【ビッグフットVSクランプス】VD-1004

作品データ

あらすじ

イルミナティ軍との休戦が続く中、同盟軍のカリ王女は恋人のVHとの間に子を授かり、ビッグフットはクリスマスに浮かれてクッキーを焼いていた。
しかし、突如一晩でイルミナティ星が壊滅し、カリ王女の盟友であるアトラス族のシャリア王女も敵との交戦で戦死してしまう。
仲間の死を悲しむカリ王女にクランプスと名乗る敵は、クリスマスを闇へ変える為に人類へ宣戦布告をするのだった。

登場人物＆出演者

・ビッグフット（声：マルコ・グズマン）

代表作に『Tickles the Clown』、『ビッグフットVSメガロドン』などがあります。

同盟軍の一員で伝説のUMA。アルコン軍を撃退して平和が再び訪れ、クリスマスが近い事からクッキーを焼く。

クランプスの突然の襲撃を受けて同盟軍のアトラス族が全滅し、カリ王女に呼び出された。
ヘルシングからカリ王女が自分を道具扱いする状況を相談されると、好きにやるべきと助言。
行方不明なったヘルシングを見つけると、連れ帰って戦闘機に乗るも母艦が破壊された。
最後はカリ王女とヘルシングが死んで悲しむが、敵討ちをするべくたった一人で戦いに挑む。

・ジャック・ヴァン・ヘルシング（声：マルコ・グズマン）

同盟軍のエースパイロット。アルコン軍との戦い犠牲となるが復活して、カリ王女との子作りを成功させた。

カリ王女に道具としての扱いに不満を持ち、ビッグフットに相談すると出ていくと宣言した。
勝手に出て知らない惑星にいたが、途中からカリ王女の大切さと子供を心配して戻る事に。
途中でルシファーの手下に攻撃されて惑星に墜落するが、ビッグフットが迎えに来て助かる。
最後はクランプスたちの攻撃で逃げようとしたが、間に合わず母艦とともに爆死を遂げた。

・カリ王女（声：ジェニファー・フォーティーン）

代表作に『Tickles the Clown』、『Bigfoot Goes to Hell』などがあります。

同盟軍のリーダー。復活したヘルシングを子作りに励み、そのおかげで妊娠して今は性欲が低下している。

何度かヘルシングが求めても妊娠による不快感から拒否し、彼に不満を持たせてしまう。
クランプスが同盟軍のアトラス族を攻撃され、ロボットとヘルシングもいなくなって焦る。
ヘルシングが死んでいる可能性を聞くが、まだ信じられず新たなクローンを作るのを躊躇う。
最後は帰ってきたヘルシングとクランプスから逃げようとするが、間に合わず母艦と爆死。

・クランプス/アドルフ・レヴィ（声：不明）

クリスマスを闇に染める為に登場した。同盟軍のアトラス族をいきなり襲って女王を殺害している。

カリ王女が残った兵士と交信していたが、それすらも絶滅させて自分の存在を出していった。
自分が唯一無の存在としてカリ王女と言葉遊びしていたが、何者かに撃墜されてしまう。
カリ王女たちに捕まるもなぜか脱出すると、今度はルシファーから交信があって仲間となる。
最後はカリ王女とヘルシングがいる同盟軍の母艦を破壊し、ルシファーの元へ向かった。

・ルシファー（声：不明）

悪魔の王。クリスマスを闇に染めたいクランプスに賛同し、遠くにいる彼に交信をした。

クリスマスを破壊するべく手下を多く揃える中で、クランプスの脱出劇を褒め称えていた。
クランプスが仲間に加われば手下を預けると取引を持ちかけ、クリスマスを潰そうとする。
ビッグフットが逃したロボットが仲間入りするが、クランプスが勝手に破壊して警戒した。
最後はカリ王女とヘルシングの母艦を破壊したクランプスを褒め、彼が来るのを待っていた。

感想

［個人的な評価］

本作はいわゆるモンスター映画となるが、舞台がまさかの宇宙となります。
この作品は『ビッグフットVSメガロドン』で知られるＢ・Ｃ・フォーティーンが監督、脚本、編集を務めています。
『ビッグフットVSメガロドン』の続編とも言える作品となるが、今回は更に内容が薄くなっています。
前作はそれなりにストーリーを展開しようとしたが、当然のように監督はそのような腕がなく支離滅裂な内容でした。
しかし、本作は更に何をやりたいのか分からず、なぜか悪魔的なクランプスを登場させて内容がカオスになっている。
ただ、やっている事は前作と同じような流れになっていて、これはマズイと思ったのか今度は唐突にルシファーを出してきます。
もはや整合性を捨て去っているような展開になって、更にジャック・オ・ランタンやブギーマンなんても出しています。
とりあえず、思いついた怪物を出して宇宙戦争をやらせようとするが、悪党たちが強くなりすぎて主人公が不利な状況になっています。
カリ王女やヘルシングがまとまって爆死してしまい、残ったのがビッグフットだけで明らかにバランスが崩壊してしまいました。
そのせいで本作はビッグフットが復讐するような立場となって、なんとかやり返そうと続編に投げてしまったのです。
もう監督は自分で脚本を書いていて混乱しているだろうし、作品を作っている人たちも同じようにワケが分からないだろう。
そうなると、作る側が混乱している状態は鑑賞している側にも伝わって、クリスマスを闇に染める目的がどこかへ飛んでいます。
ラストで思い出しかのようにクリスマスの事を持ち出すが、もう物語が完全にぶっ飛んでしまっているから元に戻らなくなっています。
当然のように続編をすでに作っているが、いつ日本に上陸するか分からないが、配信されるなら最後まで付き合うつもりでいます。