【グレイマン】VD-752

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アクション

作品データ

公開年月 2022/07/15
ジャンル アクション/サスペンス
原作 マーク・グリーニー 『暗殺者グレイマン』
監督 アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
脚本 ジョー・ルッソ、クリストファー・マルクス、ほか
製作 クリス・カスタルディ、ジェフ・キルシェンバウム、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

CIAの秘密暗殺者シエラ・シックスはダイニング・カー暗殺を命じられるが、死ぬ間際に彼が仲間シエラ・フォーだと明かし、データチップを渡される。
シックスはCIAの裏切りを知って逃亡するが、本部長カーマイケルはロイド・ハンセンに指揮させ、スザンヌ・ブリューワーを補佐につけて賞金をかけられてしまう。
かつての上司も姪を人質に取られ協力できない中、シックスはCIAエージェントのダニ・ミランダとともに救出しようと奮闘するのだった。

登場人物&出演者

シエラ・シックス/コートランド・ジェントリー(演:ライアン・ゴズリング)

近年の出演作に『ファースト・マン』、『ブレードランナー2049』などがあります。

主人公。CIAの秘密暗殺者「シエラ・プログラム」の一人。カーマイケルからの指示でシエラ・フォーの暗殺を果たした。

渡されたデータチップからCIAの悪事を予測し、裏切ってマーガレットの助けを頼っていく。
ロイドに一度追い詰められるが、真実を確かめようとするダニに助けられて一緒に行動する。
クレアを助ける為にロイドたちのアジトを襲撃し、フィッツロイを失いながら目的を達成。
最後はスーザンの取引に応じるが、監禁される病院を抜け出してクレアを迎えて自由になる。

クレア・フィッツロイ(演:ジュリア・バターズ)

代表作に『13時間/ベンガジの秘密の兵士』、『デッド・オア・ラン』などがあります。

フィッツロイの姪。両親を早くに亡くして伯父のドナルドに面倒をみてもらう。心臓に疾患を持っている。

ペースメーカーを埋め込む手術を受けている事もあって、入退院を繰り返すほど弱っている。
伯父の仲間が住所をバラした事で危険になると、シックスが守ってくれて交流を持っていく。
ロイドの作戦であっさりと誘拐され、拷問を受けた伯父と再会し、シックスが助けに来た。
最後は伯父を亡くし監禁されるが、病院を脱出したシックスが迎えに来て自由になった。

ダニ・ミランダ(演:アナ・デ・アルマス)

近年の出演作に『底知れぬ愛の闇』、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』などがあります。

CIAエージェント。カーマイケルの指示でシエラ・フォーの暗殺に同行する。シックスの為に下準備をしていた。

シエラ・フォーの正体とデータチップの回収を知らず、カーマイケルの企みを感じ取った。
シックスがCIAを裏切ったと言われるが、ロイドに追い詰められた彼を助けて事情を知る。
フィッツロイの姪を助ける為にシックスとアジトを襲撃し、囮役としてかき乱していた。
最後はスーザンの計画に乗って黙るが、クレアを案じる言葉でカーマイケルを脅迫していた。

マーガレット・ケイヒル(演:アルフレ・ウッダード)

代表作に『3人のゴースト』、『アナベル/死霊館の人形』などがあります。

元CIAロンドン支局長。フィッツロイの友人でシックスを知っている。プラハにて隠居生活を送っている。

新たなCIA本部長となったカーマイケルにムリヤリ隠居させられ、平穏に一人暮らしていた。
実際は重い病にかかってしまい、余命が3ヶ月となっている状態で酸素吸入をしていた。
データチップをシックスからもらい、すぐに中身を確認してカーマイケルの悪事を知った。
最後はロイドの部隊が家に突入すると、シックスを逃してガス爆発を起こして爆死した。

ドナルド・フィッツロイ(演:ビリー・ボブ・ソーントン)

近年の出演作に『ロンドン・フィールズ』、『バッドサンタ2』などがあります。

元CIA本部長。父親殺しで服役していたシックスに目をつけ、精鋭部隊「シエラ・プログラム」にスカウトした張本人。

新たなCIA本部長になったカーマイケルによって隠居させられ、退屈な日々を送っていた。
CIAの悪事を記録したデータを持つシックスから連絡を受け、彼を脱出させる手はずを取る。
シックスを追う為にロイドが姪を人質に取られ、拷問と脅しでマーガレットの居場所を話す。
最後はシックスに助けられるも銃弾を受け、姪たちを逃がす為に手榴弾で自爆を果たした。

アヴィク・サン(演:ダヌーシュ)

代表作に『ラーンジャナー』、『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』などがあります。

タミル人の暗殺者。シックスにかかっている懸賞金が目当てで、彼が持っているデータチップを奪おうとする。

病院でクレアのペースメーカーを調べていたシックスたちを襲撃し、2対1でも圧倒していた。
データチップを奪って上手くシックスたちから逃げると、ロイドに渡して事情を知った。
クレアを殺害しようとするロイドたちの正気を疑い、アジトを爆破されるも助かっていた。
最後はダニと対決してギリギリで戦うが、データチップを渡して報酬を得ずに立ち去る。

スーザン・ブリューワー(演:ジェシカ・ヘンウィック)

近年の出演作に『マトリックス/レザレクションズ』、『ラブ&モンスターズ』などがあります。

CIAエージェントでカーマイケルの部下。カーマイケルやロイドと同期で、数々のテロや暗殺に関わっていた。

逃亡するシックスを追い詰めるべく、カーマイケルがロイドを雇う事にずっと反対していた。
ロイドが暴走してプラハの街を破壊と殺戮で派手にやって、ずっと彼の行動を非難する。
アジトに向けてダニがロケットランチャーを撃たれ、その寸前に気づいて無傷で逃げていた。
最後はロイドを殺害して罪をすべて擦り付けて無罪放免になるが、シックスに逃げられた。

デニー・カーマイケル(演:レゲ=ジャン・ペイジ)

代表作に『ROOTS/ルーツ』、『残された楽園:オカバンゴ・デルタを生きる』などがあります。

CIAの本部長。ハーバード大卒でわずか8年で本部長に上り詰めている。フィッツロイとマーガレットを隠居させている。

シエラ・フォーを使って世界各地でテロや暗殺をさせ、シックスに口封じとして殺させる。
情報が入ったデータチップをシックスに持ち去られ、ロイドを雇って抹殺しようと仕掛ける。
シックスと行動していたダニを疑ったが、結局は逃げられて、一緒に抹殺の目標にさせる。
最後はデータチップを破壊し無罪放免となるが、捕まえていたシックスに逃げられてしまう。

ロイド・ハンセン(演:クリス・エヴァンス)

近年の出演作に『ドント・ルック・アップ』、『フリー・ガイ』などがあります。

CIAに雇われる民間の暗殺者。カーマイケルやスーザンとは同期で、CIAを5ヶ月ほどでクビになっている。

シックスに逃げられた事からカーマイケルに雇われると、すぐにクレアを人質にしていた。
次にフィッツロイを捕まえ、クレアに拷問すると脅してマーガレットの居場所を吐かせた。
シックスに翻弄されてデータチップを手に入れるも、逆にアジトを襲撃され対応に追われる。
最後はシックスとタイマン勝負するが、スーザンに射殺され、すべての罪を被せられていた。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はマーク・グリーニーの小説『暗殺者グレイマン』を実写映画化した作品となります。
この作品はNetflixで史上最高額で配信権利を獲得しています。
近年ではNetflixのように劇場公開する作品の権利を買い取るパターンが多くなっていて、その規模は動画配信サービスとは言えないぐらい派手です。
本作についても出演者たちも主役級を揃えていて、内容としてもアクション映画らしく派手なシーンがかなり多くなっています。
さすがに小説が原作という事もあって、設定はしっかりしていて、主人公のキャラクターについても非常に分かりやすいです。
刑務所での服役の代わりにCIAの暗殺者として活躍する人生を送る主人公だが、そこには個人の考えがあまりない。
しかしながら、主人公は個人的な考え方をちゃんと反映していて、それが本作の追われるような状態になってしまう。
一見して感情を持たない主人公で、演じているライアン・ゴズリングの上手さが説得力を持たせるが、その中で実は情を持っていると分かります。
主人公は子供時代に鍛錬という名の虐待を受けていたせいで、暗殺者になってから痛みへの耐性がなかなかで顔に出さないところが印象的です。
本作の監督がアンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソの兄弟が務めているので、テンポよく進んでいくし、途中で回想が入ってもスムーズに展開しています。
大抵の場合、回想を入れるとテンポが悪くなるが、さすがルッソ兄弟の上手さが分かるほど邪魔になっていません。
それに「キャプテン・アメリカ」のイメージが強いクリス・エヴァンスの悪役ぶりも、本人が楽しんでいるような気がしてならない。
ガチガチの正義の味方をずっとやっていたので、クリス・エヴァンスにとっての悪役はノビノビとできたと思います。
ただ、本作はインパクトに欠けるところがあって、何を見せたいのか今ひとつ伝わってこなかったです。
確かに派手なアクションがあっていいのですが、すべてが同じようなレベルに合わせているせいで緩急があまり付けられていない気がしました。
それでも、Netflixの作品として考えれば悪くないので、楽しめる事ができたと思います。

コメント

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