【ひきこさんVS貞子】VD-280

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作品データ

公開年月 2015/08/05
ジャンル ホラー
原作 都市伝説 『ひきこさん』
監督 永岡久明
脚本 永岡久明
製作 古浜圭太郎、丸山恵子、ほか
製作国 日本
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

高校二年生の夏目栞は理沙を中心にした生徒たちに毎日凄惨なイジメを受け、家に帰っても良心から虐待を受けていた。
ある日、クラスメイトの渚も栞と親しくしている事からイジメの対象となってしまい、理沙たちのイジメも際限なくエスカレートしていく。
一方、イジメに関わる都市伝説の「ひきこさん」の噂があり、もう一方で理沙はテレビ番組の実験で禁断の能力に目覚めていくのだった。

登場人物&出演者

夏目栞(演:高山璃子)

代表作に『女子カメラ』、『ボクはボク、クジラはクジラ、泳いでいる。』などがあります。

主人公。学校では理沙たちからイジメを受け、家では両親から虐待を受ける日々を送る。

なぜか毎日学校へ登校してイジメられるが、性的なイジメをキッカケに渚と親友になる。
催眠術で理沙が貞子に憑依されると、その恨みから操られた男子生徒たちにレイプされる。
自宅に「ひきこさん」がやって来ると両親を殺害され、親友の渚も連れ去られてしまう。
最後は理沙の協力で「ひきこさん」の世界に行って渚と合流するも、帰れず取り残された。

五十嵐渚(演:五十嵐夏実)

「アンカーレディ」というグループでアイドルとして活躍し、本作が長編映画デビュー作となります。

イジメを受けていた栞を見て見ぬフリをしていた。イジメに加担しないが何もできずに見ているだけ。

栞が性的なイジメを受け始めると、見ていられず助けに入った事で自身もイジメを受ける。
一度のイジメを受けただけで気弱になり、「ひきこさん」に理沙たちを止めるように願う。
「ひきこさん」が生徒たちを次々と殺害していき、自身も彼女の異世界へ連れ去られる。
最後は助けに来た栞たちと合流するが、結局は自分たちの世界に帰れず取り残された。

草野理沙(演:呉地佑菜)

本作が長編映画デビュー作となります。

イジメっ子グループのリーダー格。金魚の糞たちを解き放って事あるごとに栞をイジメる。

栞を助けた渚もイジメのターゲットにし、休み時間になると気晴らしにイジメをしていた。
テレビで見た催眠術に興味を持つと、宝来先生から催眠術を受けると貞子に憑依される。
完全に貞子によって体を乗っ取られ、仲間を増やされて「ひきこさん」を倒そうとする。
最後は「ひきこさん」の世界で元に戻ったが、自分の世界へ帰れず栞たちと取り残された。

宝来先生(演:小國彰裕)

代表作に『ミッシング66』、『るろうに剣心/伝説の最期』などがあります。

テレビ番組にも出演している有名な催眠術師。オカマみたいな助手を連れている。

理沙の友人の病院に勤めていて、催眠術に興味がある彼女に早速と催眠術をかけていく。
その過程で大正時代の有名な超能力者・高村貞子が憑依した事を知りながらも何も言わず。
徐々に浸食される理沙を捕まえると、貞子になっていく彼女を研究しようとしていた。
最後は研究を拒否して出て行った理沙を見てて、何もせずのそのままフェードアウトした。

長瀬郁子(演:竹内恋)

代表作に『真ひきこさん』、『デッド・ウォーター』などがあります。

大正時代に生存していた霊能力者。同時期に活躍した御伽美千鶴子、高村貞子と世間で超能力ブームを巻き起こした。

催眠術で貞子が憑依された理沙が友人に憑依させ、黄泉の世界から現世へ戻ってきた。
自分たちを死に追いやった愚民たちに復讐するべく、貞子に従って高校の生徒を殺戮する。
最後は学校に現れたひきこさんにまったく太刀打ちできず、あっさりと倒されてしまう。

御伽美千鶴子(演:神崎朱里)

本作が長編映画デビュー作となります。

大正時代に生存していた霊能力者。同時期に活躍した長瀬郁子、高村貞子と世間で超能力ブームを巻き起こした。

催眠術で貞子が憑依された理沙が友人に憑依させ、黄泉の世界から現世へ戻ってきた。
自分たちを死に追いやった愚民たちに復讐するべく、人間たちを殺戮しようと繰り出した。
郁子がひきこさんによって倒され、復讐を邪魔する悪霊として貞子と退治しようとする。
最後は栞たちが襲われる時に念力で動きを止めるが、腹部に一撃を食らって倒されていた。

高村貞子(演:深月ユリア)

代表作に『カタナーマン』、『ジャンパー』などがあります。

大正時代に生存していた霊能力者。同時期に活躍した長瀬郁子、御伽美千鶴子と世間で超能力ブームを巻き起こした。

宝来による催眠術で理沙の体に憑依をして、超能力を使った彼女の肉体を完全に支配した。
友人たちに郁子と千鶴子を黄泉の世界から呼び出し、愚民たちへの復讐を始めていく。
ひきこさんによって郁子と千鶴子が倒されると、連れ去られた渚を助けたい栞に協力する。
最後は超能力で一度はひきこさんを倒すが、復活されて逆に倒され、理沙に戻ってしまう。

ひきこさん(演:三宅綾子)

代表作に『ひきこさんVS口裂け女』、『ひきこさんVSこっくりさん』などがあります。

ネットで都市伝説となっている危険な悪霊。イジメを受けている人間の願いを聞いて無差別に殺人をする。

イジメを受けていた渚がネットの都市伝説から願いを聞いて、召喚されて無差別を始める。
理沙をターゲットに高校へ乗り込むと、郁子に邪魔された事で始末してて死体を横取り。
栞の両親を始末して渚まで連れて行こうとして、千鶴子の邪魔を振り払って倒してしまう。
最後は自分の世界で貞子に倒されそうになるが逆転し、みんなをコレクションしていた。

感想

[個人的な評価]

評価 :1/5。

本作は都市伝説として知られる「ひきこさん」のシリーズとして4作目となります。
残念ながら「ひきこさん」は本作で初めて知りましたが、本シリーズ以外にも実写映画化されているようです。
この「ひきこさん」は貞子の他に、口裂け女、こっくりさんなどとも対決しているようです。
本作は分かりやすいぐらいの低予算ホラー映画であり、登場する貞子は『リング』のキャラクターとは別物となります。
登場する貞子は超能力者であった高橋貞子がモデルであり、他の御船千鶴子と長尾郁子も怨霊として復活しています。
同じ時期に活躍した超能力者でありながら、未練を残して死んだ共通の感情として一緒に恨みを晴らそうとする。
それに対して、単体である「ひきこさん」はかなり強力な妖怪と化し、いじめっ子やいじめられっ子関係なく引きずり回していく。
最後には自分の居所である異次元の世界に連れて行って、コレクションするというよく分からない感じになります。
主人公は学校でも家でもイジメと虐待を受ける最悪の環境ながら、なぜか毎日のように学校へ行くし、家でも煮物が作れるほどの余裕がある。
設定としては凄惨な生活を送っているはずだが、所詮は演技が素人に毛が生えた程度だから役作りもほとんど出来ていません。
そんなイジメを受ける主人公を助ける友人も、一度のイジメだけで「ひきこさん」を呼び出すというチキンぶりを発揮していきます。
更にイジメをしていたリーダー格は有名な催眠術師の催眠術を受けて、怨霊となった貞子に憑依されるという超展開を見せていきます。
「ひきこさん」が登場する為の土台はあるけど、「貞子」が登場するにはかなりムリのある展開だったと思います。
しかも、ジャケットでは『リング』の山村貞子を彷彿とさせるが、実際は高橋貞子という別の人だし、単体じゃなくて三人組という点でも詐欺でした。
結局は憑依した怨霊三人組は念力を使うが弱くて、ひきこさんは怪力でねじ伏せて異次元に連れて行く荒技で勝利しました。
どっちが勝っても別に構わないが、低予算なので盛り上がりに欠け、ラストは良く分からない終わり方でお茶を濁したように感じてしまった。

コメント

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