【アンフレンデッド:ダークウェブ】VD-609

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あ行

作品データ

公開年月 2018/07/20
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 スティーヴン・サスコ
脚本 スティーヴン・サスコ
製作 ジェイソン・ブラム、ティムール・ベクマンベトフ
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

中古パソコンを手に入れたマタイアスは、いつものようにスカイプで仲間たちと会話を楽しんでいた。
その時、偶然隠しフォルダを見つけたマタイアスは、動画ファイルには本物としか思えないおぞましい映像がいくつも保存されていた。
すると、そこへパソコンの前の持ち主と思われる謎のアカウントから「盗んだパソコンを返せ」というメッセージが届くのだった。

登場人物&出演者

マタイアス(演:コリン・ウッデル)

代表作に『XOXO』、『野性の呼び声』などがあります。

主人公。耳が不自由な恋人のアマヤとコミュニケーションを取る為、高性能のパソコンを安い値段で手に入れる。

他の仲間とSNSを通じて会話を楽しんでいたが、パソコンの持ち主から返すよう要求される。
アマヤを人質に取られてしまうが、代わりに持ち主の仮想通貨を手に入れ取引を持ちかけた。
仲間が次々と殺されていくと、アマヤの命だけを助けように迎えへ行くも誘拐されてしまう。
最後はハッカー集団の投票結果で死を選択され、呆然としているとバンに轢かれて死亡した。

アマヤ(演:ステファニー・ノゲーラス)

本作が長編映画デビュー作となります。

マタイアスの恋人。耳が不自由な美女。マタイアスと付き合っているが、コミュニケーションに困っている。

マタイアスに手話教室へ通うように勧めたが、結局一回だけでスムーズな意思疎通ができず。
独自のプログラムでコミュニケーションしたいマタイアスに対し、将来の不満があると話す。
ハッカー集団に同居人が襲撃されても気付かず、マタイアスに誘導されて彼の家に向かった。
最後はハッカーの誘導で知らない場所に来てしまい、マタイアスが見ているところで消えた。

デイモン(演:アンドリュー・リース)

代表作に『移動都市/モータル・エンジン』、『ファンタジー・アイランド』などがあります。

マタイアスたちの友人。イギリスのロンドンに住んでいる。AJと同じくパソコン関係の知識に詳しい。

全員とスカイプで繋がると、すぐにみんなと盛り上げる為にゲームを提案して楽しんでいた。
マタイアスが脅迫を受けても悟られないようにするが、裏ではメールで対処法を相談される。
相手がプロのハッカー集団だと分かり、彼らの犯行とリンダの居場所をすべて記録していた。
最後はハッカーに首吊り自殺にされ、マタイアスとリンダ殺害を遺書にされて犯人となった。

セリーナ(演:レベッカ・リッテンハウス)

代表作に『イントゥ・ザ・ダーク』、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』などがあります。

ナリとルームシェアしている女性。母親が末期ガンで脳に転移し、今は人工呼吸器で辛うじて生きている状態。

母親が亡くなる前に幸せな姿を見せたくて、ナリにプロポーズして婚約指輪まで渡していた。
マタイアスがハッカー集団に脅されていると知り、取り繕うとするも母親の居場所がバレた。
ハッカー集団から母親かナリの命をどっちか選択するゲームを出され、結局選べず時間切れ。
最後は母親とナリが殺されると、家にもハッカーが来て、抵抗できずに撲殺されてしまう。

ナリ(演:ベティ・ガブリエル)

代表作に『パージ:大統領令』、『アップグレード』などがあります。

セリーナとルームシェアしている女性。親には同居人としてセリーナを紹介したが、実はレズビアンで付き合っている。

マタイアスが新しいパソコンでスカイプすると、セリーナと一緒に仲間たちと会話を楽しむ。
しばらくして、みんなに大きな婚約指輪を見せると、彼女からプロポーズされたと告白した。
ハッカー集団の危険性を誰よりも真剣に受け止め、知り合いの警察官に連絡し様子を見る。
最後は駅に到着したアマヤを迎えに行くも背後からハッカーに襲われ、電車に轢かれ死亡。

AJ(演:コナー・デル・リオ)

代表作に『Level Up』、『ハーフ・ブラザーズ』などがあります。

マタイアスたちの友人。デイモンと同等のパソコンオタク。個人で動画配信で過激な内容のトークを投稿している。

新しいスピーカーを買ったと自慢していて、みんなを家に呼びたくて仕方ないが断られる。
過去にセリーナと付き合った唯一の男であるが、彼女がナリと付き合っている事を応援する。
マタイアスが脅迫を受けていると知って、自分の場所だけは安全だと豪語するも焦っていた。
最後はハッカー集団の策略でテロリストに仕立てられ、警察に発砲させる音を出し殺された。

レックス(演:サヴィラ・ウィンドヤーニ)

代表作に『Ink & Rain』、『The Wrong Valentine』などがあります。

マタイアスたちの友人。唯一のアジア系。AJに家へ来るように要求されるが、遠いという事で即断っていた。

デイモンがゲームを始めると、みんなと同じく盛り上げる為に乗って楽しんでいた。
途中で母親から電話が入ってしまい、音声を切るの忘れるもAJたちは切って待っていた。
ハッカー集団に脅迫されるマタイアスに振り回されるが、単なるゲームだと言われ安堵した。
最後はハッカー集団が本気だと伝える為、高所から突き落とされる動画を彼らに見せられた。

ケリー(演:チェルシー・オールデン)

代表作に『カネはどこだ』、『ジェニーの記憶』などがあります。

アマヤの同居人。アマヤがシャワーを浴びている間に帰ってきて、マタイアスからの電話に出た。

すぐにパソコンの前に立つと、アマヤがシャワーを浴びていると説明するも状況が分からず。
最後は背後にいたハッカーに襲われ頭を殴られたが、実際は気絶させられただけで助かる。

エリカ・ダン(演:アレクサ・マンスール)

代表作に『シン・アルマゲドン』、『ステファニー/死体と暮らす少女』などがあります。

マタイアスが購入したパソコンの前の持ち主。SNSのアカウントが登録され、何人からもメッセージが届いていた。

アカウントをハッカーに乗っ取られており、パソコンを返すようにマタイアスを脅迫した。
実はハッカー集団に捕まっていて、捜索願を出されるほど何ヶ月も行方不明となっていた。
マタイアスを犯人にする為に彼の部屋に運ばれ、目を覚ますとパソコンに助けを求めていた。
最後は一旦落ち着いて額の異変を知って、穴が空いていると分かってパニックになっていた。

カロンⅣ(演:ブライアン・エイドリアン)

代表作に『ビューティフルクリーチャーズ/光と闇に選ばれし者』、『チャーリー・セズ/マンソンの女たち』などがあります。

パソコンの持ち主だとしてリンダのアカウントで返却を求めた。すぐにメールのやり取りを消去していた。

無視していたマタイアスに強硬な姿勢を取ると、アマヤの同居人であるケリーを気絶させる。
危険な存在であるとマタイアスに見せつけ、パソコンを盗んだ場所に持ってくるように言う。
仮想通貨をマタイアスに奪われると、他の仲間にバレてしまったと話し殺されると困惑する。
最後はハッカー集団によるゲームだと判明し、最初からマタイアスたちを狙っていたと判明。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は『サウス・バイ・サウスウェスト』にてプレミア上映された作品となります。
この作品は『アンフレンデッド』の続編という事ですが、ストーリーとしてはまったくの別物になっています。
あくまでSNSを介した殺人事件に巻き込まれる主人公という設定を引き継いでいるだけです。
同じような設定でまったく違う物語を展開させますが、前作と違ってオカルト的な要素は完全に排除されています。
サブタイトルにもあるように、一般には実態が分からない「ダークウェブ」がメインのテーマになっています。
まず、主人公が高性能な忘れ物のパソコンを手に入れたところから始まって、そこで彼らは裏社会の人間に接触してしまうのです。
そもそも、主人公がパソコンを持って帰らなければ物語が始まらなかったので、完全に自業自得と言ってもいいだろう。
最悪なのは何も知らない友人たちが巻き添えを食らって、結局は裏社会の人間たちのゲームによって命を失ってしまう展開です。
これは前作と同じパターンで最初は誰もゲームだと思っていたら、実際に仲間が死んだ事で危機が迫っていると分かってくる。
ただ、今回はファンタジーなオカルトじゃなく、ハッカー集団によって狙われるので、よりSNSの危険さを見せていると思います。
前作では登場人物が総じてクズであったが、今回は単純に巻き込まれているだけで主人公の罪深さがより際立っていました。
ラストでのオチについても、まだまだシリーズ化できそうな感じだが、作品を積み上げる毎にクォリティーが下がりそうですが。
前作とは構造的に同じであっても、オカルトから現実的なサイバー攻撃に切り替わったので、更に身近な恐怖という意味で強くなっていました。

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