあります。

ネプチューン基地で医療を担当している。小型潜水艇との通信でドブラーの指示に従って状況を見ていた。

技術員が外から戻ってくると、体組織が異常な状態になって調べようとドブラーに申し出る。
ドブラーに解剖を断られてしまうと、同じく反対の意思を持つクレアたちに賛同していた。
逃げた未知の生物を追っていて、死んだクルーを見つけて死因を調べようと一人残った。
最後はクルーの始末を会社に任されたドブラーによって、室内の酸素を抜かれて窒息死した。

ボビー(演:スティーヴン・デイヴィース)

代表作に『ボーイ・ワンダーの孤独』、『デスペラード/ながれ者』などがあります。

ネプチューン基地の技術員。友人の技術員と常に行動していて、基地のトラブルにすぐ対処していた。

地震により電気系統が停止して友人が修理に行く間、機能停止した小型潜水艇の調査へ行く。
小型潜水艇で異様な様子を感知するが、ドブラーの指示でそれ以上追求せず基地へ帰った。
帰ってくると、友人が死んでいると聞かされ、ブチ切れてしまいエンゲルに止められた。
最後は再び小型潜水艇の調査に行くが、マンタに遭遇して一度撃退するが、捕まってしまう。

エンゲル(演:グレゴリー・ソベック)

代表作に『Death House』などがあります。

ネプチューン基地の副司令官。交代要員の小型潜水艇が近づいてくると、連絡を取って状況を伝えていた。

小型潜水艇が何者かによって機能停止させられると、ドブラーに原因究明を任されていた。
技術員が死んだ事を知ったボビーがブチ切れると、彼を落ち着かせようと部屋から出した。
逃げた未知の生物を追っていたが、クレアが勝手に出てしまうと、彼女を探すも見当たらず。
最後は機能停止した小型潜水艇を探索しようとして、異星人に捕まって彼らに保護された。

ドブラー(演:ブラッドフォード・ディルマン)

代表作に『新・猿の惑星』、『ダーティハリー3』などがあります。

マーテル社が運営する海底にあるネプチューン基地の司令官。交代要員が来る予定で最終仕上げの為に動いていた。

交代要員の小型潜水艇が何かに機能停止させられ、技術員も謎の死を遂げて厳しくなる。
一方的な決定をクルーたちに押し付け、クレアが研究している未知の生物にも否定的な態度
実はマーテル社から未知の生物と、それを知ったクルーの処分という任務を与えられた。
最後は事実を知ったジャックと争って気絶すると、地震で沈む基地と運命を共にしてしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :1/5。

本作は製作されたのに劇場公開やビデオ化もされなかった残念な作品となります。
どんな映画であっても、日本では最低でもビデオ化されるも本作はNHK衛星の深夜枠で放映されたのみだという。
邦題とジャケットからモンスター映画と連想されるだろうが、内容はまったく違うという誤解を与えるモノでした。
バケモノの巨大なマンタが人間を襲うと思ったら、まったくの逆で彼らは異星人で地球人を助けようとする存在となる。
なので、最初はホラー的な要素を出そうとして、マンタが危険な生物という描写に時間を使っていました。
だが、特別な存在である主人公が異星人の組織に触れた事でテレパシーみたいなモノを感じ取って、友好的な存在と察知します。
そこで登場するのは海底調査する会社に雇われた基地の司令官で、当初はクルーの為に動いていたが、段々と化けの皮が剥がされる。
つまり、本作は一番つまらないパターンである人間が一番怖い存在というオチにこの作品のレベルが分かります。
いくら1989年の作品と言っても、映像の質が非常に悪く、低予算で作られているせいで肝心のアクション部分がカットされている。
ほとんどはナレーションなどの説明で補っていて、海底の描写は明らかなミニチュアでごまかすつもりが最初からありません。
アクション部分ではカメラを揺らすだけの簡単に演出できる地震と、暗闇で行う人間同士の戦いという盛り上がりに欠けるモノでした。
一見して『エイリアン』のような雰囲気があるけど、残念ながら予算が足りなかったのか、マンタの異星人は頭部が一瞬だけしか映らない。
当時は海底モノの映画が流行っていて、それに便乗しただろうが、金を取るようなレベルじゃないのは言うまでもないだろう。

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