作品データ
公開年月 | 2018/02/22 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | 都市伝説 『口裂け女』、『カシマさん』 |
監督 | 浅沼直也 |
脚本 | 西貴人、我妻正義 |
製作 | 張江肇、鈴木ワタル |
製作国 | 日本 |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
恋人として互いに未練を残しながらも、心のすれ違いから分かれる事を決めた稲村八重子と大森省吾。
二人は最後の別れになる時を過ごしていたが、同じ頃、八重子と省吾それぞれの新しい恋人が、口の裂けた女と下半身のない女に惨殺される事件が起きる。
口裂け女とカシマさんという二体のバケモノに追われる八重子と省吾は、夜の街を必死に逃げ回りながら、かつての絆を取り戻していくのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は都市伝説で知られる「口裂け女」と「カシマさん」が対決する作品となります。
この作品は2大怨霊VSシリーズとして第2弾となっています。
第1弾の『口裂け女VSメリーさん』はかすかに覚えていますが、ちゃんと対決していたと記憶しています。
そんな今回はカシマさんが登場しますが、どうやら超低予算映画という事でほとんど対決していませんでした。
メリーさんの場合は安い特殊メイクすれば、それなりに対決ができますが、カシマさんの場合は下半身がないので制限がかかってしまう。
その影響もあってカシマさんは思い出したかのようにしか登場せず、主人公の二人はほぼ口裂け女から逃げるような感じになります。
ストーリーなど最初から描くつもりはなく、オマケ程度で別れたカップルがメインとなって絆を取り戻すようなモノがあるぐらいでした。
それも中身がないので、基本的に口裂け女から逃げるマラソン映画になって、次にかくれんぼする感じになります。
途中で出てきたサイコパスな殺人鬼は単なる尺稼ぎで、別に登場する必要性がなく、街に人がいない設定を最後まで守って欲しかったです。
考えてみれば、古典的な遊びである「追いかけっこ」と「かくれんぼ」を組み合わせた内容とも言えなくはないだろう。
見つかって走って逃げて、落ち着いて隠れて、どうでもいい会話をするパターンが繰り返されるだけで面白さは皆無となります。
やはり、都市伝説を実写映画化すると、このようなコントみたいな展開になるパターンがほとんどなのはなぜだろうかと思ってしまいます。
ただ、本作で褒めるべき点は、高価なカメラを使っているせいか、超低予算映画のワリに映像の質は高いと思いました。
余計なフィルターを使った演出が最悪で、せっかくの高性能カメラを使っているのに、もったいないと感じました。
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