【戦慄怪奇ファイル/コワすぎ!最終章】VD-954

スポンサーリンク
▼メインジャンル

作品データ

公開年月 2015/04/11
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 白石晃士
脚本 白石晃士
製作 三上真弘、田坂公章
製作国 日本
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

異世界に呑み込まれた工藤と市川は、今もまだ行方不明となっていて、それと同時に突如新宿の上空に「巨人」が出現していた。
政府当局が調査した結果、危険性はないと判断され、現在はその異様な存在を無視して人々は普通の生活を送っていた。
一方、一人取り残されたカメラマンの田代は「巨人」の謎を解明し、工藤と市川を救い出すべく都内各所で発見される不気味な人形との関係を知るのだった。

登場人物&出演者

工藤仁(演:大迫茂生)

近年の出演作に『戦慄怪奇ワールド/コワすぎ!』、『先生!口裂け女です!』などがあります。

映像制作会社のディレクター。前回の調査で市川とともに異界へ飛ばされている。

田代のおかげで元の世界に戻ってきたが、体が市川になっても迫力は変わらずに発揮する。
ホラーみたいな世界になって映像が売れないと分かり、江野に元に戻す方法を聞き出す。
過去へ戻って両親に鬼神兵を作らないように頼み、成功するも巨人に邪魔されてしまう。
最後はみんなで異空の扉を破壊し、市川や田代たちをもう一度誘うつもりで会話していた。

市川実穂(演:久保山智夏)

代表作に『戦慄怪奇ファイル/コワすぎ!』シリーズ、『恋するけだもの』などがあります。

映像制作会社のアシスタント。前回の調査で工藤とともに異界へ飛ばされている。

田代が4つの試練を乗り越えた事で元の世界に戻ったが、体が工藤と入れ替わった戸惑う。
状況が分からないまま工藤の体が気に入らず、江野に元へ戻す方法を必死に頼んでいた。
過去へ戻って工藤が両親に鬼神兵を作らせない事が成功するが、巨人に邪魔されていた。
最後はみんなで力を合わせて異界の扉を破壊し、異空間で工藤や田代たちと談笑していた。

田代正嗣(演:白石晃士)

近年の出演作に『白石晃士の決して送ってこないで下さい』、『戦慄怪奇ワールド/コワすぎ!』などがあります。

映像制作会社のカメラマン。工藤と市川が異界へ飛ばされると、前作を完成させて多くの資金を手にした。

工藤と市川を元に戻す為、別の世界から来た江野に従って過酷な4つの試練に挑んでいく。
人形を奪い、パンツを食べて吐き、小指と親指を切り落とし、早苗を殺害して成功させた。
復活した工藤と市川との再会を喜びながらも、世界を元に戻す為にためらいもなく決断。
最後は江野との再会を約束され、世界が元に戻り始めると、異空間で工藤と市川と話した。

江野祥平(演:宇野祥平)

近年の出演作に『市子』、『正欲』などがあります。

別の世界から男。別の世界で「白石」という田代と同じ人間に世話となった事から、恩返しの為に来た。

田代が工藤と市川を戻したい気持ちを知っていて、4つの試練が必要として手伝っていく。
瞬間移動を使って試練を次々と田代に課して、クリアしていくと見事に2人を呼び戻した。
工藤が世界を元に戻せる方法を聞かれると、失敗の可能性を示しながら彼らに助言する。
最後は自らを砲弾となって異世界の扉に飛んでいき、見事に破壊して世界を元に戻した。

ホームレス(演:村木仁)

代表作に『ノロイ』、『アゲイン/28年目の甲子園』などがあります。

江野によって瞬間移動で飛んだ先にいたホームレス。人形を大事そうに二体を両脇に抱えた状態にある。

試練を達成する為に田代が人形をもらおうとしたが、金との交換じゃないと許可できない。
それでも工藤と市川を戻したい田代からお願いされるが、語気を強めて更に脅していた。
江野にカメラを手渡した田代が戻ってくると、今度は実力行使に出られて腕を極められた。
最後は二体の人形を取られてしまい、更に靴下だけだった田代に靴まで奪われてしまう。

上村早苗(演:清瀬やえこ)

代表作に『貞子VS伽椰子』、『騙し絵の牙』などがあります。

『戦慄怪奇ファイル/コワすぎ!FILE-02 震える幽霊』に登場した依頼人の一人で、ほとんど目立っていなかった。

田代が工藤や市川を助ける為に街へ調査に出ると、人形たちを前に何か祈りをしていた。
その正体はあっちの世界に片足を突っ込んだ状態で、宗教団体のリーダーになっていた。
田代が最後の試練としてターゲットにされるが、彼らのせいでそうなったと逆ギレする。
最後は覚悟を決めた田代によって顎下から頭を撃ち抜かれ、散った脳ミソを拾われた。

感想

[個人的な評価]

評価 :4/5。

本作は『戦慄怪奇ファイル/コワすぎ!』シリーズの最終作となります。
この作品は白石晃士が監督、脚本、撮影、出演などをしています。
ついにシリーズの完結となる作品ですが、1作目から想像もつかないような世界を巻き込んだ展開はあまりも凄まじい。
冒頭から中盤までカメラマン田代を演じる白石晃士監督が出演していて、これはこれで個人的に楽しかったです。
特にモキュメンタリー作品というのは演技力よりも、どれだけリアルに見せていく点では非常に上手かったと思います。
そこに白石晃士監督の常連でもある宇野祥平が、あの『殺人ワークショップ』の江野として登場しているのも嬉しい演出でした。
もちろん、あのカルト映画『オカルト』からの設定も引き継いでいて、白石晃士監督とのコンビが復活したのも楽しいです。
無茶振りすぎる試練に挑戦していく白石晃士監督の姿も、そこまでやるのかと思うほど楽しませてもらった。
小指と親指を切断するシーンは意外な演技力も見せてくれて、さすがに完結作として相応しいだけの展開でした。
終盤では工藤と市川の精神が入れ替わった演技についても面白く、この演出についても上手いと思いました。
間違いなく超低予算で作ってくる作品であるけど、アイデア一つでここまでのモノを作れる才能は素晴らしいです。
白石晃士監督はメジャーでも活躍しているが、やっぱり、このようなインディーズ作品の方がずっと合っています。
このままシリーズを終えるのはもったいが、どうやら続いているみたいだから、まだまだ楽しませてくれると期待しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました