作品データ
公開年月 | 2020/04/16 |
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ジャンル | ファンタジー/アドベンチャー |
原作 | なし |
監督 | エンリコ・デ・パロ |
脚本 | エンリコ・デ・パロ、アドリアーノ・パローネ |
製作 | フィル・ゴーン |
製作国 | アメリカ、イタリア |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
神々と悪魔が地上の支配を巡って戦っていた時代、ゴーラン王は魔王シャドワーを封印し、平和な王国を作り上げていた。
だがある時、王子のイルマが罠に落ち、復活したシャドワーに囚われると、弟のマイロック王子は王国の命運を背負って冒険の旅に出る。
激しい戦いの果て、マイロックは“聖なる甲冑”を手に入れるが、その前に立ちはだかったのはシャドワーに操られた兄のイルマの姿だった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作はWOWOで放映され、その時の邦題は『レジェンド・オブ・キングダム』だけでした。
こんなに長いサブタイトルは必要だったのか疑問だが、そのおかげで内容がすぐに分かる仕様になったと思う。
まず、こういう低予算映画で戦士や魔法などの世界を扱う作品で、今までの経験上で面白いモノは何一つもなかったです。
大抵は予算がなくなってしまい、ラストに向かうほど物語が雑になっていくパターンがほとんどで、やりたい事と実際にできる事が乖離してしまっている。
結局、魔法などを含めたファンタジー映画は特殊効果やCGは必須であり、その予算を抑えてしまうとヒドイ事になります。
逆に凝ってしまうと、すぐに予算がオーバーしてしまい、あらゆるところで削って全体的に残念な出来になる結末が非常に多いです。
そんな本作が選択したのはスケールの大きな物語だが、30人程度しか出さず、主要人物なんて片手で数えられるぐらいになる。
主人公の王国はたった4人しか出てこないし、途中で合流するヒロインは16人、敵もほとんど単独で使い回しの可能性もある。
庭先だけで展開する世界スケールの物語に当然のように説得力がないし、リアリティもないから学芸会にしか見えない。
戦争をしている雰囲気がまったくないし、最たる状況として世界を救う旅なのに、主人公がとヒロインがイチャイチャし始める展開はギャグすぎました。
それにエピソードがほとんどないから、主人公とヒロインの関係もワンナイトラブにしか見えず、とても愛情があるようには見えないです。
やはり、本作もちゃんと練った設定じゃないから、ラストに行くと主人公が謎のパワーアップをして旅の意味合いを台無しにしているのもギャグかと思った。
あれだけ悪を倒すのは聖なる甲冑しかないと言いながら、ヒロインの不死身パワーと父親からもらったアームガードさえあれば倒せる事実に笑いが止まりません。
これはゴミ映画の部類にしてもおかしくない内容であるけど、ネタにもできる展開だからギリでクソ映画になると思います。
ちゃんとした映画を観たい人にはゴミ映画に感じるが、好事家にとっては色々と楽しめる作品になっているだろう。
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