【ジョン・ウィック:チャプター2】RE-2681

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アクション
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作品データ

公開年月 2017/02/10
ジャンル アクション
原作 なし
監督 チャド・スタエルスキ
脚本 デレク・コルスタッド
製作 ペイジル・イヴァニク、エリカ・リー
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

ロシアン・マフィア相手に壮絶な復讐劇を遂げた伝説の殺し屋ジョン・ウィックは、無事に愛車を取り戻して平穏な日々を取り戻そうとしていた。
そんな時、今度はイタリアン・マフィアのサンティーノから殺しの依頼が入るも、隠居生活を望むジョンは一蹴してしまう。
それによりジョンの家を爆破されてしまうと、復讐を恐れたサンティーノは懸賞金7億円をかけて、全世界の殺し屋に命を狙われる事になるのだった。

登場人物&出演者

ジョン・ウィック(演:キアヌ・リーヴス)

近年の出演作に『心のカルテ』、『マッドタウン』などがあります。

主人公。引退した伝説の殺し屋。奪われた車を取り戻す為にタラソフの自動車工場に乱入。

帰宅して車をオーレリオに修理を任せ、殺しの道具を埋めるもサンティーノに依頼される。
誓印のせいで仕事を断れず完了するも、今度はサンティーノに懸賞金をかけられて追われる。
昔助けたバワリーを頼ってサンティーノの居場所を突き止め、彼の部下たちを血祭りに。
最後はコンチネンタルに逃げたサンティーノを殺し、今度は世界中の殺し屋から狙われる。

シャロン(演:ランス・レディック)

代表作に『ジョナ・ヘックス』、『ザ・ゲスト』などがあります。

コンチネンタル・ホテル・ニューヨークのコンシェルジュ。ジョンとの早い再会に驚いた。

サンティーノの依頼を引き受けると、ジョンの飼っていた犬を個人的に預けてもらう。
逃げたサンティーノを追ってきたジョンが来ると、ラウンジで待っていると丁寧に教えた。
最後は面倒を見ていた犬を返し、ジョンをウィンストンが待っている公園まで連れて行った。

ウィンストン(演:イアン・マクシェーン)

近年の出演作に『ヘラクレス』、『カムバック!』などがあります。

「コンチネンタル・ホテル・ニューヨーク」のオーナー兼支配人。決められたルールを守る。

サンティーノの誓印を断って家を爆破されたジョンが相談するが、ルールは破れないと言う。
無事にジョンが依頼をこなした事で誓印を回収すると、サンティーノにお別れを告げた。
逃げてきたサンティーノが主席の権限でジョンを除名処分を要求するが、あっさり断った。
最後はジョンがルールを破って仕方なく追放するも、彼が抵抗すると分かり笑みを浮かべた。

バワリー・キング(演:ローレンス・フィッシュバーン)

近年の出演作に『パッセンジャー』、『バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生』などがあります。

地下犯罪情報組織の王。普段は屋上でハトを飼っていて、あらゆる情報を手に入れている。

過去にジョンが仕事で殺されるところで、首を切られるも生き延びて自由となった。
ジョンがサンティーノに追われている事を知っていて、700万ドルの懸賞首だと話していた。
サンティーノが主席になると縄張りが危険になり、ジョンが引き受ける事を承諾していた。
最後はジョンに7発入りの銃を手渡し、サンティーノの居場所まで部下に連れて行かせた。

オーレリオ(演:ジョン・レグイザモ)

近年の出演作に『エージェント・ウルトラ』、『アイヒマンの後継者/ミルグラム博士の恐るべき告発』などがあります。

自動車修理工場のオーナー。独自の情報網でジョンから依頼されて彼の自宅にやって来た。

破壊されたジョンの愛車を引き取って修理は可能と言うが、それは2030年までかかる。
最後は自動車修理工場で作業をしている時にジョンの追放を知って驚いた表情を浮かべた。

ジュリアス(演:フランコ・ネロ)

代表作に『続・荒野の用心棒』、『ナバロンの嵐』などがあります。

「コンチネンタル・ホテル・ローマ」のオーナー兼支配人。ジョンの旧友でルールに厳しい。

引退したはずのジョンがホテルまで来ると、自ら出迎えて警戒しながら事情を聞き出していた。
ジョンの仕事が法王の暗殺じゃないと知って安堵すると、一番いい部屋を彼に貸していた。
最後は争うジョンとカシアンがホテルに乱入し、争いは禁止と警告して2人をバーで酒を奢った。

アブラム・タラソフ(演:ピーター・ストーメア)

近年の出演作に『クラウン』、『トカレフ』などがあります。

ロシアン・マフィアのボス。ジョンに殺されたヴィゴの弟で、ヨセフの叔父である。

自分の車を取り戻そうとするジョンが迫っている事を知り、街から逃げ出そうとしていた。
ジョンがやって来ると車を奪おうとするが、部下たちが止めに入るもほとんどが殺された。
最後は部屋に来たジョンがグラスにウォッカを入れ、乾杯して立ち去るのを見ていた。

カシアン(演:コモン)

近年の出演作に『スーサイド・スクワッド』、『ジョン・コルトレーン:チェイシング・トレーン』などがあります。

ジアナのボディガードで暗殺者。ジョンの旧友で同じぐらいの腕前を持っている。

ジアナが主席連合の座に就く式典でジョンを見つけ、彼女が殺されると察知して銃撃戦となる。
ジョンに逃げられてジアナの様子を見るが、すでに死んでいた事から復讐の為に再び戦う。
「コンチネンタル・ホテル・ローマ」に入ってしまうと、ジュリアスに止められて停戦する。
最後は電車の中でジョンを追い詰めるが、ナイフを心臓部に突き刺されて笑いながら死亡した。

ジアナ・ダントニオ(演:クラウディア・ジェリーニ)

代表作に『パッション』、『赤いアモーレ』などがあります。

サンティーノの姉。イタリア系犯罪組織カモッラの女ボス。主席連合の一員。ジョンの旧友。

父親が死んで遺言でカモッラのボスとなって、主席連合の式典でその座に就く予定いある。
ジョンがやって来た事で殺されるのを知ると、弟の差し金だと理解して彼に忠告をした。
最後は自分流のやり方で両手の動脈を切ってジャグジーに入って大量出血で死亡した。

アレス(演:ルビー・ローズ)

代表作に『バイオハザード:ザ・ファイナル』、『トリプルX:再起動』などがあります。

サンティーノ・ダントニオのボディガード兼暗殺者。発話障害を持ち手話で会話をする。

ローマでのジョンの仕事を見守っていて、完了すると今度はサンティーノの命令で彼を殺す。
ジョンとカシアンがコンチネンタルで休戦しバーに行くと、そこにいて自分が殺すと宣言。
しかし、すんでの所で逃げられてしまうと、ニューヨークに帰って失敗した事を報告する。
最後はサンティーノを追ってきたジョンと対決するが、心臓部を刺されて死亡した。

サンティーノ・ダントニオ(演:リッカルド・スカマルチョ)

代表作に『輝ける青春』、『二ツ星の料理人』などがあります。

イタリア系犯罪組織カモッラの幹部。ジョンが引退する為に誓印を交わして協力した。

ジョンの自宅を訪れて仕事を依頼するも、キッパリ断られた事でバズーカで爆破される。
ウィンストンの進言で依頼を引き受けたジョンが完了すると、今度は彼を部下に殺させる。
ニューヨークに帰ってきたジョンの復讐を恐れ、700万ドルの懸賞金を彼の首にかけた。
最後はコンチネンタルに逃げ込んで難を凌ごうとするが、ジョンはルールを破って殺された。

感想

[個人的な評価]

評価 :3.5/5。

本作は大ヒットした一作目からの続編で、キアヌ・リーブスが復活した作品でもある。
キアヌ・リーブスと言えば、映像の革命と言われた『マトリックス』三部作が最も有名です。
ウォシャウスキー兄弟(現在は姉妹)による革新的な映像と、カンフーによるアクションを織り交ぜた作品は話題となりました。
その中でキアヌ・リーブスは体を張ったアクションで社会的なブームにもなりました。
その後、長らくキアヌ・リーブスはパッとしない状況が続き、ついに前作である『ジョン・ウィック』で再び大ブレイクしました。
キアヌ・リーブスは演技があまり上手くないとか、ずっと無表情だと言われるが、本作はまさに彼の為にあるような作品でした。
無表情である欠点を逆にキャラクターに投影させると、演技力よりもアクションをこなす演技を中心に置いたおかげでスピード感が出ている。
前作から伝説的な殺し屋と言われているが、動きの一つ一つにプロフェッショナルさを感じさせるが、何より銃を手にした時が段違いの説得力がある。
本作では何丁も銃を手にするが、その中でもソムリエから渡される数々の銃を手に取って確かめる姿はまさにプロフェッショナルだと言える。
もちろん、アクションの方も非常に素晴らしく、相手を倒すではなく、確実に殺す為の体術は見ていて惚れ惚れとする流れるような動きである。
銃の構え方も映画的なモノではなく、あくまで実用的な姿とキアヌ・リーブスの演技は見事にマッチしていました。
これまで多くのアクションスターが敵を倒してきたが、本作ほど殺しをした主人公はいないぐらい殺しまくっていました。
しかも、そこには重い後悔の念や悲しみをあまり見せず、淡々とこなしている作風は本作の持ち味であり最大の魅力だと言えるだろう。
ジョン・ウィックという人物は平和な日々を夢見ているが、結局は運命に逆らえず元の世界に戻ってしまう姿も印象的です。
いくら本人が望まなくても殺す才能と生きる為の術を知っているせいで、何人ものプロの殺し屋をあっさり葬るところも非常に興味深いです。
そして、ラストではルールを破った者をコンチネンタルから追放する決まりだが、それでも孤独に戦おうとする姿に確固たる決意が見えてました。
当然ながら決着をつける為にジョンは走り出すが、ここからが三作目になるだろう。
平穏を求めた結果、多くの人間を殺すだけではなく、ついにすべてを敵に回してしまうスケールは三作目に期待してしまう事でしょう。

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