【ムーンシャーク】RE-3806

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洋画

作品データ

公開年月 2022/08/12
ジャンル SD/アクション
原作 なし
監督 グレン・キャンベル、タミー・クライン
脚本 ライアン・イーバート、アンナ・ラムスッセン
製作 デヴィッド・マイケル・ラット
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

1984年、ソ連は冷戦の対米兵器として鮫を兵士に改良した「ハイブリッドシャーク」を開発するが、研究所の鮫兵士が暴走してセルゲイ博士は道連れにロケットで月に隔離した。
それから40年後、トレス船長率いる宇宙飛行士たちを乗せたNASAの宇宙船が、月に向かう途中で航路を妨害されて月面の裏に不時着する。
地球へ帰還するべくトレスたちは月面の探索を始めるが、地中から消えたはずの鮫兵士たちが現れて彼らに襲いかかるのだった。

登場人物&出演者

ニコール・トレス船長(演:マキシ・ウィトラク)

代表作に『Visage』、『Sex and the Future』などがあります。

NASAの月面調査宇宙船「タブラ・ラサ」の船長。体調不良のメンバーのトラブルがあったが、無事に出発させた。

宇宙船のトラブルで月面に不時着するが、的確な指示をして地球へ帰還する段取りを取った。
探査車の部品を取りに行くが、ハイブリッドシャークの襲撃でセルゲイたちに助けられる。
ヘンリーを救出する為に基地へ行って助け出し、宇宙船を奪うツァリナ・セラと戦っていく。
最後はツァリナ・セラを倒して地球へ帰還するが、アクーラがサメ兵士を生んで危険を知る。

アクーラ(演:タニア・フォックス)

代表作に『Puppet Master: Axis Termination』、『デイ・アフター・トゥモロー2021』などがあります。

ハイブリッドシャークの女性。他の同族と違って人間の姿で、月でも酸素を必要とせず背中に背ビレを持つ。

同胞であっても容赦なく倒していき、自分を拾って育ててくれたセルゲイを父親として敬う。
マイケルから疑惑の目を向けられるが、セルゲイや船長が味方になって基地に向かった。
ツァリナ・セラから仲間に戻るように言われるが、きっぱりと断って人間の味方をしていた。
最後はツァリナ・セラを倒して地球に来るが、単性生殖でサメ兵士を大量に生み出した。

マイケル(演:マイケル・マルセル)

代表作に『エイリアン・スカイコマンド』、『インデペンデンス・デイ2022』などがあります。

NASAの月面調査宇宙船「タブラ・ラサ」のエンジニア。正規のエンジニアが体調不良となって代役として搭乗した。

宇宙船がトラブルで月面に不時着すると、外に出ると襲撃を受けるもセルゲイに助けられた。
アクーラがハイブリッドシャークと同じとして信用せず、徹底的に潰すべきだと発言する。
基地に行くと卵にいるハイブリッドシャークの赤ん坊を見て、全部破壊するべきと主張した。
最後はツァリナ・セラを倒して地球に帰還するが、アクーラが生んだサメ兵士に噛まれた。

セルゲイ(演:エゴ・ミキタス)

代表作に『MEGALODON/ザ・メガロドン』、『Blowback』などがあります。

ソ連の研究員。ハイブリッドシャークを開発し管理を担当するが、脱走したせいで月面まで運んでいった。

アクーラを拾って彼女の優れた発明によって、40年間に渡って特殊な藻のおかげで生存した。
ピンチだったトレス船長たちを助け出し、相手が何者でアクーラについても説明していた。
捕らわれたヘンリーを助け出す為に基地へ案内し、救出すると宇宙船の修理までしていた。
最後は地球を助ける為に基地へシャトルで突っ込んで爆死し、なんとか止める事になった。

ジョシー(演:リディア・ハンター)

代表作に『The Book of Truth』などがあります。

NASAの月面調査宇宙船「タブラ・ラサ」の研究員。独自に開発した藻を使って月面調査を担当していた。

宇宙船がトラブルで不時着すると、トレス船長から生命維持装置の管理者として任命される。
トムが地球へ帰還できるルートを計算すると、船長たちに通信するが通じずできる事をする。
ハイブリッドシャークが船内に侵入して、トムとともになんとか倒して船長たちと合流した。
最後はツァリナ・セラによる総攻撃を受けて、逃げ切れずハイブリッドシャークに殺された。

トム(演:レジナルド・スターリング)

代表作に『Step Up』』、『The Discement』などがあります。

NASAの月面調査宇宙船「タブラ・ラサ」のエンジニア。主に地球と月の航路や探査車の位置確認をしていた。

宇宙船がトラブルで不時着すると、通信衛星を破壊して地球と通信ができないと報告する。
船長の指示で宇宙船の被害状況を確認しながら、地球へ帰還するルートを計算して導き出す。
ハイブリッドシャークをジョシーと倒し、船長たちが帰るとヘンリーのせいだと知りキレた。
最後はツァリナ・セラの総攻撃で逃げて、ルートを記録したUSBを取るも見つかり殺された。

ヘンリー(演:コンスタンティン・ポドブルギン)

代表作に『Get In:Get Out Parody』、『Recovery』などがあります。

NASAの月面調査宇宙船「タブラ・ラサ」のエンジニア。出発前のちょっとしたトラブルでもしっかりと対応する。

宇宙船がトラブルで月面に不時着し、探査車の部品を取りに行くもサメの兵士に捕まった。
ツァリナ・セラが直々に拷問を加えて、左足を食われると、宇宙船の居場所を簡単に話した。
船長たちが基地に忍び込んで助け出され、宇宙船に戻るも自分の責任として足止めに向かう。
最後は兵士と爆死して責任を果たすが、実は死んでおらずピンチに駆けつけても殺された。

エリー(演:リンジー・マリエ・ウィルソン)

代表作に『Arcane』、『Ape vs. Mecha Ape』などがあります。

NASAの月面調査宇宙船「タブラ・ラサ」のパイロット。出発前のトラブルが起きても冷静に対処していた。

無事に地球から出発するが、宇宙船がトラブルに遭って月面へなんとか不時着を成功させる。
探査車から部品を調達する船長から責任者を任され、残されたメンバーで被害状況を調べる。
船長たちから中途半端な通信が入ると、心配になってもう一人と探しに行こうと外に出る。
最後は電磁波を捉えた偵察中のハイブリッドシャークに遭遇し、逃げ切れず殺されてしまう。

ツァリナ・セラ(声:ナターシャ・グブスカヤ)

代表作に『マイル22』、『The Russian Bride』などがあります。

月面に基地を作るハイブリッドシャークのリーダー。強い個体のみを卵から孵化させて軍団を形成している。

アクーラを妹として思っていて、ワザとセルゲイに拾わせて地球侵略の計画を進めていた。
捕まったヘンリーに直々と拷問を加え、宇宙船の居場所を吐かせて軍団を送り出していた。
基地内にアクーラと遭遇して仲間へ誘うも断られ、仕方なく宇宙船を奪う計画を進めていた。
最後はアクーラたちを巨大なハイブリッドシャークに放り投げるが、マグマに呑まれて死亡。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はみんな大好きアサイラム製作とアルバトロス配給によるサメ映画です。
この作品は『アドベンチャー・オブ・アラジン』などでコンビ監督として3作目となるグレン・キャンベルとタミー・クラインが組んでいます。
さすがはアサイラムの作ったバカ映画だけあって、最初から予想を超えてくるぶっ飛んだ展開を魅せてくれます。
ハイブリッドシャークの数と種類は凄まじく、ソビエトの研究所から脱走していく集団を見て期待値が上がりました。
ただ、そこはアサイラムという事でグダグダな展開が待ち構えていて、月に行くまで無意味なシーンを挟んで尺稼ぎをしてくれます。
当然ながら予算がないので無料の資料映像を使いながら、低クォリティーのCGでなんとか月まで主人公たちが到着する。
ドラマ性やストーリー性がほぼないので、尺稼ぎとして王道の登場人物を意味もなく多く出してムダな会話シーンと、専門用語を連発させてそれっぽく見せてくれます。
まず誰が必要で誰がいらないかふるいにかける状態で、次々といらない棒立ち要員が簡単に退場していく中、またも登場人物を増やしていくパターンで楽しくなる。
月なのに重力を感じさせる歩き方、一切の空気がないのに何も付けず普通にできるハイブリッドシャークと主人公側の味方となるアクーラの存在などが笑える。
しかも、40年前に月へ来た科学者も元気に生きているという展開も、さすがはアサイラムの考える設定は常識をぶっ飛ばしています。
ハイブリッドシャークが月で人間よりも先に文明を築いているが、なぜか暴力的であるというギャップもまたツッコミを入れちゃ負けである。
アクションも人間側が槍を振り回していくだけだが、それはハイブリッドシャークのCGパターンが少ないせいで仕方ないだろう。
確かに月の中にマントルがあると言われているが、あくまで仮定の話なのに本作では色々と活躍してくれていました。
そして、主人公たちが巨大なハイブリッドシャークに飲み込まれ、マグマの爆発で地球まで無傷で飛んできて生還した展開も笑うしかありませんでした。
それくに加え、ハイブリッドシャークが地球に上陸したオチを使って、まだ続編が作れる要因を作ったアサイラムの手腕に驚くばかりでした。

コメント

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