作品データ
あらすじ
セイディがサムとその恋人と夜中のパーティに参加していると、突然として現れた狼女によって人々が噛まれ、死んだらゾンビになり、生きていたら吸血鬼になっていた。
近くのダイナーまで逃げ込んだセイディだったが、吸血鬼に変身したサムがダリルに倒されると、謎の男トリスタンから先祖について聞かされる。
地獄の門を開く本を処分するべく、セイディはダリルと協力して探す二人をゾンビや吸血鬼を引き連れる悪魔の娘ルーシーに追われるのだった。
登場人物&出演者
・セイディ(演:ローリー・ラブ)
代表作に『オーディション・テープ』、『デルタフォース』などがあります。
主人公。サムたちと夜中のパーティに来ていたが、突然現れた狼女が暴れたせいでダイナーまで逃げていた。
オタク童貞のダリルに助け出されると、先祖であるトリスタンが現れルーシーの悪事を知る。
地獄の門を開こうとするルーシーを阻止するべく、ダリルとともに本を処分しようとする。
途中で映画を撮影しているクルーと合流するが、ルーシーに捕まるもダリルに助け出された。
最後はダリルによって地獄の門が閉じられ、彼と自身もモンスターに変身して恋人なった。
・ダリル(演:アーロン・ニール・トラウト)
代表作に『Deadfall Trail』、『Bloody Bloody Bible Camp』などがあります。
ヒロイン。ダイナーで働く童貞オタク。仕事中にもコミックを読んでいて、世界が世紀末になる事を待っていた。
セイディたちが逃げ込んでくると、吸血鬼となったサムを銃撃し、ゾンビたちを倒していく。
先祖から話しを聞いたセイディと本を処分するべく、一緒に探すも途中でケンカしてしまう。
セイディがルーシーに捕まった事を知って、合流した撮影クルーとともに助け出していた。
最後はヨブの心臓で地獄の門を閉じて、狼男になるも同じく変身したセイディと恋人になる。
・サム(演:ケント・ウェルボーン)
代表作に『ドリーム・ゲーム/夢を追う男』などがあります。
セイディと恋人とともに夜中のパーティに参加していた。狼女の乱入によって手を噛まれてダイナーまで逃げた。
吸血鬼に変身して店員を噛み殺すが、この状況を待っていたダリルに銃撃で倒されてしまう。
すぐに傷が治って吸血鬼となった仲間のバーに行くと、復活したルーシーの下僕にされる。
ルーシーがセイディに化けてダリルに本を完成させる姿を見て、一人で盛り上がっていた。
最後は逃げる車で女とイチャイチャし、キレたダリルに突き落とされ後続の車に惹かれた。
・サンチェス(演:ホセ・ロステ)
代表作に『エアポート2018』、『ジェノサイド004』などがあります。
バイカーたちがいるバーにいた男。なぜか吸血鬼となっていて、朝から酒を飲みながら仲間と楽しんでいた。
復活したルーシーがバーにやって来ると、下半身が反応して声をかけるも力で下僕にされる。
セイディがいる場所までバイクで連れて行くと、撮影クルーたちを捕まえて遊んでいた。
キレたダリルの反撃で一度倒されてしまうが、なぜか彼らの仲間となってルーシーと戦う。
最後は地獄の門を閉じたダリルの活躍で助かるが、宇宙人を倒す為に仲間となり戦っていく。
・トリスタン(演:アーロン・ジン・フォシュベリ)
代表作に『吸血鬼カンパニー』、『Royals’ Revenge』などがあります。
セイディの先祖。西部開拓時代を生きていて、人間に扮したルーシーと結婚するも浮気をして彼女を裏切った。
なぜかヨブの心臓を手に入れて乗り換えた神父の娘に渡すと、キレたルーシーに呪われた。
狼女となった神父の娘と長く生きていると、子孫であるセイディに彼女を殺すように説明。
神父の娘をダリルが代わりに倒し、捕まったセイディを助ける為にルーシーの前に出てきた。
最後はセイディをダリルが助けるのを確認し、ルーシーを道連れに地獄の門に飛んで死んだ。
・ルーシー(演:ローリー・ラブ)
西部開拓時代は人間の女性として過ごし、トリスタンの妻となっていた。トリスタンの浮気で本性を暴いた。
地獄の門を開く為の本を書いていたが、トリスタンがヨブの心臓を奪ったせいでブチ切れる。
浮気相手の神父の娘を呪って狼女にして、トリスタンも呪いをかけて死なないようにした。
狼女の死により復活を遂げると、サムたちを下僕にして子孫となるセイディを捕まえていた。
最後はセイディがダリルに助けられると、トリスタンとともに地獄の門へ飛んで死亡した。
感想
[個人的な評価]
本作はあのJVDから発売されたモンスター映画です。
この作品は『オーディション・テープ』や『デルタフォース』で知られるブライアン・スキーバが監督を務めています。
あのJVDから発売されるという事は、当然のように下ネタ満載の吹き替えがオマケとして付いてきます。
最初から最後までJVDの中2男子学生が考えたような下ネタを貫いて、ギリギリで内容を変えない絶妙なセリフが展開されています。
もちろん、内容とはまったく関係ない下ネタのアドリブも健在で、元々がつまらない映画を盛り上げようとしています。
肝心の内容はクエンティン・タランティーノばりの『デス・プルース in グラインドハウス』みたく闇鍋状態な感じになっています。
ゾンビ、狼人間、吸血鬼、悪魔とやりたい放題をやっているが、当然のように物語の上で必要な存在とは言えない。
特にゾンビは冒頭だけの登場で、思い出したように出てくる程度で物語のメインから外れているオマケみたいな存在でした。
ほとんどは悪魔の娘と吸血鬼になった人間ぐらいで、あとは主人公とヒロインが無双していく感じになります。
最初からバカ映画を作ろうとしているので、それを前提で鑑賞しないと痛い目に遭うのはいつも通りに流れとなっています。
主人公は女優陣の中で一番見た目のレベルが低いのに、まさかの二役をやらせるとは思い切った監督の采配と言えるだろう。
三流の女優陣の中でマトモにセリフが覚えられるか、もしくは監督の愛人だから役を勝ち取ったという印象しかなかったです。
やはり、本作は好事家のみに許された作品であり、ちゃんとした映画を鑑賞するならば本作は時間と金のムダとなるクソ映画でした。
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