【ディープ・ブルー】RE-1214

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洋画

作品データ

公開年月 1999/07/26
ジャンル パニック/アクション
原作 なし
監督 レニー・ハーリン
脚本 ダンカン・ケネディ、ウェイン・パワーズ、ほか
製作 アキヴァ・ゴールズマン、ロバート・コスバーグ、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

太平洋上に建造された海洋医学研究施設「アクアティカ」では、凶悪なマコシャークの脳組織から新薬を製造する研究が行われていtあ。
しかし、研究を急いだスーザン博士がサメの遺伝子を操作した為、巨大化して高度な知能を持つ新種に変異してしまう。
激しい嵐が見舞われる中、人類と同等の知能を持った巨大サメは、アクアティカの人間相手に殺戮ゲームを開始するのだった。

登場人物&出演者

カーター(演:トーマス・ジェーン)

近年の出演作に『スティーラーズ』、『スコット・ピルグリム VS 邪悪な元カレ軍団』などがあります。

アクアティカでサメの番人を務める。水中に潜って飼育するサメの監視や捕獲を担当する。

アクアティカで働く以前は密輸の罪で3年の懲役を受けており、現在は仮釈放の身である。
仮釈放中という理由から波風を立てない主義を貫き、それをスーザンに利用されてしまう。
ラッセルがみんなを説得して食い殺されると、彼の遺志を引き継ぐ形でリーダーを担う。
最後はスーザンが食い殺され、ケガしたプリーチャーと協力して最後のサメを倒した。

スーザン(演:サフロン・バロウズ)

代表作に『トロイ』、『バンク・ジョブ』などがあります。

キマイラ製薬の研究員でアクアティカの医学研究部部長。アルツハイマー病で父を亡くす。

サメの脳細胞を使ってアルツハイマー病の治療薬を研究し、実際にサメの遺伝子を改造する。
実験室がサメによって破壊され、それで違法な遺伝子改造がバレて全員から非難を受ける。
自分の部屋から研究データを取りに行くが、第二世代のサメがやって来て感電死させた。
最後は海上へ脱出して、第二世代を逃さない為に囮となるが、逃げ切れずに食い殺された。

プリーチャー(演:LL・クール・J)

代表作に『ハロウィンH20』、『S.W.A.T.』などがあります。

アクアティカの専属料理人。ペットのオウムであるバードと話しながら料理を作っている。

敬虔なキリスト教徒で常に神を意識していたが、施設が破壊されて禁酒の誓いを破った。
第二世代のサメからオーブンに逃げ、バードを食った仇にガスに引火させて爆発四散させた。
みんながエレベーターシャフトにいたところで、扉を開けて絶望していた全員を助けた。
最後は海上へ脱出して一度サメに襲われるが、なんとか生き残ってカーターと倒した。

スコッグズ(演:マイケル・ラパポート)

代表作に『アサシン/暗・殺・者』、『コップランド』があります。

アクアティカの機械技師。実験ではコンピュータのデータリンクとオペレーターを担当する。

第一世代のサメが他の人間を襲った事故で、カーターに門を閉め忘れたと指摘された。
サメが施設を破壊すると、アクアティカの構造に詳しいせいで逃げられないと口にした。
途中まで怖じ気づいて動かないと宣言したが、カーターの言葉によって脱出を決めた。
最後は階段の排水をカーターと修理するが、そこにやって来たサメに食い殺されてしまう。

ジャン(演:ジャクリーン・マッケンジー)

代表作に『エンド・オブ・ザ・ワールド』、『ボビーとディンガン』などがあります。

アクアティカの海洋生物学者。ジムの恋人。実験ではサメの心拍数や状態の計測を担当する。

アクアティカにやって来たラッセルに施設を案内し、ジムを優秀で素晴らしい人と紹介する。
サメが施設を破壊すると、スーザンとジムが黙ってサメの遺伝子を改造した事に呆れた。
ジムを見殺しにするしかない状況に激しい怒りを覚え、スーザンを蔑んだ言葉を口にした。
最後はエレベーターシャフトの梯子から落ちて、やって来たサメに食い殺されてしまう。

ラッセル(演:サミュエル・L・ジャクソン)

近年の出演作に『ジャンゴ/繋がれざる者』、『アベンジャーズ』などがあります。

キマイラ製薬の社長で大富豪。AGAマスクで難破船ダイブやアルプス登山もする冒険家。

アルプス登山では雪崩で一週間雪に生き埋めとなり、6人の仲間とともに生還した。
サメが施設を破壊すると、誰よりも冷静に対処しようとして、所員を実験室から避難させた。
みんなが揉めている状況を見て、唯一修羅場を経験した人間として助言を与えていた。
最後はどうするべきか全員を説得するが、背後からサメに襲われて食い千切られて死亡。

ジム(演:ステラン・スカルスガルド)

近年の出演作に『アベンジャーズ』、『ドラゴン・タトゥーの女』などがあります。

アクアティカの医療学者。ジャンとは恋人。サメの脳細胞を抽出するX線スキャンを担当。

アルツハイマー病の治療薬をスーザンと開発し、成功した事でタバコを一服していた。
麻酔を打たれていたアオザメが右腕を噛み千切り、そのまま緊急ヘリで運ばれる事にある。
緊急ヘリがアクアティカに衝突して爆発炎上し、酸素マスクをつけたまま海へ落ちてしまう。
最後は海中にいた第二世代のサメにより実験室へぶつけられ、破壊するとともに死亡した。

ブレンダ(演:アイダ・タートゥーロ)

代表作に『スリーパーズ』、『クロコダイル・ダンディー in L.A.』などがあります。

アクアティカの通信を担当している。同時に気象情報を確認して所員たちに伝えている。

陽気な性格でモーニングコールと音楽を鳴らして、みんなを目覚めさせている。
最後は緊急ヘリが嵐で制御不能になってしまい、通信室に衝突して炎上爆発して死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :3.5/5。

本作は『クリフハンガー』や『ダイ・ハード2』で知られるレニー・ハーリンが監督を務めています。
この作品に登場するサメは「アオザメ」で、サメ類の中で最も高速に泳ぐと言われている。
気性が荒く人間を襲う可能性は高いが、スポーツフィッシングの対象種になっています。
本作ではアルツハイマー病の治療薬に脳細胞を使用するが、実際には特にそのような利用方法はないという。
現代ではサメ映画は形を変えてバカ映画として君臨しているが、本作はシリアスで王道の作品となっています。
限られた施設で人間並みの知能を持った巨大なサメが遅うという構図は非常に新鮮でした。
どうしても『ジョーズ』のようなビーチを舞台にした作品を連想するが、本作は新たな場所を与えてくれたと思います。
それだけじゃなく、登場人物についても上手くミスリードを使い、中心人物が犠牲になっていく構図は予想を覆しました。
当初は主人公がスーザンだと思ったら遺伝子改造で非難され、次に遭難経験のある社長が引っ張ると思った次の瞬間に食い殺される。
そこでようやくカーターが動き出し、ビビっているメンバーを説得して脱出するという。
あとは料理人で黒人のプリーチャーが最後まで生き残るのも予想外の展開でした。
基本的に面白黒人は真っ先に死ぬか、どこかで必ず殺されるキャラクターなので、本作で生き残ったのは非常に珍しい。
このように本作はあらゆる大胆な挑戦をしている作品であり、サメが襲って来る恐怖と施設が海に沈むタイムリミットによる二重の重圧が本作最大の魅力である。
本作は間違えなく固定してしまったサメ映画に新しい可能性を見出した素晴らしい作品だと言えるだろう。

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