作品データ
公開年月 | 2021/02/26 |
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ジャンル | SF/アクション |
原作 | なし |
監督 | マリオ・N・ボナシン |
脚本 | ジョー・ロッシュ |
製作 | デヴィッド・マイケル・ラット |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
天文学者のアリソンは、火星で巨大な飛行物体が出現し、地球に向かっていた事を知る。
UFOの編隊はニューヨークに飛来し、内部から現れた三足歩行兵器“トライポッド”の攻撃でアメリカはパニックに陥る。
侵略者と米軍の激戦が続く中で、アリソンは敵の研究から彼らは地球を火星の大気と同じ成分に変えようとしていると知るのだった。
登場人物&出演者

代表作に『デイ・アフター・トゥモロー2021』、『Pom Poms and Payback』などがあります。
主人公。天文学者。ファルコン観測所の主任天文学者。長らく火星のオリンポス山を観測して噴火を確認した。
未確認飛行物体を補足すると、やって来たリード大将に対して指揮権を保持して作戦を練った。
トライポッドが地上を攻撃し始めると、入院していた夫と義理の娘を助ける為に病院まで行く。
観測所じゃないと武器が作れないとして向かい、ヘンリーと合流してウイルスが効くと判明する。
最後はレーザーでトライポッドを倒し、システムを使ってウイルスを拡散させて火星人が全滅。

代表作に『モンスターハントレス』、『死霊高校2』などがあります。
アリソンの兄。ファルコン観測所で天文学者をする。妹が火星でのオリンポス山の発見して喜んでいた。
以前は宇宙軍で宇宙ステーションなどで調査員をしていて、現地での調査を得意としている。
宇宙船を調査する為に現地へ向かうが、攻撃を受けて逃げ出し、二人の女性に助けられて脱出。
観測所でアリソンと合流すると、リード大将からレーザーでバリアが破れるとして攻撃した。
最後は観測所が破壊されるもかすり傷で済んで、アリソンと喜んで彼女の夫たちと再会を果たす。

代表作に『Silver Bells』、『Killer Grades』などがあります。
マークの一人娘でアリソンは継母。スケボーで手すりを使ってグラインドをして左足を折っている。
父親がお見舞いにやって来ていたが、火星の大発見に興奮するアリソンが来ず寂しがっていた。
宇宙船の襲撃をスマホで見ていて、攻撃するシーンを父親と見て危険だと分かっていた。
アリソンがやって来て農場へ避難すると、火星人について説明を受けてなぜか助言をしていた。
最後はトライポッドに襲われるも父親が撃退し、火星人を倒したアリソンたちと再会して喜んだ。

代表作に『ワイルド・ブレイク』、『In the Drift』などがあります。
アリソンと再婚した夫。連れ子のジュニーと仲良く暮らしている。ジュニーがケガをして見舞いをしていた。
宇宙船の襲来を聞きつけると、ちょうどアリソンから連絡があって病院に来ると聞いていた。
スマホでトライポッドが攻撃しているシーンをなぜか見ていて、アリソンと合流して農場へ避難。
武器を作る為に観測所へ戻るアリソンを見送ると、襲ってきたトライポッドをなんとか退いた。
最後はアリソンたちによるウイルス作戦が成功して火星人が倒れ、再会を果たして喜んでいた。

代表作に『エアポート2021』、『A Stalker in the House』などがあります。
アメリカ空軍の中尉。未確認飛行物体が宇宙ステーションを破壊した事で国家の危機としてファルコン観測所に来る。
すぐにファルコン観測所を外部から切断しようとしたが、アリソンの説得によって止められた。
空軍本部と連絡を取りながらアリソンの情報を伝え、現地調査の部隊が全滅した事を教えた。
トライポッドの攻撃でも退避しないリード大将に賛同し、バリアを破るレーザーについて考える。
最後はバリアがなくなったトライポッドをリード大将と銃撃するが、攻撃を食らって蒸発した。

近年の出演作に『ブラックウォーター/潜水艇ナルコサブ』、『デイ・アフター・トゥモロー2021』などがあります。
アメリカ空軍の大将。宇宙ステーションを破壊した未確認飛行物体の調査をするべくファルコン観測所にやって来た。
ファルコン観測所の指揮権を奪おうとしたが、アリソンの説得によって諦めて彼女に従っていた。
電磁パルス攻撃で電気機器が使えなくなり、トライポッドによる地上部隊も全滅しても退避せず。
残っていたハリス中尉とバリアの破壊を考え、観測所のレーザーが使えるとして信号を送った。
最後はバリアがなくなったトライポッドを銃撃するが、反撃を食らってハリス中尉と蒸発した。
感想
[個人的な評価]
本作はみんな大好きアサイラム製作&アルバトロス配給による作品となります。
この作品はタイトルに「宇宙戦争」と庵野秀明が進める「シン」シリーズを組み合わせています。
しかも、原題についても「 2021 WAR OF THE WORLDS」となっていて、決してタイトル詐欺ではありません。
どうやら本作はH・G・ウェルズの『宇宙戦争』を参考にしていて、スティーヴン・スピルバーグの作品も参考しています。
毎度ながらアサイラム製作という事で低予算であり、短い期間で撮影されていますが、思っていたよりもグダグダではなかったです。
いつもはグダグダな展開なんだが、本作は意外にもちゃんと編集して作っていて、今までとは少し違う雰囲気がありました。
ただ、残念ながら予算が圧倒的に不足しているので、トライポッドによる攻撃や人々の逃げる姿はほぼありませんでした。
トライポッドの造形はスティーヴン・スピルバーグの作品を参考にしているだけに、思っていたよりも良かったです。
しかし、ほとんど棒立ちでたまに歩いたりするぐらいで、攻撃するシーンがほとんどなくて脅威とはまったく感じられない。
そもそも、相当の人が犠牲になっている緊張状態のはずが、それをまったく感じさせない雰囲気はアサイラムらしい。
そして、主人公は天文学者という事は分かるが、なぜか終盤になって生化学者も顔負けな即製のウイルスを作りました。
まず、観測所にウイルスの類いは置いてあるのか、天文学者という設定なのにウイルスを生成できるとか、素手でやっているとか、ここだけでツッコミどころが満載でした。
全体的に地味な展開で鑑賞している側の想像力を要求されるが、今までのアサイラム作品を考えれば優秀な部類に入るだろうと思います。
それでも、残念ながら一般的な作品と比べて劣っているのは言うまでもなく、すぐに忘れそうな内容でした。
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