作品データ
あらすじ
アベンジャーズの一員としてサノスを倒し世界を救ったものの、ガモーラを失ったショックから立ち直れないピーター・クイルとガーディアンズの仲間たち。
そんな彼らの前に、銀河を完璧な世界に作り替えようとする、恐るべき狂気の科学者が立ちはだかりロケットに命の危機が迫る。
家族を超えた絆で結ばれた大切な仲間の命を救うカギは、ロケットの知られず過去に隠されており、ガーディアンズたちのラストバトルが始まるのだった。
登場人物&出演者
【ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー】
・ピーター・クイル/スター・ロード(演:クリス・プラット)
近年の出演作に『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』、『ソー:ラブ&サンダー』などがあります。
天界人であるエゴと地球人の間に生まれた。チームのリーダー。ガモーラを失った事で酒浸りとなっていた。
ウォーロックの襲撃でロケットが瀕死状態となり、自分のせいだとして立ち上がっていった。
ガモーラと再会して思い出を話すも反発され、徐々に別人だと認識しながら手がかりを探す。
ロケットの命を助けたが、ハイ・エボリューショナリーに囚われた実験体たちを助け出す。
最後は勝利してロケットにリーダーの座を譲ると、地球へ戻って祖父と再会を果たした。
・ロケット・ラクーン(声:ブラッドリー・クーパー)
近年の出演作に『ソー:ラブ&サンダー』、『ナイトメア・アリー』などがあります。
元賞金稼ぎ兼傭兵。人の言葉を話せるアライグマ。その正体はハイ・エボリューショナリーの実験体だと判明する。
アイーシャの指示でノーウェアを襲撃したウォーロックによって、致命的な重傷を負った。
過去に同じく実験体だった友達と過ごし、ハイ・エボリューショナリー以上の発想を見せる。
ピーターたちの活躍で復活を果たすと、ハイ・エボリューショナリーを倒す為に立ち上がる。
最後はハイ・エボリューショナリーを殺さず、新生ガーディアンズのリーダーとなった。
・グルート(声:ヴィン・ディーゼル)
近年の出演作に『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』、『ソー:ラブ&サンダー』などがあります。
ロケットの相棒兼親友。樹木型ヒューマノイド。「オレはグルート」しか話せないが、メンバーと会話が成立する。
大人として成長して落ち着きのある雰囲気となり、ウォーロックを迎撃するも体を失った。
急激な再生で体を取り戻すと、ピーターたちとロケットを助ける為にカギを探す事になった。
ハイ・エボリューショナリーと対峙した時はピーターをサポートし、複数の銃で敵を倒した。
最後はガモーラと意思疎通ができて、新生ガーディアンズでは体が巨大化した姿となった。
・ドラックス・ザ・デストロイヤー(演:デイヴ・バウティスタ)
近年の出演作に『ノック/終末の訪問者』、『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』などがあります。
サノスに妻子を殺された怪力の戦士。冗談が通じないところがある。マンティスとは常に行動を共にしている。
普段から余計な事をマンティスとやっているせいで、見過ごせないネビュラに怒られている。
ウォーロックの襲撃で止めようとするも倒されてしまい、ロケットを助ける為に協力する。
カウンター・アースで余計な事をしてハイ・エボリューショナリーの宇宙船に乗ってしまう。
最後は造られた子供たちと意思疎通し、勝利するとノーウェアに残ってネビュラを手伝う。
・マンティス(演:ポム・クレメンティエフ)
近年の出演作に『ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE』、『ソー:ラブ&サンダー』などがあります。
触れた人の心を読んだり操る共感能力を持つ。クイルと同じくエゴを父親に持つ異母妹。ドラックスと行動する。
ドラックスといつもバカな事をしていて、何度もネビュラに怒られるも的外れな反論をする。
ロケットがウォーロックによって瀕死状態となり、彼を助ける為にみんなと一緒に向かう。
ハイ・エボリューショナリーの宇宙船に入り、凶暴な怪物を手懐けてネビュラに逆ギレした。
最後はハイ・エボリューショナリーを倒し、自分探しをする為にチームから脱退して旅立つ。
・ネビュラ(演:カレン・ギラン)
近年の出演作に『ソー:ラブ&サンダー』、『ザ・バブル』などがあります。
義父サノスによって改造された殺し屋として育った。サノスが倒れた事でガーディアンズのメンバーとなる。
酒浸りとなったピーターの代わりにリーダーとして動くが、あくまで代役として考えている。
ウォーロックの襲撃でロケットが瀕死状態となり、彼を助ける為にピーターたちと同行する。
姉と連絡を取って協力していくが、ドラックスやマンティスに振り回されてブチ切れていた。
最後はみんなで協力してハイ・エボリューショナリーを倒し、ノーウェアの運営をしていく。
・クラグリン・オブフォンテリ(演:ショーン・ガン)
近年の出演作に『ソー:ラブ&サンダー』、『ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結』などがあります。
元「ラヴェンジャーズ」のメンバー。死亡したヨンドゥの武器「ヤカの矢」を受け継ぐも未だに上手く使えず。
そのせいでコスモから小バカにされてしまい、つい「悪い犬」と発言して根に持たれていた。
ウォーロックがロケットを瀕死状態にして、ピーターの指示でノーウェアを守る為に残る。
ハイ・エボリューショナリーの宇宙船をノーウェアで攻撃し、侵入した敵をヤカの矢で倒す。
最後はコスモへの発言を撤回して和解して、ロケットが率いるガーディアンズとなった。
・コスモ(声:マリア・バカローヴァ)
代表作に『ザ・バブル』、『BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ』などがあります。
ソ連によって宇宙へ送られたメスの犬。知性を持ち機械の首輪で会話が可能。サイコキネシスの超能力を使う。
クラグリンから「悪い犬」と言われた事をずっと根に持っていて、取り消すように主張する。
ウォーロックの襲撃でロケットが瀕死状態となると、ピーターの指示でノーウェアに残った。
ハイ・エボリューショナリーの宇宙船を攻撃する為に出動し、超能力でサポートしていた。
最後はチームが勝利して解決すると、ロケットの新生ガーディアンズのメンバーとなった。
・ガモーラ(演:ゾーイ・サルダナ)
近年の出演作に『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』、『アムステルダム』などがあります。
サノスの義理の娘でネビュラの義姉。ピーターたちが知るガモーラではなく、別世界から来ている存在である。
現在は「ラヴェンジャーズ」に加入していて、妹からの協力を求められて金の為に手伝う。
しつこくピーターに過去の事を言われるが、別人だと何度も言い聞かせてブチ切れてしまう。
ガーディアンズの仲間思いは理解できなかったが、ロケットを助けた事で徐々に理解する。
最後は妹を助ける為にガーディアンズとの協力で理解し、ラヴェンジャーズへ戻っていった。
【オルゴコープと関係者】
・アダム・ウォーロック(演:ウィル・ポールター)
近年の出演作に『ミッドサマー』、『ザ・リトル・ストレンジャー』などがあります。
ソヴリン人の女王アイーシャが新たに開発したバース・ポッドで誕生している。母親の言う事に従っている。
宇宙空間を飛ぶ事が可能でノーウェアへ行くと、ロケットを瀕死状態にするも倒されていた。
ハイ・エボリューショナリーに失敗した事を責められ、母親とカウンター・アースに向かう。
カウンター・アースの破壊で母親を失い、ガモーラに助けられるも怒りのままに行動する。
最後はグルートに助けられた事で改心して、新生ガーディアンズのメンバーとして加わった。
・アイーシャ(演:エリザベス・デビッキ)
近年の出演作に『TENET/テネット』、『ザ・バーント・オレンジ・ヘレシー』などがあります。
ソヴリン人の女王。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」にバッテリーを盗まれた恨みを持っている。
その正体はハイ・エボリューショナリーによって創造された種族で彼に支配されている状態。
結果を出す為にウォーロックをノーウェアに行かせるが、返り討ちに遭って心配していた。
ガモーラが帰る為の連絡を仲間の通信機から知って、二人でカウンター・アースに向かった。
最後はハイ・エボリューショナリーがカウンター・アースを破壊する際に巻き込まれて死亡。
・ハイ・エボリューショナリー(演:チュクウディ・イウジ)
代表作に『エグザム』、『ダニエル』などがあります。
科学者。下等動物を進化させて理想的な争いのない世界を創ろうとしている。あらゆる実験体を創り出している。
ロケットが想像以上の出来で進化させるポッドの欠点を指摘され、彼の脳ミソに興味を持つ。
実験の為にロケットの友達を殺害し、顔をズタズタにされるも復活して進化に取り憑かれる。
アイーシャたちを利用するも失敗すると、ネビュラたちを人質にしてピーターに取引をする。
最後は手下にも裏切られ、ロケットたちによって倒されるが、結局は殺されずに放置された。
感想
[個人的な評価]
本作は「マーベル・シネマティック・ユニバース」における第32作目となります。
この作品はジェームズ・ガンが引き続きシリーズの監督と脚本を務めています。
シリーズにおいて3作目となりますが、1作目とはだいぶ様相が変わって登場人物たちの関係性も変わっています。
今回はリーダーであるピーター・クイルの物語よりも、サブリーダーとも言えるロケットの物語が中心となっています。
近年の映画では長い作品はあまり受け入れないが、本作は150分という長尺になっている欠点があります。
現代ではスマホの登場もあって長い時間での鑑賞が厳しいけど、この作品はシリーズのファンに向けた内容だとも言えます。
つまり、1作目から鑑賞していないと意味が分からないし、関連する作品も鑑賞していないと関係性も分からないと思います。
これは「マーベル・シネマティック・ユニバース」の短所でもあるので、そこら辺はテコ入れしていかないといけないだろう。
ただ、これはあくまで新規層を取り込む上で必要なテコ入れであり、逆に長らくファンとしては期待に十分応える内容となっています。
ロケットの秘密を知る物語がベースとなっていて、そこに現在の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の関係性も描かれています。
近年の「マーベル・シネマティック・ユニバース」における特徴として、複雑な人間関係もあるからついて行けない人は脱落してしまう。
その為にシリーズとしての完結をする方向になったかもしれないが、それは正解で一旦リセットする意味になったと思います。
しかしながら、エンドクレジットではスター・ロードが再び帰ってくるという言葉が残されているので、違った形で戻ってくる可能性が高いだろう。
本作は非常に面白く文句の付けどころはないが、マンネリ化している意味では区切りをつける作品にもなっていました。
どんな形で帰ってくるのか分からないが、1作目のような軽いノリでやる原点回帰を期待して待っています。
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