作品データ
公開年月 | 2007/02/16 |
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ジャンル | アクション/ホラー |
原作 | ロイ・トーマス(原作)、マイク・プルーグ(作画) 『ゴーストライダー』 |
監督 | マーク・スティーヴン・ジョンソン |
脚本 | マーク・スティーヴン・ジョンソン |
製作 | アヴィ・アラッド、マイケル・デ・ルカ、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 購入DVD |
あらすじ
危険なバイクスタントショーで人気を博す天才ライダー、ジョニー・ブレイズは誰にも知られない秘密を持っていた。
それは17歳の時、病気の父の命を救う為、悪魔メフィストと取引をして魂を売り渡していた。
ジョニーが30歳の時、メフィストが再び姿を現し、魔界の反逆者ブラックハートを捕らえるよう命じられ、ゴーストライダーに変えられてしまうのだった。
登場人物&出演者

近年の出演作に『バット・ルーテナント』、『ノウイング』があります。
主人公。バイクスタントショーで人気を博す天才ライダー。悪魔メフィストと取引をした。
父親がメフィストに殺され、自分が呪われていると分かって危険なスタントで試していく。
メフィストにブラックハートを始末するように言われ、ゴーストライダーに変身を遂げる。
ロクサーヌを助ける代わりにブラックハートに『サン・ヴェンガンザの誓約書」を渡した。
最後は魂を得たブラックハートに贖罪の目を食らわせて倒し、ロクサーヌと別れて旅立った。

近年の出演作に『バット・ルーテナント』、『ザ・スピリット』などがあります。
ヒロイン。ケーブルテレビのレポーター。ジョニーの若い頃の元恋人。駆け落ちを約束した。
メフィストとの契約でジョニーに振られてしまうが、未だに彼を好きで取材を申し込んだ。
デートに誘われるが、メフィストの登場で約束をすっぽかされ、理由を聞くも信じられず。
ゴーストライダーとなったジョニーを見て本当だと分かるが、ブラックハートの人質になる。
最後はジョニーがブラックハートを地獄に送り返し、呪いを背負うと決めて見守る事にした。

代表作に『ブレイド』、『マックス・ペイン』などがあります。
ジョニーのマネージャーで友人。スタントで毎回のように無茶するジョニーを心配する。
スタントで失敗したジョニーを心配して駆け寄ると、無傷だった彼を見てホッとしていた。
移動中もジョニーの無茶を注意するが、聞いてももらえず呆れて仲間たちとゲームをする。
ジョニーがゴーストライダーと分からず、彼の家で待っているとロクサーヌと遭遇した。
最後はゴーストライダーの弱点であるロクサーヌを奪うブラックハートに殺されてしまう。

近年の出演作に『噂のモーガン夫妻』、『マイレージ、マイライフ』などがあります。
先代ゴーストライダー。墓守りをする初老の男性。ゴーストライダーについて何かと詳しい。
最初に変身したジョニーがたどり着くと、倒れ込んだ彼を見てヘッドに運んでくれた。
目を覚ましたジョニーにゴーストライダーの説明し、サン・ヴェンガンザについても話した。
正体がバレてやって来たジョニーにサン・ヴェンガンザの契約書を渡し、変身して同行する。
最後は変身を解いて、力が残っていないと話して、二度目のチャンスに満足して立ち去った。

代表作に『ワイアット・アープ』、『リプレイスメント』があります。
ジョニーの父親。ジョニーと同じくバイクスタントショーのライダーで人気を博している。
末期ガンで全身に転移しており、自分でも長生きでないと分かってジョニーに夢を託す。
ジョニーかメフィストとの契約を交わした事でガンが消えて健康体になってスタントをする。
ロクサーヌと駆け落ちするジョニーに怒らず、愛用のバイクを渡して応援して見送った。
最後はスタントに失敗して死亡するが、メフィストの仕業でジョニーの邪魔と判断された。

代表作に『ブラックロック』、『ネバー・サレンダー/肉弾凶器』などがあります。
土の隠れし者。元は天使だが聖ミカエルに地獄へ堕とされた。歩く度に土をバラ撒いている。
ブラックハートが部下を集める際、最初に登場してメフィストを倒す方法を聞いていた。
ゴーストライダーかブラックハートに近寄る時、ワロウが足止めをしてトラックで轢いた。
呆気なく倒したと思ってトラックから降りると、弱いヤツと吐いて三人の元に歩いて行った。
最後はゴーストライダーに殴られて戦意喪失し、鎖から地獄の炎で燃やされて消滅した。

代表作に『M:I-2』、『ストライク・バック』などがあります。
風の隠れし者。元は天使だが聖ミカエルに地獄へ堕とされた。実体がなく常に笑っている。
ブラックハートが部下を集める際、最後に登場してサン・ヴェンガンザについて聞いていた。
グレシルがゴーストライダーに捕まった時にはすでにブラックハートたちと姿を消した。
ブラックハートを追うゴーストライダーを止めるべく任され、鎖は効かないと豪語していた。
最後は地獄の炎をまとわせた鎖の風圧を食らい、叫びながら燃やされて呆気なく消滅した。

代表作に『Ten Emply』、『Closed for Winter』があります。
水の隠れし者。元は天使だが聖ミカエルに地獄へ堕とされた。常に湿っている状態である。
ブラックハートが部下を集める際、メフィストの名前を出してしまい、イラつかせてしまう。
グレシルがゴーストライダーに捕まった時、ブラックハートやアビゴールとともに消えた。
サン・ヴェンガンザの村に来たゴーストライダーを水溜りで待ち、水中に引きずり込んだ。
最後はゴーストライダーに変身され、地獄の炎が持つ高温に晒されて叫びながら消滅した。

代表作に『アメリカン・ビューティー』、『サハラに舞う羽根』などがあります。
悪魔メフィストの息子。魔界の反逆者で、父親から支配を奪おうと地上へ舞い降りた。
隠れし者たちを部下にする為、バイカーたちを殺してサン・ヴェンガンザの契約書を求める。
メフィストがやって来て忠告を受けるが、聞く耳を持たず、堂々と宣戦布告していた。
ゴーストライダーを寄越されるも撃退し、ロクサーヌを人質に契約書をジョニーに要求する。
最後は魂を体に取り入れて強くなるが、ゴーストライダーの贖罪の目を食らって地獄に戻る。

代表作に『イージー・ライダー』、『木漏れ日の中で』があります。
地獄の王。地上に現れて契約を交わし、自分の為に働く僕であるゴーストライダーを持つ。
過去にサン・ヴェンガンザの契約書を先代のゴーストライダー持ち出され、野望を砕かれる。
勇敢なジョニーに目をつけ、契約を交わし、邪魔な父親を消して必要になる時まで待った。
息子であるブラックハートが地上を手に入れようとしていて、ゴーストライダーを使役する。
最後はジョニーが契約通りの働きをするが、呪いを返さないと言われて怒って家に帰った。
感想
[個人的な評価]
本作はマーベルの原作コミックを基に作られています。
なんと言っても、主人公を演じるニコラス・ケイジが熱望して実現した作品となります。
アメコミのマニアでバイク好きのニコラス・ケイジが直談判して役を勝ち取った作品。
今ではマーベルはMCUシリーズを展開し、ドラマ版ながら2代目ゴーストライダーが登場しているようです。
しかし、個人的なイメージはニコラス・ケイジが楽しそうに演じていた本作なのです。
まず、ヴィジュアルがドクロが燃える炎に包まれ、トゲトゲがついた革製の服にチェーンと、マーベルのスーパーヒーローとして異様でインパクト大な姿でしょう。
魔界の力を使ったダークヒーローてあり、夜でしか活動できない点でもイメージに合う。
ニコラス・ケイジがカツラを被ってまで挑んだゴーストライダーだが、あくまで彼の興奮と実際の観客の受けは比例しなかった。
ハッキリ言って、原作自体は万人受けする内容じゃないが、それを補う格好良さがある。
地獄の炎で変形させる「ヘルバイク」はワルな見た目だが、それ以上に疾走する姿と炎の車輪が残す跡もセンスの塊です。
格好良さばっかりが目立つが、大物俳優であるピーター・フォンダを指名したニコラス・ケイジの判断も良かったです。
ただ、悪役が弱すぎてアクションがあっさりしていたのはもったいなかったです。
ヘルバイクを使ったアクションはもっと観たかったし、手応えのある悪役がいたらもっとヒットしていただけに残念でならない。
しかし、当代と先代のゴーストライダーが並んで砂漠を疾走するシーンは鳥肌モノである。
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