【クワイエット・プレイス:DAY 1】VD-1061

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洋画

作品データ

公開年月 2024/06/28
ジャンル ホラー/パニック
原作 なし
監督 マイケル・サルノスキ
脚本 マイケル・サルノスキ
製作 マイケル・ベイ、アンドリュー・フォーム、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

詩人のサミラは末期ガンで愛猫のフロドとニューヨークの郊外にあるホスピスで暮らし、余命幾ばくない生活に絶望していた。
そんなある日、突如として空から多数の隕石が降り注ぎ、周囲は一瞬にして一緒に襲来した凶暴な“何か”が人々を無差別に襲い始める。
なんの前触れもなく日常が破壊された街の中を逃げ惑うサミラは、路地裏で隠れている中で同じく逃げるエリックと出会いニューヨークを脱出しようとするのだった。

登場人物&出演者

サミラ(演:ルピタ・ニョンゴ)

近年の出演作に『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』、『355』などがあります。

主人公。末期ガンで余命幾ばくもない。ニューヨークの郊外にあるホスピスで愛猫フロドと暮らしている。

詩人だったが末期ガンのせいで絶望しており、ハーレムでどうしてもピザを食べたいと主張。
ニューヨークで怪物の襲撃に遭遇し、介護人のルーベンが殺されると愛猫と一緒に向かう。
エリックと出会って彼が付いてくると呆れるが、音を立ててしまい彼のおかげで助かる。
地下鉄で移動していると怪物に遭遇し、水流を使って逃げるも薬が切れて苦しんでいた。
エリックが自分の為に薬を手に入れ、ピザ屋や父親がピアノを弾いた店まで連れて行った。
助けてくれたエリックに感謝をしていき、生き延びるつもりはないとして愛猫を預ける。
最後は音を立ててエリックたちを避難させ、決意して音楽をかけて最期を迎える事になる。

エリック(演:ジョセフ・クイン)

代表作に『オーヴァーロード』、『グラディエーターⅡ/英雄を呼ぶ声』などがあります。

イギリス人。ロースクールに通う為に渡米していた。水没した地下鉄に隠れているところでフロドと出会う。

路地裏で隠れていたサミラと遭遇し、恐怖から避難するよりも彼女について行くと決心した。
一度サミラの家まで行くと、彼女が詩人で末期ガンである事実を知って放っておけずにいた。
サミラが音を出して怪物に追われると、機転を利かせて追撃から逃れて地下鉄まで逃げた。
水流に乗ってなんとか教会までたどり着くが、激痛で苦しむサミラの為に薬を調達していく。
ピザ屋が焼けてダメになるが、サミラの父親がピアノを弾いた店まで連れて行って励ました。
サミラが避難しないと分かると、愛猫を預けられて船に乗るべく怪物から逃げていった。
最後は無事に船へたどり着いて生還し、サミラからの手紙をもらって内容に微笑んでいた。

ルーベン(演:アレックス・ウルフ)

近年の出演作に『#スージー・サーチ』、『オールド』などがあります。

ニューヨークの郊外にあるホスピスの介護人。ホスピスに入院している患者たちの面倒を見ている。

特に絶望しているサミラを心配していて、前向きになるように努力して彼女を励ましている。
ニューヨーク都心部で人形劇を鑑賞するが、隕石と怪物の襲撃でサミラと再会を果たした。
サミラがハーレムでピザを食べたいと筆談するが、最初は冗談と思う本気と知って止めた。
最後は発電機が動いて止めたが、服が引っかかって切れた音で怪物に気づかれて殺された。

アンリ(演:ジャイモン・フンスー)

近年の出演作に『REBEL MOON』シリーズ、『グランツーリスモ』などがあります。

突然の隕石と怪物の襲来で人形劇の館内に避難した一人。外で倒れていたサミラを発見して連れ出した。

サミラと愛猫の再会を見ていると、軍のヘリが警告を発する音を聞いて屋上まで行った。
軍がマンハッタンから怪物を出さないように橋を破壊し、その光景とサミラたちと見ていた。
絶望した男が声をあげてしまい、止めようとした勢いで殺害して後悔しながら謝罪していた。
最後はエリックが必死に避難する船へ来ると、彼を出迎えて安全だと話して安心させていた。

感想

[個人的な評価]

評価 :3.5/5。

本作は『クワイエット・プレイス』シリーズの3作目にして前日譚となります。
この作品は『PIG/ピッグ』で知られるマイケル・サルノスキが監督と脚本を務めています。
今回が3作目となっていますが、2作目からの続編ではなく前日譚となっています。
その為、登場人物が一新されて雰囲気が変わってしまったが、どのようにして世界が崩壊したか分かります。
相変わらず宇宙からやって来た怪物の正体が分からないままであるが、シリーズの魅力である理不尽な襲撃は健在でした。
登場人物も片手で数えるぐらいに絞ったおかげで、余命幾ばくもない主人公の悲壮感がしっかりと描かれていました。
次々と人が怪物にあっけなく惨殺される中で、襲われなくても病気で死んでしまう主人公が生き残っている皮肉も上手く演出されていました。
諦めそうになった主人公の前に縁もゆかりも無い青年が登場し、懸命に助けてくれる善意もまた良かったと思います。
基本的にセリフをあまり言わない構造の作品であるが、そこら辺の交流を上手く描いているのも本作の魅力だと言えます。
何よりも悲壮感と絶望する主人公をルピタ・ニョンゴが好演していて、彼女だからこそ出せる雰囲気がハマっていました。
本来なら3作目になってくるとマンネリ化していくが、ここで前日譚を持ってきたのは戦略として成功していると思います。
しかも、派手な展開にせず、登場人物を絞って人間ドラマを仕立てている点でも成功していると言えます。
どうしても前2作は主人公たちが生き残る前提だったので、本作ではすでに主人公が生き残る選択肢がないのも面白さの一つになっています。
ただ、贅沢を言ってしまうと、もっと沈黙である状況の演出が欲しかったし、猫の行動がご都合主義に感じてしまったのは否めません。

コメント

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