【カエル女】VD-926

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洋画

作品データ

公開年月 2016/04/01
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ティム・レイス
脚本 ティム・レイス
製作 マイケル・ブリーマー、ティム・レイス、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

2年前に父親を亡くした女子高生のヴィクトリアは一人旅から1年ぶりに帰り、母リリアンが再婚したウェイドとその息子との暮らしが馴染めずにいた。
友人からパーティーに誘われガソリンスタンドに立ち寄ると、ヴィクトリアを水かきを持った怪物に襲われケガを負ってしまう。
間一髪のところで店員で医学生のマンソンに救われるが、瀕死状態だったヴィクトリアはガソリンスタンドの倉庫に監禁されるのだった。

登場人物&出演者

ヴィクトリア・ミラー(演:メアリー・マロイ)

代表作に『Fatal Defense』などがあります。

主人公。女子高生。2年前に父親を亡くした事で一人旅に出ていた。1年ぶりに実家へ帰るもウェイドと不仲を見せる。

友達に誘われてパーティーに行こうとしたが、怪物に襲われてマンソンに助け出された。
1ヶ月も森の中で暮らしていたが、ポールに見つかって家へ連れ帰らされるも理由を話せず。
薬をウェイドに割られたせいで変身して怪物となり、家族全員を殺害してマンソンの元へ。
最後は自力で薬を使って元に戻り、ポールが実験台として使えるとして倉庫で暮らしていく。

マンソン・スコラー(演:ヴィカス・アダム)

代表作に『Is Anybody There?』、『Bobby Khan’s Ticket to Hollywood』などがあります。

ガソリンスタンドで働いている医学生。助成金をもらえるほどのエリートだが、殺人事件の関与で退学させられた。

教授と一緒に実験をしていたが大学にバレてしまい、自分に投与して変身する状態となる。
抑制する薬を作るだけで実験が進まず、怪物に襲われたヴィクトリアを助け変身を止めた。
ポールに疑われて襲撃を受けた事で捕まり、拷問を受ける中で薬をすべて廃棄された。
最後はヴィクトリアが自力で変身を解き、ポールが実験台として使えると分かって利用した。

リリアン・ミラー(演:トミ・ラヴィンダー)

代表作に『The Morningside Monster』、『Mr. Lockjaw』などがあります。

ヴィクトリアの母親。2年前に夫を亡くしているが、前に進もうとウェイドと再婚をして平穏な生活を送っていた。

娘が1年ぶりに帰ってきた事で夕食を共にしていたが、夫の余計な一言で家出されてしまう。
私立探偵のポールを雇って娘の行方を心配するが、ヤク中だと決めつける夫に反対していた。
ポールが娘を連れ帰って安心していたが、薬を取り上げる夫の強引なやり方に何もできず。
最後は怪物に変身する娘の苦しみを聞いて部屋に来るが、ドア越しに襲われバラバラになる。

ウェイド・ワーシントン(演:ブライアン・トロックスウェル)

代表作に『The VICE Guide to Bigfoot』、『One Night of Fear』などがあります。

リリアンが再婚した夫。連れ子の太った息子がいる。ヴィクトリアとは気が合わず何かと余計な事を言っている。

1年ぶりにヴィクトリアが一人旅から帰ると、夕食時に余計な事を言って雰囲気を台無し。
勝手にヴィクトリアが車を使われて警察に通報し、その後行方不明になって私立探偵を雇う。
ポールがヴィクトリアを連れ帰るが、ヤク中だと決めつけて薬を取り上げて監禁していた。
最後は変身したヴィクトリアが母親を殺害し、真っ先に逃げようとして襲われて死亡した。

ポール・ステンスランド(演:トロイ・ハルヴァーソン)

代表作に『Demonica’s Reign』、『Blackhats』などがあります。

元刑事の私立探偵。ヴィクトリアが行方不明となってウェイドに雇われた。ヤク中で妄想癖を持っている。

1ヶ月に及ぶ捜査で満月が関係あるとしてウェイドに話し、ブチ切れる彼を黙らせていた。
ガソリンスタンドを疑って様子を見て、ヴィクトリアを見つけると強制的に連れ帰った。
マンソンを疑って勝手に薬を奪い拷問していたが、変身したヴィクトリアに襲われていた。
最後は変身途中になったせいでマンソンたちの実験台となり、治療薬の成分になっていた。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はいわゆるモンスター映画の部類に入る作品です。
この作品は『The Demon’s Rook』で知られるティム・レイスが監督、脚本、共同製作を務めています。
邦題の適当さに惹かれて鑑賞してみたが、超低予算で作っているワリに悪くない展開というのが正直な感想です。
なぜなら余計なエピソードをやっていけるほどの余裕がないから、必然的に物語がいい意味でコンパクトになっていました。
普通なら主人公の私生活を中心に描きながら、両親との不仲や恋人との問題を入れたがるけど、本作はそのような事は一切なかった。
だから逆に功を奏したとも言えるほどシンプルな構成となっているので、いらないエピソードをやらないといけない作品と比べてもスッキリしています。
全体的に地味でアクション性はそこまでないけど、グロテスクな描写もやりたいという情熱も伝わったのは良かったです。
少ない予算の中で上手く演出しようとする努力も見られるし、相手が子供でも容赦なく怪物が襲っていく展開も悪くない。
最近ではこのような単純な作品が少なくなっているから、なぜか本作のシンプルさがいいと思ってしまいました。
ただ、本作で実験をしていた医学生が「カエル」が人間に近いという理由が語れないのは、超低予算で作っているからだろうと思います。
本作に予算を投じたリメイクをやったら魅力をすべて台無しにするだろうから、この規模で充分な作品だと言えます。
あとは私立探偵にちょっと頼ってしまったのは残念で、物語の中心ではない上に妄想癖でテンポが悪くなってしまったのは微妙でした。

コメント

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