【エスケープ・ルーム】VD-632

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あ行

作品データ

公開年月 2020/02/28
ジャンル サスペンス/ホラー
原作 なし
監督 アダム・ロビテル
脚本 ブラギ・シャット、マリア・メルニク
製作 ニール・H・モリッツ、オリ・マーマー
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

とある高層ビルの待合室に謎の送り主から受け取った招待状に応じて、賞金1万ドルがかかった体験型脱出ゲームに年齢も職業もバラバラの男女6人が集まる。
ゲームのスタートを待っていた参加者たちだったが、その中の一人が待合室の外へ出ようとするもドアノブが取れて出られなくなってしまう。
全員が閉じ込められた事に気づくと、部屋の温度が急上昇し、突然のスタートを切られて参加者たちは脱出する為に協力をするのだった。

登場人物&出演者

ゾーイ・デイヴィス(演:テイラー・ラッセル)

代表作に『WAVES/ウェイブス』、『エスケープ・ルーム:トーメント・オブ・チャピオンズ』などがあります。

「エスケープ・ゲーム」に参加した女子大生。量子論を学んでいるが、過去の出来事で内気になっている。

先生から変わるように招待状をもらうと、ゲームがスタートして冷静にヒントを探していた。
参加者たちの中で黙って行動するが、アマンダの死からゲームのルールを破る方法を見出す。
実は過去に母親とベトナム旅行した時、飛行機事故によって唯一の生存者としてトラウマを持つ。
最後は二人目の生存者としてゲームマスターを倒し、ベンとともに開発者を突き止めようとする。

ベン・ミラー(演:ローガン・ミラー)

代表作に『ゾンビーワールドへようこそ』、『エスケープ・ルーム:トーメント・オブ・チャピオンズ』などがあります。

「エスケープ・ゲーム」に参加した青年。スーパーの店員でアルコールを手放せず、親からも独立できずにいる。

レジ係の不足で自分からお願いするが、アルコール中毒のせいで店長から断られて納得した。
最初からジェイソンとは敵対心を持っていて、命を失う可能性のあるゲームを小バカにしていた。
実は過去に車を購入して友人たちとドライブするが、酔って事故を起こすも一人だけ生き残った。
最後はゾーイと協力して生き残り、転職して人生を再スタートするも開発者の元へ乗り込む。

ジェイソン・ウォルカー(演:ジェイ・エリス)

代表作に『ショートウェーブ』、『イン・ア・リレーションシップ』などがあります。

「エスケープ・ゲーム」に参加した青年。株取引で成功していて、顧客から招待状をもらって参加した。

何不自由ない成功者であるが、顧客の為に仕方なく来ていて、他の参加者を見下すような態度。
命を賭けたゲームだと察知すると、誰よりも生き残る事を優先して他人を利用しようとする。
実は過去にボートで遭難して、友人とコートを取り合って殺したが、被害者として吹聴していた。
最後はラストの部屋で毒物に汚染され、ベンと解毒剤の取り合いに負け事故死として処分された。

マイク・ノーラン(演:タイラー・ラビーン)

代表作に『タッカーとデイル/史上最悪にツイてないヤツら』、『リトルデビル』などがあります。

「エスケープ・ゲーム」に参加した中年の男性。トラック運転手をしていて、将来の不安から賞金の為に参加した。

ニュースで将来のトラックは自動化される事から、仕事がなくなると考えて先手を打とうとする。
社交的でやって来る参加者たちへ積極的に挨拶して、ゲームが始まるとヒントを懸命に探した。
実は過去に炭鉱で弟とともに働いていて、落盤事故で生き埋めになるも唯一生き残っていた。
最後はゲームで心拍数を上げる為に除細動器を使うも心停止となり、心臓発作として処分された。

アマンダ・ハーパー(演:デボラ・アン・ウォール)

代表作に『マザーズデイ』、『キリング・ショット』などがあります。

「エスケープ・ゲーム」に参加した女性。背中に多くの火傷を負っていて、賞金が目当てとして参加した。

最初の部屋で脱出の為にダクトへ入るも閉所恐怖症が出ると、ゾーイの言葉でなんとか立ち直る。
逆さまの部屋では高い運動能力で脱出のアイテムがある金庫を見つけ、番号を打ち込んでいた。
実は過去にイラクの従軍で襲撃を受けて、車が炎上する中で火傷を負いながら一人だけ助かった。
最後は脱出アイテムを渡して高所から落下し、ロッククライミングの自事故死として処分された。

ダニー・カーン(演:ニック・ドダニ)

代表作に『グッド・ネイバー』、『アレックス・ストレンジラブ』などがあります。

「エスケープ・ゲーム」に参加した青年。ゲームオタクで「エスケープ・ゲーム」について知っていた。

ゲームの仕掛けを誰よりも知っていた事から、何をすればいいのか他の参加者に説明していた。
単なる体験型ゲームだと思っていたが、命を賭けた内容だと知って誰よりも怖がっていた。
実は過去に家でガス漏れ事故が発生して、家族が全員亡くなる中で唯一生き残っていたという。
最後はライターを受け取る際に氷が割れて冷たい水の中に落ちてしまい、溺死として処分された。

ゲームマスター(演:ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン)

代表作に『ドラゴン・タトゥーの女』、『パピヨン』などがあります。

ミノス社の「エスケープ・ゲーム」における進行役。最後の部屋まで姿を見せずゲームを監視していた。

生き残ったベンから無事に脱出すると、彼がダークホースとして生き残った事に驚いていた。
ゲームの開発者ではなく、あくまで進行役だと説明して、最終的にベンを処分しようとしていた。
もう一人の生き残りだったゾーイに銃撃され、開発者からゲームの参加者にされてしまう。
最後はゾーイを追い込むが、ベンに背後から頭を殴られ、銃を奪われると容赦なく銃殺された。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は『インシディアス/最後の鍵』で知られるアダム・ロビテルが監督を務めています。
いわゆる脱出ゲーム系のジャンルとなっていて、低予算で比較的作れる事もあって一定の需要があります。
代表的な作品として『CUBE/キューブ』や『インシテミル』などがあって、海外に限らず日本でも作られています。
近年ではNetflixのオリジナルドラマシリーズでは、韓国の『イカゲーム』なんかはブームになったほどです。
それぐらい脱出ゲームのジャンルは簡単に作れる上に予算がかからないので、アイデアさえあれば面白いモノが作れます。
そんな本作は当初が体感型のゲームだと思われたが、実は命がけで生き残るを賭けた危険なゲームだと判明します。
当然ながら状況をすぐに飲み込めない登場人物たちは戸惑うが、協力して脱出しようと知恵を絞っていきます。
本作では共通した背景を持つ参加者たちがいて、落ち着いたところでようやく共通点を発見していきます。
すでに参加者たちは過酷な過去を持っていて、その中で誰が一番運がいいか決めるようなゲームだと感じられました。
ゲーム自体は面白い仕掛けだと思いますが、命を賭けているという印象は今ひとつ伝わってこなかったです。
本作では直接的な描写を意図的に避けていて、想像力に訴えかけているので、どうしても派手さに欠けていました。
やはり、目の前で誰かが無残な死に方をするならば、参加者たちが慌てる様子が克明に伝わってきたはずです。
人間ドラマについてもオマケ程度になってしまい、物語としても深みが感じられないが、続編に繋げるエピローグは悪くなかったです。

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