作品データ
公開年月 | 2015/07/29 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | チャド・アーチボルド |
脚本 | ジャイメ・ラフォレスト |
製作 | コーディ・キャラハン、チャド・アーチボルド、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
結婚が決まっているケイシーは、友人クリスティンとジルの三人で旅行先のコスタリカで独身最後のバカンスを楽しんでいた。
現地の若者から聞いた秘境に向かい泳いでいると、ケイシーは何かに足を噛まれてしまう。
帰国したケイシーは婚約者のジャレットと楽しく過ごしていたが、次第に体調の変化に気づいていくのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は『フライトフェス映画祭』を筆頭に上映され、様々な映画賞を受賞しています。
製作を務めるのは『Breakthorugh Entertainment』という会社で、代表作に『パンデミック・サイト』、『最/終/感/染/アンチ・ソーシャル』などがあります。
基本的に感染系のホラー映画を多く製作しており、本作もその流れを汲んだ作品です。
本作最大のウリは主演したエルマ・ベゴヴィッチの三時間に渡る特殊メイクの出来映え。
感染系のホラー映画であるが、ゾンビ映画ではなく、モンスター映画という事になります。
徐々に体が変異する映画にはどこかの場所で起きる『地獄の変異』と、家に帰ってから始まる『へんげ』という作品を思い出します。
本作は後者の方でアパートに閉じこもった主人公は徐々に体が変異して怪物と化していく。
そこへやって来た人たちを本能で襲って、生んだ魚卵たちのエサにするという流れに。
主人公がビッチにしか見えなかったせいで、彼女に対して同情的な気持ちは湧かなかった。
そんなビッチな主人公よりもクソビッチな友達が彼女を罠にハメるけど、別にそれは自業自得にしか見えなかったです。
本来ならクソビッチな友達が制裁される場面は気持ちがスッキリするはずだが、そもそも主人公もビッチだからそんな気持ちにならず。
もう一人の友達はちゃんとした友達だったのに、こっちの方が巻き込まれて可哀想だと思うほど納得ができる感じだった。
あとは主人公の婚約者も二回の性行為で最後までできなかった点でも、相当のフラストレーションが溜まったのだろう。
だから最後はそれを発散するように主人公から産みつけられた魚卵から、大量の羽虫を四散させたのだろうと思いました。
全体的に粘液と魚卵のイメージしかなく、変身した主人公の不気味さは今一つでした。
行動範囲がアパートの自分の部屋だけなので、変身して怪物と化した主人公の怖さを演出するには物足りないと感じました。
やはり、どうせモンスター映画にするなら、外に出て人を襲うという演出も必要だと思う。
あれだけ部屋に引きこもって大量の粘液と魚卵を出しているなら、その為の養分が必要であるし、食事シーンがないのも微妙だと感じました。
変身した姿はなかなかのグロテスクさだが、それを活かすような構成じゃなく、インパクトに欠けてしまったのは残念な作品でした。
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