作品データ
あらすじ
2014年、小惑星の接近で地球に壊滅的危機が迫り、各国が対策を模索する中、ロシアがミサイルでの破壊を試みるも失敗する。
破壊も軌道変更も困難と判明し、アメリカが懸けた最後の作戦は、深海で核兵器を爆発させて超巨大地震を誘発させて地球の方を衝突軌道から逸らすという内容。
最悪の場合、天変地異で人類の半数が死滅しかねないが、やらなければ確実に地球が滅亡する事から危険な作戦が開始されるようとするのだった。
登場人物&出演者
・チェイス・スワード副長(演:ジェイソン・ブルックス)
代表作に『不時着』、『フライング・ヴァイラス』などがあります。
主人公。アメリカ海軍の潜水艦ポークの副長。マリサを口説いていたが、マスターソン将軍から招集命令を受ける。
マスターソン将軍から地球の危機だと知って、ルディに事情を話して核弾頭の用意をさせる。
潜水艦で目的地に向かうも地震でピンチになるが、なんとか兵器を守ってマリサと戻った。
地震によって艦長が感電死すると、覚悟を決めて艦長となって的確な指示を出していった。
最後は自分たちが助かって小惑星を地球が避けると、マリサとキスをしていい思いをする。
・マリサ・ノックス博士(演:ティア・カレル)
近年の出演作に『ショウダウン/不死身の弾丸』、『エアポート2013』などがあります。
ヒロイン。地球物理学者。ヤップ海溝の調査に来たが、サイパン火山によるプレート変化で中士になって困っていた。
チェイスとバーでいい感じになるが、マスターソン将軍の招集命令を受けて潜水艦に向かう。
マスターソン将軍とエバンの説明から人工地震の話しを聞いて、海が汚れる事を心配した。
地震の影響で閉じ込められるもチェイスと脱出し、人工地震を起こす為に協力を惜しまず。
最後はルディに火山へ核弾頭を放り込む指示を出して、地球が助かるとチェイスとキスする。
・エバン・キッツァス(演:スカイ・エバンス)
代表作に『Team League Squad』などがあります。
ケック天文台の研修生。遊び半分で天体観測をしていると、小惑星が地球へ衝突すると分かって教授に電話していた。
国家安全保障局がやって来て事情を聞かれると、そのまま監禁される形で将軍を会った。
ミサイルによる軌道変更は無理だと主張し、地球の軌道を変えるべきだと提案をしていた。
マスターソン将軍がミサイル攻撃での破壊が無理と分かり、アドバイザーとして助言をする。
最後は作戦通りの人工地震が発生して、呆然とする将軍を助けて身代わりとして死亡した。
・ルディ・マジック大尉(演:ウェイド・F・ウィルソン)
代表作に『Ooga Booga』、『Chi-Raq』などがあります。
アメリカ軍の潜水艦ポークの兵器将校。バーで飲んでいると、チェイスが気になっていたマリサに声をかけた。
適当に口説くも違う事を言って恥を掻いてしまうが、すぐにチェイスを紹介して立ち去った。
チェイスから大体の説明を受けると、核兵器の弾頭を運び出そうとして隕石の襲撃を受ける。
すぐに退避する指示を出して全員が助かるが、休暇中の友人に事実をバラして避難をさせる。
最後は恋人の男性に別れを告げ、マリサの指示で火山に核弾頭と飛び込み地球を救った。
・ラウス大尉(演:ロバート・R・シェイファー)
代表作に『サイコ・コップ』シリーズ、『ゾンビーバー』などがあります。
アメリカ海軍の潜水艦ポークの乗組員。地球が小惑星の衝突で危機的な状況で、説明もなく出発を言い渡される。
以前からチェイスに対して不信感を持ち、半年でやる作業を数分でやる事に文句を口にした。
事情を話せないチェイスから一方的な命令を受けるが、任務という事で急ピッチでやった。
その結果、地震で潜水艦が破損して艦長が死亡し、溶接が甘かったとして自己犠牲を選んだ。
最後は真っ二つになる潜水艦で人工地震を起こす為の作業をして、ちょうど終わって死亡。
・ロジャース艦長(演:ティム・ラス)
代表作に『パラサイト/地球外生命体』、『フィフス・パッセンジャー』などがあります。
アメリカ海軍の潜水艦ポークの艦長。事情が分からないままマスターソン将軍から招集命令を受けていた。
チェイスとマリサが一緒に来ると二人の仲を知って、気まずいような雰囲気を出してしまう。
マスターソン将軍の話しから人工地震を起こす作戦を聞いて、冷静に受け止めて動いていく。
部下たちには黙っていたが、地震のせいで作戦が失敗しそうになって本当の事をしゃべった。
最後はチェイスたちが生きていた作戦を続行するが、地震の揺れで感電して死亡してしまう。
・マスターソン将軍(演:ロバート・ダヴィ)
近年の出演作に『デーモン・ハンターズ』、『ブラッド・リベンジ/奪還のボーダーライン』などがあります。
アメリカ空軍参謀総長。地球に異変が起きて妻と地下へ避難し、すぐに部下が迎えに来ると事情を知った。
ロシアや中国とミサイル攻撃で小惑星の軌道変更しようとするが、反対の意見が出ていた。
代案を提唱したエバンの言葉が気になり、地球の軌道を変える提案について考えていた。
潜水艦ポークを使ってヤップ海溝で人工地震を起こす作戦を出して、他国との調整をする。
最後は地震が起きて呆然としているとエバンが身代わりとなり、地球が助かるも喜ばず。
感想
[個人的な評価]
本作はみんな大好きアサイラム製作&アルバトロス配給のパニック映画となります。
この作品は『メガ・シャークVSクロコザウルス』や『ダブルヘッド・ジョーズ』で知られるクリストファー・レイが監督を務めています。
実はこの作品を最後にナンバリングが付く「アルマゲドン」シリーズが封印されるが、なぜなのか不明である。
単純にネタ切れとなってアイデアが出ずにしばらく冷却期間を置いてから、ついに「アルマゲドン2020」が作られた流れとなります。
つまり、本作が当時の「アルマゲドン」シリーズに終止符を打った作品であるが、あまりにもアイデアがぶっ飛びすぎました。
今までは核ミサイルなんかを使って小惑星の軌道を変えていたが、ついに地球ごと避けるアイデアが出てしまった。
しかも、世界規模な人工地震を起こすが、それがマグニチュード18であるが、12で地球が真っ二つになる破壊力を持っています。
そうなるとマグニチュード18は普通にありえない話しであり、実際に劇中で起きたのはマグニチュード16で十分に地球が破壊されます。
しかし、どう見ても地球が破壊される規模の映像がなく、そもそも資料映像を使っているから辻褄が合わない状態になっている。
アサイラムは予算をできるだけ節約するのは分かるが、あまりにも辻褄が合わない映像だとギャグ以上に不快感をもたらしてしまう。
安易に実際の映像を使うのはリスクが高く、それで被災した人間にとって映画の一部に使われるのは不快だろうと思います。
いくらなんでもアリのアサイラムとは言っても、人として越えちゃいけない線を越えてしまっているような印象もありました。
そのせいでアルバトロスにとってシリーズを打ち止めにしたと考えれば、こっちの方が辻褄が合うように思えます。
バカみたいなアイデアにそれっぽいアサイラムの得意な専門用語の応酬と、無意味なロマンスや会話劇もヒドイとしか言えない。
しばらくシリーズが打ち止めになっても仕方ないような作品であるが、アサイラムの悪いところが目立った内容となりました。
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