【アリサカ】VD-713

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アクション

作品データ

公開年月 2021/11/01
ジャンル アクション/サスペンス
原作 なし
監督 ミカイル・レッド
脚本 ミカイル・レッド、アントン・サンタマリア
製作 ジュノー・カッコイイ、ジェイセン・モラレル、ほか
製作国 フィリピン
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

汚職政治家を告発する副市長を護送する為、マリアーノを含めた警察官が同行していた。
犯罪組織のソニーから指示を受けた汚職警官たちの裏切りで襲撃され、辛うじて生き延びたマリアーノは告発される人物の名前を覚えて町を目指す。
現場へやって来たソニーは手下からマリアーノの生存を知ると、自分の手で抹殺する為に逃げた彼女を追っていくのだった。

登場人物&出演者

マリアーノ(演:マハ・サルバドール)

代表作に『I’m Drunk, I Love You』、『To Love Some Buddy』などがあります。

主人公。女性警官。汚職政治家を告発する副市長を護送するが、仲間の裏切りで銃弾を浴びて重傷を負う。

辛うじて生きていて川まで逃げると、探検していたナウィと出会ってソニーの手下から助ける。
ナウィの家まで連れ帰られると、彼女の家族から治療を受けて動き回れるまで回復をした。
町に向かう道をナウィに案内されるが、ソニーたちが彼女の家族を殺害して怒りで復讐を決意。
最後は日本兵の狙撃銃で汚職警官を射殺し、ソニーをナウィが殺し、町を目指して向かった。

ナウィ(演:シェラ・メイ・ロムアルド)

本作が長編映画デビュー作となります。

少数民族の少女。バターン死の行進に近くにある洞窟まで探検し、そこで日本兵の遺体を見つけている。

ソニーたちから逃げていたマリアーノを発見すると、ケガした彼女の為に薬草を傷に塗った。
マリアーノから事情を聞いていると、ソニーの手下の襲撃を受けるも助けられ、家に連れ帰る。
町へ続く道に案内するが、ソニーたちに家族を殺され、マリアーノに日本兵の武器を教えた。
最後はソニーを父親のナイフで首を刺して倒し、町を目指すマリアーノを見送って姿を消した。

トレホン(演:アクーニャ)

代表作に『GOYO:若き将軍』、『Watch List』などがあります。

汚職警官の一人。長年に渡ってソニーに従っていて、彼の命令に逆らえない状態になっている。

裏切り者の始末ができないマリアーノに代わって、ソニーから銃を渡されて素直に処刑した。
副市長の殺害を実行し、死体を片付けようとしてマリアーノの逃亡に気づいてソニーに報告。
ナウィの家族を殺害するソニーに何も言えず、結局は手伝って彼らの家まで燃やした。
最後は後悔を持っていると、マリアーノの狙撃で逃げ出すが、様子見した時に顔を撃たれ死亡。

ソニー(演:モン・コンフィアード)

代表作に『アントニオ・ルナー/不屈の将軍』、『GOYO:若き将軍』などがあります。

犯罪組織のボス。麻薬の密売や汚職警官や政治家と繋がっていて、邪魔者を片付ける仕事も担っている。

副市長の告発を止める為にトレホンたちに殺害を指示し、現場に来てマリアーノの逃亡を知る。
マリアーノを自分の手で処刑する為に探し出すが、手下を一人失っても諦める事はなかった。
道中でナウィの家族の家に立ち寄ると、居場所を吐かない事から皆殺しにして燃やした。
最後は狙撃銃で汚職警官が次々と殺害され、マリアーノの首を締めるもナウィに倒された。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は『第34回東京国際映画祭コンペティション部門』にて出品された作品となります。
この作品は『BIRDSHOT』や『デッド・キッズ』で知られるミカイル・レッドが監督と脚本を務めています。
近年では東南アジアの映画が大きく進歩しており、その中でもフィリピンは早くから多くの作品を作ってきました。
個人的に知っているのは『スパイダーボーイ/ゴキブリンの逆襲』や『生き人形マリア』というキワモノの作品があれば、『MARIA/マリア』という硬派なアクション映画もある。
そんな本作は硬派なアクション映画の部類に入り、舞台は第二次世界大戦で日本兵が捕虜となったフィリピン人を歩かせた「死の行進」となっています。
何人ものフィリピン人が死んだ過酷な場所であり、逃げる者を当時の日本兵は容赦なく処刑していたという過去を持っています。
本作では汚職政治家を告発する副市長を安全に護送していたが、突然の仲間の裏切りで殺されてしまい、主人公だけが辛うじて生きていて証拠を持って逃げ出す。
当然ながら逃げ出した主人公を麻薬組織のボスや汚職警官が追いかけるが、どう見ても勝てる要素はないように感じました。
そこに少数民族の少女に助けられ、重傷がウソのように治るのは主人公補正にしても、日本兵の武器を手にして倒す展開はファンタジーすぎました。
まず、あれだけの重傷は一夜で回復するはずもないし、日本兵の武器だって手入れしていないから普通に撃てるはずもない。
更に主人公の狙撃の腕が百発百中レベルであり、ここら辺は完全に盛り上がり意識しすぎたせいでリアリティを欠いてしまっている。
ストーリーとしてもほぼないようなモノで、少数民族についてもよく分からず、全体的に薄っぺらい内容だったと思います。
結局、主人公を助けた少数民族の少女は家族を殺害されるが、なんとか復讐を果たすけど、姿を消す事になるけど、どう言った存在なのか分からない。
細かい事を考えるような作品ではなく、フィリピンの自然豊かな景色を黙って楽しむべきだというラストなような気がしました。

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