【ダークウェブ】RE-3617

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洋画

作品データ

公開年月 2021/09/17
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ディエゴ・サヴィニャーノ
脚本 ディエゴ・サヴィニャーノ、ニコラス・オネッティ
製作 カルロス・ゴイティア、ニコラス・オネッティ、ほか
製作国 アルゼンチン、ニュージランド
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

ダークウェブとは従来の検索エンジンがアクセスできないインターネット上の階層で、入るには特定のソフトウェアや認証などを必要とする。
若手YouTuberのルドヴィコ122は再生回数を稼ぐべく、撮影しながらインターネットの最も深い未知の部分に入り込もうとしていた。
ルドヴィコ122はダークウェブの第8階層に到達すると、そこで彼の人生を一変させる恐怖に遭遇するのだった。

登場人物&出演者

ルドヴィコ122/ダニエル(演:ルーカス・サーキス)

本作が長編映画デビュー作となります。

主人公。YouTuber。人気YouTuberを目指すが、ライバルのリックファイアの方が再生数を稼いでいて嫉妬している。

エレクトラのプロデュースで一本目が70万、二本目が100万再生を記録するも自覚がない。
母親から連絡を取るように電話が来ても、普通に無視して精神安定剤を飲む日々を過ごす。
ディープ・ウェブのせいでパソコンがハッキングされ、ハッカーに頼むと一瞬で直した。
三本目の動画が700万再生でリックファイアを超えたが、彼の死を知ってショックを受ける。
今度はエレクトラが謎の人たちに捕まってしまい、指示に従ってサンショウウオを飲み込む。
意識が朦朧する中で過去に自分が裏切った恋人を溺死させ、家に遺体をずっと隠していた。
最後は何者かが警察に通報し、死んでいる状態で発見されて、遺体も発見されてしまう。

エレクトラ(演:ヒメナ・フロンテラ)

本作が長編映画デビュー作となります。

ルドヴィコ122と手を組んでディープ・ウェブの映像や動画を発掘し、彼に紹介してもらうプロデューサを務める。

彼が見つけた素材を手に入れると、使いやすい画像やサイトのリンクを探し出して提供する。
リックファイアを倒す為に手を組んでいるが、決して本物のモノを扱わないように忠告する。
三本目の動画がついに700万再生を達成すると、スポンサーの電話が鳴り止まず喜んでいた。
最後はディープ・ウェブの何者かに捕まり、ルドヴィコの目の前で拷問を受ける事になる。

アナ・ノバク(演:クララ・コヴァッチ)

代表作に『Abrakadabra』、『劇場版/怪談百物語』などがあります。

クロアチア生まれの女優志望。小さい頃から女優になる事が夢で様々なオーディションを受けていた。

ディープ・ウェブにあった映像にオーディションの映像があって、夢について語っていた。
実はディープ・ウェブにあるサイトの生贄に選ばれ、知らずに捕まって赤い部屋で目覚める。
ニュースでは8ヶ月前から行方不明となっていて、脳波療法が原因で自殺したと見られる。
最後は自分の名前を呟くと、撮影されながら謎の男が持つナタによって斬殺されてしまう。

リックファイア(演:ジェームズ・ライト)

代表作に『A Night of Horror: Nightmare Radio』、『The 100 Candles Game』などがあります。

動画の再生数が700万回を常に超える人気のYouTuber。ルドヴィコ122のライバルでジャンルのトップである。

実はルドヴィコの恋人と裏で付き合っていて、そのメールのやり取りが彼にバレてしまう。
そのせいでルドヴィコは恋人を溺死させてしまい、一方的なライバル視を向けられていた。
最後は何者かによって自宅で火をつけられて殺されているような状態で見つかっていた。

感想

[個人的な評価]

評価 :1.5/5。

本作は脚本家やプロデューサーなどとして活躍するディエゴ・サヴィニャーノにとって2作目の長編映画となります。
この作品はインターネット上で存在する特定のソフトウェアなどを使わないと利用できないディープ・ウェブがテーマになっています。
個人的には以前から知っていたディープ・ウェブなので、本作で扱っているネタは特に珍しいという事はなかったです。
ただ、ディープ・ウェブを知らない人たちに向けた内容としては分かりやすいが、映画としての面白さは皆無に等しいと感じました。
YouTubeにある実際の動画を使っているので、説明する上で説得力があるけど、あくまで知らない人向けと言える初心者レベルの内容でした。
逆にディープ・ウェブを知っている人間からすると、少し物足りないし、何より自分で検索すれば見つかるネタだから新鮮味はありません。
こういうディープ・ウェブを扱った作品は珍しくないが、YouTuberと組み合わせる点では少しだけ新鮮だと言えるだろう。
ただし、これはYouTubeでできるような内容だから、ワザワザ映画にするほどの価値はないように感じました。
それに主人公は70万再生を平然と叩き出すようなレベルだが、これはYouTubeの中でも少数で相当話題になるはず。
二本目の動画が100万で、三本目が700万と考えると、ちょっとばかり現実味のないような設定になってしまったと思います。
せめて、一桁落とすぐらいならなんとなく納得できるが、YouTubeの仕組みが分かっている人間からするとファンタジーレベルに感じてしまう。
とにかく、本作は映画としてはギリギリ成立しているような感じなので、普通にディープ・ウェブを扱っているYouTuberのチャンネルを見る方が面白いと思いました。

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