作品データ
あらすじ
ローリーが仕掛けたバーニングトラップによって、ついに40年に渡るマイケル・マイヤーズとの因縁に終止符が打たれたと思われた。
マイケル・マイヤーズとの死闘で深手を負ったローリーの為、娘のカレンと孫娘のアリソンに付き添われて病院へ運ばれていた。
しかし、死んだと思われたマイケル・マイヤーズは業火の中から何事もなかったように出てくると、再び残忍が殺戮が開始されるのだった。
登場人物&出演者
・ローリー・ストロード(演:ジェイミー・リー・カーティス)
近年の出演作に『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』、『ハロウィン/2018年版』などがあります。
主人公。長年に渡ってマイケル・マイヤーズの殺害する罠を発動させ、娘たちの協力で見事に成功させた。
消防士たちの消火活動が始まると止めようとするが、腹部の重傷から病院で緊急手術をする。
マイケル・マイヤーズを倒した娘に話すが、生きていると知ってムリをして相討ちを宣言。
暴徒化した市民たちを止められず、傷口が開いたせいで病室に戻ってホーキンスと会話する。
最後はマイケル・マイヤーズの呪いについてホーキンスに話し、自分が倒すと宣言をした。
・カレン・ネルソン(演:ジュディ・グリア)
近年の出演作に『フランクおじさん』、『ファイティング・with・ファイア』などがあります。
ローリーの娘。マイケル・マイヤーズに夫を殺害され、母親の罠を手伝って地下室に閉じ込めて罠を成功させた。
消防士たちの消火活動を止めようとする大声を出すも意味がなく、そのまま病院い到着した。
マイケル・マイヤーズが生きていると知り、母親に言えず、暴徒化する市民に不信感を持つ。
別人を追い込むドイルたちを止めようとするも失敗し、彼らを責めて娘を探しに出ていく。
最後はマイケル・マイヤーズをドイルたちの前に誘い出すが、窓から外を見ると殺された。
・アリソン・ネルソン(演:アンディ・マティチャック)
代表作に『ハロウィン/2018年版』、『レプリケート/襲撃』などがあります。
ローリーの孫娘でカレンの娘。マイケル・マイヤーズを地下室に閉じ込めて焼き殺す罠を成功させていた。
腹を刺されたローリーを病院に連れていくが、消防士たちの姿を見て叫びながら止めた。
マイケル・マイヤーズが生きていたと知り、父親の敵を取る為に母親の警告を無視して出る。
キャメロンたちと行動していると、ロニーが生家に戻ると推測を立てて車の中で待機する。
最後はキャメロンたちが殺され追い詰められるが、母親の登場で助かって治療を受けた。
・フランク・ホーキンス保安官(演:ウィル・パットン)
近年の出演作に『フォーエバー・パージ』、『スウィート・シング』などがあります。
サルテイン医師に喉を刺され倒れていた。キャメロンに見つけられると重傷を負った状態でも生きていた。
助けを呼んでいたキャメロンに対して、苦しみながらもマイケル・マイヤーズの存在を話す。
病院に運ばれて緊急手術を受けて一命を取り留め、ローリーと同部屋になって昔を思い出す。
過去にマイケル・マイヤーズの殺害を止めてしまい、自分のせいだとローリーに謝罪する。
最後はローリーがハドンフィールドの市民について語り、それを横で黙って聞いていた。
・キャメロン・イーラム(演:ディラン・アーノルド)
代表作に『ハロウィン/2018年版』、『アフター』などがあります。
ロニーの息子でアリソンの恋人。アリソンと揉めたせいで一人帰ると、倒れたホーキンズ保安官を見つけた。
すぐに助けを呼んでホーキンズ保安官が病院に運ばれ、アリソンと合流して事情を聞いた。
マイケル・マイヤーズの復活で倒しに行く父親に付いてき、必ず決着をつけると覚悟をする。
父親の推測からマイケル・マイヤーズが生家に戻ると分かり、すぐに向かって待機していた。
最後は父親の死を知り、マイケル・マイヤーズに襲われ、アリソンの前で呆気なく殺された。
・ロニー・イーラム(演:ロバート・ロングストリート)
代表作に『テイク・シェルター』、『ドクター・スリープ』などがあります。
ハドンフィールドの市民。40年前に逃げ出したマイケル・マイヤーズに遭遇するが、なぜか殺されずに済んだ。
40年後のハロウィンでドイルたちとバーで語り合い、ローリーの勇姿に対して敬意を払った。
マイケル・マイヤーズが生きていると分かって、不法所持する銃で武装させて殺害を誓う。
息子のキャメロンとアリソンが合流すると、マイケル・マイヤーズが生家に戻ると判明する。
最後は生家を調べる為に一人で入るが、マイケル・マイヤーズにあっさりと殺害された。
・リンジー・ウォレス(演:カイル・リチャーズ)
代表作に『ザ・カー』、『ハロウィン』シリーズなどがあります。
40年前にマイヤーズ家の隣人で、ベビーシッターが殺害されるもなんとか生き延びていた。
ハドンフィールドのバーでハロウィンのイベントが行われ、ロニーと昔ばなしをしていた。
テレビからマイケル・マイヤーズの復活を知ると、焦りながらも討伐に出たドイルに従った。
マリオンたちと車で偵察し、子供たちに危険を知らせると、マイケル・マイヤーズに遭遇。
最後はマリオンたちが殺害される中でなんとか逃げ出し、ロニーたちに怯えながら伝えた。
・トミー・ドイル(演:アンソニー・マイケル・ホール)
代表作に『シザーハンズ』、『ダークナイト』などがあります。
40年前にマイケル・マイヤーズに襲われるも生き残った。ハロウィンのバーで昔話をして恐ろしい体験を説明した。
マイケル・マイヤーズが生きているとテレビで報道され、市民たちに焚きつけて先導をする。
集団の力でマイケル・マイヤーズを倒そうと躍起になるが、ローリーから警告を受けていた。
脱走した服役囚がマイケル・マイヤーズだと勘違いし、先導して自殺させると間違いを知る。
最後はカレンと結託してマイケル・マイヤーズを追い詰めるが、結局はあっさりと殺された。
・マイケル・マイヤーズ/ブギーマン(演:ニック・キャッスル)
代表作に『ダーク・スター』、『ハロウィン』などがあります。
ハドンフィールドのシリアルキラー。ハロウィンマスクと作業着を来て、あらゆる物を凶器にして邪魔者を殺害する。
ローリーたちの罠で地下室に閉じこめられ、炎をつけられるも消防士たちの消火活動で脱出。
生家を目指して神出鬼没に登場して、道中で邪魔する人間を生理現象のように排除していく。
ついに生家へたどり着くとアリソンたちの邪魔され、ロニーとキャメロン親子を始末する。
最後は市民たちに暴行されるも返り討ちにして、家にいたカレンを殺害して窓から外を見る。
感想
[個人的な評価]
本作は『ハロウィン』シリーズにおける第12作目となります。
この作品は2018年に正統な続編となった『ハロウィン』の続編となります。
前作からすぐに物語が始まっていくので、立ち位置として前後編の後編という感じになる。
ローリーたちがマイケル・マイヤーズを封じ込め、家ごと彼を焼き殺そうとするも消防士たちの余計な消火活動で失敗する。
なぜか地下室にあった避難する場所からマイケル・マイヤーズが出てきて、消防士たちを血祭りに上げてから立ち去るという怪物ぶりを見せてくれます。
あれだけダメージを与えられても息一つも切らせず、十数人の消防士たちを惨殺するシーンが本作でも最も盛り上がるところでした。
シリーズとして神出鬼没なマイケル・マイヤーズがターゲットを一人ずつ始末し、最終的に血縁者を血祭りに上げるパターンとなります。
しかも、本作はそのパターンから脱却しようと、ハドンフィールドの市民を巻き込んだ集団心理をメインにしてしまいました。
そうなってくると、シリーズの主人公であるローリーだけじゃなく、マイケル・マイヤーズの恐ろしさも軽減してしまった。
相変わらず警察は無能の極みであるが、暴走する市民たちの知能が猿レベルまで落ち込んでしまう頭の悪さはもはやギャグの域に達しました。
前作では単純にローリーとマイケル・マイヤーズの対決を終着点に置いたが、本作は市民たちの暴徒化というシリーズとはかけ離れた展開になってしまった。
まず、そのような集団心理を『ハロウィン』シリーズに求めていないし、第三者が首を突っ込んで殺されても仕方ありません。
それに1978年の生き残りがマイケル・マイヤーズを倒そうと結束しますが、あくまで第1作目が大好きなファンの為であって、それ以外にはどうでもいいのです。
その扱いも登場させるけどストーリーには必然性がなく、そのせいで殺害される為だけに再登場させるのも残念としか言えない。
結局、本作は第3作目の繋ぎ以上の役割がなく、シリーズのセオリーを無視した集団を一掃したマイケル・マイヤーズの怒りすら感じさせられました。
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