作品データ
公開年月 | 2013/08/29 |
---|---|
ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | ダミアン・レオーネ |
脚本 | ダミアン・レオーネ |
製作 | ジェシー・バジェット、ゲイリー・ロサヴィオ、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
そのビデオは絶対に見てはならなかったハロウィンの夜。
ベビーシッターのサラは2人の兄妹の子守をしていたが、ハロウィンのお菓子の袋の中に見覚えのない古いビデオテープを発見する。
ビデオテープを見たいという子供たちの好奇心に押され渋々再生するサラだったが、その中にはあまりにも残虐な3つの物語が映し出されていたのだった。
登場人物&出演者

代表作に『デッド・キャニオン』、『テリファー』などがあります。
主人公。ベビーシッター。ハロウィーンの夜にティアとティミーの両親に代わって姉弟の面倒を見ている。
ティミーが袋から無地のビデオテープが出てくると、彼らに押された仕方なく鑑賞する事に。
ビデオの内容が過激すぎて兄妹を寝かしつけるが、気になって一人になって続きを鑑賞する。
電話がかかると衣装デザイナーのビデオと同じ言葉を聞いて、アート・ザ・クラウンが登場。
最後はビデオを破壊するが、ティアとティミーが惨殺された状態で悲鳴を上げてしまう。

代表作に『Hush』などがあります。
弟のティミーとハロウィーンの夜にお菓子をもらって家にいた。メイクを落とさずにスマホに集中していた。
サラがテレビを消した事で弟がすぐに文句を言ったが、お菓子に夢中だとして指摘していた。
不気味な古いビデオを見たせいで怖くなって、弟のベッドで一緒に寝て安心していた。
様子を見に来ていたサラにクローゼットに何かいると話すが、すぐ寝るように言われた。
最後はビデオから飛び出したアート・ザ・クラウンにより、弟とともに惨殺される事になる。

代表作に『We Are Sasquatch』、『Hello Again』などがあります。
姉のティアとハロウィーンの夜にお菓子をもらって家にいた。袋からお菓子を出して数えていた。
「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」を鑑賞中に、袋から古いビオでテープを見つける。
すぐにサラへ観たいと話してティアが賛同すると、中身がグロテスクで気に入っていた。
姉がやって来て当初は煙たがるが、恐怖する姿を無視できず仕方なく一緒にベッドで寝た。
最後はビデオから飛び出したアート・ザ・クラウンにより、弟とともに惨殺される事になる。

代表作に『I Play with the Phrase Each Other』などがあります。
ハロウィーンの夜、駅のホームで電車を待っていた。若いカップルにタバコをお願いされるもないと断った。
電車が遅れるアナウンスを聞いて仕方なく読書を始めると、アート・ザ・クラウンが登場。
少し怯えていたが花をもらって笑顔になるが、中にはゴキブリが入っていて逃げ出した。
注射をされて気を失うと、手錠と鎖で繋がれた2人の女性と同じく監禁されて絶望していた。
最後は女性たちが悪魔に殺されると、自身は衣服を剥がされてサタンにレイプされてしまう。

代表作に『スクール・オブ・ロック』、『A Buddy Story』などがあります。
結婚して郊外へ引っ越ししたばかり。夫は仕事で夜遅くなっても帰らず、一人で荷を解いていた。
荷を解いている途中で友人から電話をもらって、今はとても平穏だとして自慢していた。
夫がトランス状態で描いた絵が不気味で、直視できないせいで布をかけて隠していたという。
突然停電して怯えて夫に電話するも頼りにならず、家を歩き回るとエイリアンが襲撃する。
最後は逃げ回るもエイリアンに見つかり、クローゼットの闇へ引きずられてしまう。

代表作に『テリファー』などがあります。
ハロウィーンの夜、ニューヨークを目指していた。個人で衣装デザイナーとして仕事をしている。
当初は誰もいないと思っていたが、店員とアート・ザ・クラウンが揉めているところを目撃。
アート・ザ・クラウンが戻って来る事を危惧するが、店員は問題と話して給油してもらう。
店で物音がして店員が様子を見るが、なかなか戻らず覗いたら殺される現場を目撃した。
最後は逃げ出すもアート・ザ・クラウンに捕まり、四肢を切断された状態で目を覚ました。

代表作に『テリファー』シリーズなどがあります。
ケイシーが駅のホームで待っていると静かに前のベンチに座っていた。パフパフホーンを鳴らしていた。
ケイシーに花をプレゼントするが、ゴキブリ入りで逃げる彼女に注射して悪魔の元へ送った。
キャロラインの家にエイリアンが侵入するが、彼女の夫が描いた絵だけで登場していた。
衣装デザイナーの前でガソリンスタンド店員を惨殺し、彼女を捕まえて四肢を切断していた。
最後はサラの前に登場するもビデオを破壊されるが、惨殺した姉弟を見せて笑っていた。
感想
[個人的な評価]
本作は『テリファー』に登場するアート・ザ・クラウンの前日譚となります。
この作品はダミアン・レオーネが監督と脚本を務めています。
元々はダミアン・レオーネ監督の短編映画『The 9th Circle』と『Terrifier』に登場するアート・ザ・クラウンを使っています。
『テリファー』におけるアート・ザ・クラウンの前日譚ですが、その後のヒットを受けた形で紹介されているようです。
上記の短編映画からも映像を引用しているので、最初に登場するアート・ザ・クラウンはちょっと見た目が違っていました。
しかしながら、本来ある職人のような芸術家であるアート・ザ・クラウンの不気味な雰囲気は今と変わっていません。
ただ、2作目の『終わらない惨劇』では完全に方向性を間違えてしまったが、1作目での良さがしっかりと出ていました。
やはり、アート・ザ・クラウンは必要最低限の登場だけで、一瞬で心を掴むようなインパクトこそが最大の魅力だと思います。
2作目では長くなったせいで間延びしてしまったので、前日譚となる本作ぐらいがちょうどいいと言えます。
ただ、短編映画の寄せ集めのアンソロジーになっている点でも、ちょっとばかり内容がとっ散らかっているような印象が強いです。
本作ではアート・ザ・クラウンがメインではないので、悪魔やエイリアンが登場しているところも統一感があまりなかったと言えます。
しかし、ここからアート・ザ・クラウンをメインにした『テリファー』シリーズは世界に衝撃を与えたのは言うまでもないです。
特に三大殺人鬼であるブギーマン、ジェイソン、フレディに並ぶほど、アート・ザ・クラウンは現代を代表する殺人鬼になっている思います。
シリーズの3作目が公開間近となっていますが、前作の失敗を反省して1作目のような雰囲気で作ってほしいです。
コメント