【ブラッドショット】RE-3315

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アクション

作品データ

公開年月 2020/03/13
ジャンル アクション/SF
原作 ケヴィン・ヴァンフック、ドン・バーリン、ボブ・レイトン 『Bloodshot』
監督 デヴィッド・S・F・ウィルソン
脚本 ジェフ・ワドロウ、エリック・ハイセラー
製作 ヴィン・ディーゼル、トビー・ジャッフェ、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

アメリカ海兵隊員のレイ・ギャリソンは、最愛の妻ジーナとともに何者か拉致され、そのまま二人とも殺されてしまう。
その後、ある組織によって“ナナイト”と呼ばれるナノテクノロジーを駆使し、人体改造を施されたレイは蘇生させられる。
超人的なパワーと回復能力を手に入れたレイは記憶を取り戻すと、愛する妻を殺害した男への復讐を果たそうとするのだった。

登場人物&出演者

レイ・ギャリソン/ブラッドショット(演:ヴィン・ディーゼル)

近年の出演作に『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』、『アベンジャーズ/エンドゲーム』などがあります。

主人公。アメリカ海兵隊員。任務を成功させるが、そのせいで妻を殺され、自身も殺された。

「ライジング・スピリット・テクノロジー」のナナイトで復活し、超人的な力で復讐をする。
実は記憶がハーティングに植え付けられた偽物で、KTの協力でヴィガンズに改造される。
ウィガンズのおかげで記憶を保持し、ダルトンとティブスを倒し、ハーティングを狙う。
最後はナナイトが停止してもハーティングと自爆するが、助かって自分で未来を切り開く。

KT(演:エイザ・ゴンザレス)

代表作に『ベイビー・ドライバー』、『アリータ:バトル・エンジェル』などがあります。

ヒロイン。「ライジング・スピリット・テクノロジー」に所属。元海軍のスイマーだという。

シリア駐屯時に化学攻撃で循環器系を破壊されるが、喉を再建して機械で呼吸ができる。
5年に渡って記憶をリセットしたレイを騙し続けていたが、良心を咎められて疑問を持つ。
ハーディングのやり方に反抗してウィガンズを助け、彼のおかげでレイの記憶を保持させる。
最後はナナイトが機能停止したレイを助け、ウィガンズを加えて新たな旅に出る事になる。

ウィルフレッド・ウィガンズ(演:ラモーネ・モリス)

代表作に『イエスタデイ』、『デスペラードス/崖っぷち女子旅』などがあります。

天才的なプログラマー。ブラッドショット計画のプログラムをたった一人で作っている。

ハーディングの元を去った仲間たちと一緒にいて、ナナイトを止めるEMP装置を託した。
知りすぎたせいでハーディングに消されるリストに入るが、KTのおかげで助かった。
ナナイトのプログラムを書き換え、KTの協力でレイのアクセス権を自分たちに置いた。
最後は自爆したレイを修復し、ナナイトを改良し、KTたちと旅へ出かける事になった。

マーカス・ティブス(演:アレックス・ヘルナンデス)

代表作に『Fireflies』、『Blanco』などがあります。

「ライジング・スピリット・テクノロジー」に所属する。陸軍の名射撃手だったという。

イラクで迫撃砲の受けて失明するが、カメラと義眼によって再び見えるようになった。
態度の悪いダルトンと違ってレイを迎え入れ、一緒に戦う仲間として色々と観察している。
逃げ出したレイを複数の目で追撃し、ピンチになったダルトンを助けて見事に捕縛した。
最後はエレベーターでのバトルで高い場所から滑り落ちて、そのまま死亡してしまう。

ジミー・ダルトン(演:サム・ヒューアン)

代表作に『When The Starlight Ends』、『バッド・スパイ』などがあります。

「ライジング・スピリット・テクノロジー」に所属する。元ネイビーシールズの隊員。

アフガンの爆弾攻撃で両足を失い、機械の義足によって再び歩けるようになっている。
当初からレイに対して悪態をついていて、記憶をリセットされる寸前に真実を話していた。
レイの後始末に不満を持っていて、反旗を翻した彼の抹殺を喜んで引き受けていた。
最後はナナイトの力をフル活用したレイに圧倒され、凄まじい力で殴られて倒された。

エミール・ハーティング(演:ガイ・ピアース)

近年の出演作に『ドミノ/復讐の咆哮』、『ふたりの女王/メアリーとエリザベス』などがあります。

「ライジング・スピリット・テクノロジー」の施設長。ナナイトでレイを生き返らせた。

15歳の時にガンとなって右腕を切断したが、前向きに考えて機械の義手を開発している。
目覚めたばかりのレイに色々と説明し、復讐に駆られた彼を止められるに様子を見ていた。
実はレイの記憶をリセットして何度も邪魔者を殺害し、開発した兵器の凄さを証明していた。
最後はKTの裏切りでレイが自由となり、自分の手で処分しようとして自爆されて死亡した。

ジーナ・ギャリクソン(演:タルラ・ライリー)

代表作に『インセプション』、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』などがあります。

レイの妻。戦場に向かう度にレイを見送っていたが、いつもケガして帰る彼を心配する。

記憶を書き換える度に標的となる者に何度も殺され、レイの復讐の原動力となっていた。
最後はすでに5年の時間が経っていて、別の男性と結婚して家庭を築いてレイを拒否した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作はヴァリアント・コミックスから出版されるコミック『Bloodshot』が原作となります。
この作品では主演を務めるヴィン・ディーゼルが製作として参加しています。
どうやら製作会社であるソニー・ピクチャーズがヴァリアント・コミックスのヒーローでシェアード・ユニバースを展開する予定でした。
しかし、本作とシェアードしようとしたコミックの映画化権を売ってしまい、残念ながら構想は消えてしまいました。
アメコミ原作映画と言えば、どうしても二大巨頭である「マーベル」と「DCコミックス」をイメージしてしまうが、実は他にもあるようです。
残念ながら「ヴァリアント・コミックス」は本作で初めて知りましたが、設定や世界観はなかなか興味深い感じでした。
本作の主人公であるレイは騙されて利用されていたが、そこから目を覚まして、復讐を創造主に向けて自由を手に入れていきます。
ハッキリ言って、本作は「ブラッドショット」というキャラクターを紹介するような感じで、物語としての深みはあまりない。
圧倒的にブラッドショットが強くて、敵が弱すぎたせいでアクションの方は悪くないけど、マーベルやDCコミックスと比べると少し地味に感じてしまう。
主人公を演じているヴィン・ディーゼルは悪くないが、個人的にはどうしても『リディック』がハマリ役のイメージが強くて少し物足りない感じでした。
どうしても本作はキャラクターの掘り下げが浅かったので、ヴィン・ディーゼルが上手くハマっていなかったような印象でした。
それでも、地味ながらCGはしっかりと超一流を揃えて、ナナイトによって主人公の体が再生する映像はなかなか良かったです。
多分、続編は作られないと思いますが、アメコミ原作映画市場に新たな会社を参入させた功績は大きいと考えています。
今後はマーベルやDCコミックス以外も活気づく影響を与えてもらい、未知なる作品に出会いたいと思わせるだけでも充分だったのでしょう。

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