作品データ
公開年月 | 2020/04/28 |
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ジャンル | パニック |
原作 | なし |
監督 | マシュー・ボッダ |
脚本 | ジョー・ローシュ |
製作 | デヴィッド・マイケル・ラット |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
巨大流星雲が地球に接近し、世界は隕石の雨の猛威にさらされていた。
軍は核ミサイルで隕石の迎撃を敢行して作戦が実行されるが、科学者のグウェンたちは更なる危険を予測していた。
直径4キロメートルの小惑星「フェートン」が軌道を外れ、流星雲の陰に隠れて地球に接近している事が判明するのだった。
登場人物&出演者

代表作に『ウォーズ・オブ・ギャラクシー』、『Tomb Invader』などがあります。
主人公。アメリカ軍の主任宇宙物理学者。スペクトル分析のスペシャリストとして知られる。
ロシアで隕石の落下をスペクトル分析するが、場所を間違えいて業界では笑い者にされる。
民家に落下した隕石を調べていると、おかしな点に気付き、小惑星が来ると分かって慌てる。
夫に核兵器の温存を頼み、シン大佐を説得して、小惑星を破壊する作戦を立案していく。
最後は戦闘機で発電所に突っ込んで小惑星を爆発させ、無事に帰還して夫たちと喜んでいた。

代表作に『Jeffie Was Here』、『End of the World』などがあります。
グウェンの夫でアメリカ空軍基地に勤める。妻がロシアでの失敗を起こして励ましていた。
大量の流星群に紛れた小惑星を発見したグウェンから連絡を受け、核兵器の温存を頼まれた。
シン大佐の目を盗んでプログラムをいじるが、結局はバレてしまい、そのまま拘束される。
グウェンの説明でシン大佐が納得し、釈放されるが、核兵器が足りないとして発電所に行く。
最後はグウェンの無茶な作戦を見守り、小惑星を破壊して生還した妻やカートたちと喜ぶ。

代表作に『Celine』、『Adventures of Aladdin』などがあります。
アメリカ軍の主任隕石学者。近くの民家に隕石が堕ちたと聞いてマーラと現場に向かった。
巨大な隕石を発見すると、ただ事じゃないと予測を立て、グウェンの到着を待っていた。
グウェンの調査が終わった時、隕石が落下して脇腹をケガするもマーラといい感じになる。
小惑星を発見したグウェンと専門用語を交わし、足りない核兵器の代わりを模索した。
最後は無茶するグウェンを見守り、小惑星の破壊と彼女の生還を喜んでマーラとキスした。

代表作に『Underdog』、『In the Drift』などがあります。
アメリカ軍の重火器分析官でヘリのパイロット。カートと隕石の墜落現場にやって来た。
グウェンに戦闘機の操縦を教えているが、まだ一人前じゃないとカートと話していた。
隕石が落下していくと、急いで逃げる為に車を調達し、主人公補正のおかげで無傷で基地へ。
シン大佐がグウェンやマイケルに不信感を持つが、一緒に行動してきた縁からフォローする。
最後は無茶するグウェンを見守り、小惑星の破壊と彼女の生還を喜んでカートとキスした。

近年の出演作に『ロード・オブ・モンスターズ』、『ザ・スナイパー/孤高の男』などがあります。
アメリカ空軍の基地に待機している。流星群の落下を知って、すぐに核兵器で破壊を目論む。
マイケルのおかげで核兵器をほとんど使えず、すぐに彼の仕業だと分かると拘束させた。
グウェンが基地に帰還すると、すぐに拘束しようとするが、彼女の分析を聞いて納得した。
流星群が基地を破壊すると、脱出しようとして足場が崩れ、落ちるグウェンのカバンを掴む。
最後はグウェンに謝罪をして、カバンを手渡し、そのまま燃え盛る地面に身を投げた。
感想
[個人的な評価]
本作はみんな大好きアサイラム製作の何度目かの地球滅亡を描いた作品となります。
毎年のように地球が滅亡の危機に立たされる邦題シリーズの最新作だが、当然のように繋がりはまったくありません。
今回は小惑星が地球に向かって墜落していくが、主人公たち以外は誰も観測できず、片手で数えるぐらいの人数が世界を救います。
相変わらずのアサイラム作品という感じで地球規模の危機も、庭先で起きている程度の規模にしか見えないです。
こういう作品で説得力を持たせる為にアサイラムが考えついたのは、とにかく、専門用語を連発させて如何にもスゴイ事をやっているように見せる演出です。
何を言っているのか本当に分からないぐらい専門用語を当たり前のように使っているが、実際の専門家からしたら正確に言っているのか気になります。
いつものようにアメリカ軍は核兵器を使いたがるけど、今回は主人公たちは小惑星をぶっ壊すなら使うしかない結論に至るのは潔い。
大抵の場合はアメリカ軍を無能扱いにして、主人公たちが暴挙を止める事になるが、本作はちょっとだけテイストが違っています。
もちろん、アメリカ軍や核保有国は核兵器を発射させるが、主人公たちは無駄撃ちを止めるだけで結局は使う事になります。
こういう作品では常連になっているエリック・ロバーツも出ていて、やはり、主人公たちの邪魔をする役割で小銭を稼いでいます。
ただ、主人公の説得に応じて自分の間違いを認める点では逆に珍しいパターンかもしれない。
しかも、今回のエリック・ロバーツはちゃんと仕事をしていて、まさかの英雄的な行動に出るとは思わなかったです。
確かに隕石は爆撃並み恐ろしいかもしれないが、そこは主人公補正パワーによって一発も当たらず、車すら汚れる程度で壊れません。
あれだけ脅威的な破壊力を持っている隕石であっても、主人公は肩にかすり傷を負う程度だけでまったく怖さが伝わらない。
ラストもよく分からない理論で小惑星に放電し、充満したメタンガスに引火させて破壊する展開もまた思い切った感じでした。
それをやるのはパイロットの女じゃなく、まだ戦闘機の操縦を習っている主人公で、どう考えても素人とは思えないアクロバティックな飛び方はツッコミを入れたくなる。
ジャケットのような地球に大穴が空くワケじゃないし、規模も庭先程度で、女優陣の年齢層も高くて、よく分からない専門用語を連発させる作品でした。
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