作品データ
あらすじ
弟が謎の失踪を遂げ、事件の悲しい記憶から立ち直れずにいる青年のマイクは、妹アビーの親代わりとして生計を立てていた。
仕事を探していたマイクは廃墟となったレストラン「フレディ・ファズベアーズ・ピザ」の夜間警備員として働く事になる。
モニターを監視するだけの簡単な仕事で早速と深夜勤務に就いたマイクは、かつてそのレストランで人気者だった機械仕掛けのマスコットたちが動き出す光景を目撃するのだった。
登場人物&出演者
・マイク(演:ジョシュ・ハッチャーソン)
代表作に『ハンガー・ゲーム』、『ザスーラ』などがあります。
主人公。妹のアビーを男手一つで育てる。誘拐された弟を助ける為に犯人を思い出そうと睡眠薬を常用する。
アビーの親権を守る為に紹介された「フレディ・ファズベアーズ・ピザ」の警備員に就いた。
マックスたちの裏切りを知らず、妹を店に連れて来ると幽霊が動かすロボットに驚いた。
夢の中でロボットに宿る幽霊との取引を拒んでしまい、怒った彼らに殺されそうになった。
最後はヴァネッサのおかげで助かり、過去の弟よりも現在の妹を優先して生活が明るくなる。
・アビー(演:パイパー・ルビオ)
代表作に『Holly & Roll』などがあります。
マイクの妹。過去にマイクが弟を目の前で誘拐された事を知らない。見えない友達といて絵を描いている。
兄の指示にいつも逆らう態度を見せるが、描く絵の真ん中に据えるほど信頼しきっている。
マックスがベビーシッターで来ず、兄の職場に来るとロボットたちとかなり仲良くなった。
叔母を頼った兄を裏切り者と考えてしまい、ロボットたちと店に行くも仲間にされかける。
最後は兄とヴァネッサのおかげで助け出され、以前よりも明るくなって友達を作っていった。
・ヴァネッサ・シェリー(演:エリザベス・レイル)
代表作に『カウントダウン』、『マック&リタ』などがあります。
警察官。「フレディ・ファズベアーズ・ピザ」が管轄内で、定期的に見回りを行っている。
子供の頃に通っていた思い出の店で、何人もの警備員がすぐに辞めている事を知っている。
見回りに来てマイクと会うと、意味を含ませた言い方で仕事を真面目にやるよう助言をした。
実はウィリアムの一人娘で、父親の凶行を知りながらも抵抗ができず監視役にされていた。
最後は父親に逆らってマイクとアビーを助けるが、重傷を負うも病院に運ばれて治療される。
・マックス(演:キャット・コナー・スターリング)
代表作に『サマーキャンプ』、『屋根裏のアーネスト』などがあります。
アビーのベビーシッター。マイクが仕事に困っている事を知っていて、バイト代はツケにしている。
実際は兄と結託して叔母のジェーンから雇われ、マイクが虐待している証拠を探っていた。
成果が上がらず兄からの提案で「フレディ・ファズベアーズ・ピザ」の破壊を手伝う。
外で兄たちを待っていたが、一向に出る気配がなく店の中に入ってくと子供の姿を見た。
最後は待ち構えたロボットに捕まって、抵抗できないままあっさりと殺されてしまう。
・ジェフ(演:デヴィッド・リンド)
代表作に『Billboard』、『The Gold Coast』などがあります。
マックスの兄。ジェーンと結託して、妹をアビーのベビーシッターにして様子を探らせていた。
親権を奪うほどの内容じゃない報告にジェーンが呆れてしまい、約束の金をもらい損ねる。
なんとか言い訳を並べてジェーンを引き止め、親権が奪える条件への提案を迫られた。
親権裁判ではマイクが就職している条件が必要で、店を破壊すればクビになると提案した。
最後はマイクが帰った後に妹や仲間と店を荒らしたが、ロボットたちによって処刑された。
・ジェーン(演:メアリー・スチュアート・マスターソン)
代表作に『恋しくて』、『フライド・グリーン・トマト』などがあります。
マイクとアビーの叔母。マイクを嫌っている。アビーが劣悪な環境にいる事をずっと訴えている。
補助金が入ってくる事を狙ったマイクからアビーの親権を奪おうとするが、上手くいかない。
マックスとジェフの兄妹を雇ってマイクを探らせると、仕事を奪うべく店の破壊行為を許可。
マイクに頼られて家にやって来るが、当然のようにアビーから拒まれるも優位な立場になる。
最後は家までやって来たロボットの邪魔となったせいで、有無を言わさず殺されてしまう。
・スティーヴ・ラグラン/ウィリアム・アフトン(演:マシュー・リラード)
近年の出演作に『コンフェッション/ある振付師の過ち』、『人生の特等席』などがあります。
職業相談員。勘違いで客を息子の前でボコボコにして、仕事をクビになったマイクの相談を受けていた。
精神状態が不安定なマイクでは就職先が難しく、紹介できるのは限られていると言い切った。
マイクの苗字を知って態度を一変させ、「フレディ・ファズベアーズ・ピザ」を紹介した。
その正体は子供を何人も誘拐してロボットに使い、娘のヴァネッサを支配して凶行に及ぶ。
最後はマイクを殺すとするもロボットたちが過去を思い出し、店の奥に監禁される事になる。
感想
[個人的な評価]
本作は同名ホラーゲームを実写映画化した作品となります。
この作品はブラムハウス・プロダクションズが製作として参加しています。
ぬいぐるみのようなロボットたちが動き出す意味では、ニコラス・ケイジ主演の『ウィリーズ・ワンダーランド』を思い出しました。
こちらの作品はニコラス・ケイジがセリフなしで、襲ってくるロボットたちを問答無用に破壊していく内容でした。
それに対して、本作は過去のトラウマに囚われる主人公が就職した店で、動くロボットたちに狙われるという内容でした。
似たようなコンセプトでありながら、まったく違う内容になっているのは非常に興味深い作品となっています。
実はニコラス・ケイジの作品が『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』を元ネタにしているから非常に似ているのは納得です。
ロボットが単純に動くのではなく、そこにファンタジーな幽霊を入れているところで現実離れてしています。
あくまで中身が子供であって、誘拐した男から支配しているせいで残虐な事をしてしまうのは色々と重たい内容だと言えます。
設定としてロボットの中に子供の体ごと取り込む事で、魂までも取り込んで動くのは非常に残酷だと感じられます。
細かい設定については完全にファンタジーとなっているが、狂気を表現するには十分すぎるほどのインパクトでした。
結果的に主人公にとって有利な状況になった事だけが救いで、悪い人間が罰せられたとしても救いにもなっていました。
しかも、ラストボスが完全に倒されたワケじゃないので、キャストを入れ替えても続編が作れそうな可能性を残していました。
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