【ザ・スイッチ】RE-3516

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洋画

作品データ

公開年月 2020/11/13
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 クリストファー・B・ランドン
脚本 クリストファー・B・ランドン、マイケル・ケネディ
製作 ジェイソン・ブラム、アダム・ヘンドリックス
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

ある日、地味で冴えない女子高生のミリーは、凶悪な殺人鬼“ブッチャー”に襲われる。
翌日目を覚ましたミリーはブッチャーの姿になってしまい、殺人鬼として警察に追われる身になってしまう。
一方、ブッチャーは女子高生の姿になった事を利用し殺人を重ねる中、中年男の姿であるミリーは親友たちに助けを求めるのだった。

登場人物&出演者

ミリー・ケスラー(演:キャスリン・ニュートン)

代表作に『パラノーマル・アクティビティ4』、『スリー・ビルボード』などがあります。

主人公。ブリスフィールド・バレー高校に通う女子高校生。父親を亡くし、傷心の母親を思って何事もガマンする。

アメフトの試合から母親の迎えを待つと、ブッチャーに襲われて体が入れ替わってしまう。
目覚めて戸惑ったが、すぐに学校へ言ってナイラとジョシュと接触して協力を求めた。
短剣を手に入れてブッチャーを見つけ、制限時間内に体を入れ替えて警察に倒してもらった。
最後はブッチャーが家に来て襲撃するが、母親と姉と連携して見事に返り討ちにした。

ナイラ(演:セレステ・オコナー)

代表作に『セラとチーム・スペード』、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』などがあります。

ミリーの同級生で友人。ミリーを誰より心配している。ミリーがブッカーに対して片思いだと知っている。

周りに振り回されるミリーに自信を持つべきだと話して、人気者になれると説明していた。
中身が殺人鬼のミリーに声をかけるも無視され、今度はブッチャーの姿をした親友から逃亡。
ミリーと殺人鬼が入れ替わった事を知って、警察署で短剣を取るもブッチャーに奪われた。
最後はジョシュとブッチャーを止めて、短剣によってミリーが自分の体に戻った事を知る。

ジョシュ(演:ミシャ・オシェロヴィッチ)

代表作に『The Prey』、『The Goldfinch』などがあります。

ミリーの同級生で友人。ゲイ。プロムで同じくゲイの恋人を探そうべく色々と画策している。

平然と下ネタを口にして周りを困らせるが、本人はまったく気にせず正当化していた。
中身が殺人鬼のミリーに無視され、中身がミリーのブッチャーと戦うも状況を理解した。
ミリーの姿をしたブッチャーを捕まえ拘束するが、逃げられてナイラたちと警察署で合流。
最後はナイラとミリーの姿をしたブッチャーを止めて、短剣で戻って無事に助かった。

ブッカー(演:ユリア・シェルトン)

代表作に『NO RULES/ノー・ルール』、『ウォリアー・ゲート/時空を超えた騎士』などがあります。

ミリーの同級生。アメフトチーム「ビーバーズ」の一員。ミリーを理解する数少ない友人。

図工の授業ではミリーと隣同士であり、彼女が先生に怒られる場面ではフォローしていた。
チームメイトたちがミリーを小バカにするが、否定できなかったが決して賛同しない。
ブッチャーの姿をしたミリーに恐怖を感じたが、頭を整理して理解すると距離を縮めた。
最後は元に戻ったミリーと生還を喜んで、両想いになってようやく正式にキスを交わした。

シャーリーン・ケスラー(演:デイナ・ドゥロリ)

代表作に『ライ麦畑の反逆児/ひとりぼっちのサリンジャー』、『Inside Game』などがあります。

ミリーの姉で保安官。父親を1年前に亡くすも家族の中で一番早く立ち直る。ミリーの冴えない状況を心配する。

聞く耳を持たない母親に辟易し、黙って従っているミリーに警告するも無視されてしまう。
ナイラとジョシュがブッチャーと一緒にいると分かって、慌てて追撃するも振り切られる。
警察署にナイラが来て短剣を奪われ、ブッチャーの姿をしたミリーによって牢に入れられた。
最後はブッチャーが襲撃してくると、母親とミリーと連携してなんとか返り討ちにした。

コーラル・ケスラー(演:ケイティ・フィナーラン)

代表作に『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/死霊創世記』、『ファイアー・ドッグ/消防犬デューイの大冒険』などがあります。

ミリーの母親。1年前に夫を亡くして傷心状態で酒に頼ってしまっている。ミリーの状況をまったく知らない。

娘の青春を奪っている自覚がなく、シャーリーンに言われても聞く耳を持たず接していた。
夫との思い出を埋め合わせするべく酒に溺れ、そのせいでミリーがブッチャーに襲われた。
ミリーとブッチャーが入れ替わっている事に気付かず、普通に接して学校に行く事を聞いた。
最後はブッチャーが襲撃してくると娘たちを守る為に体を張り、三人で返り討ちにした。

ライラ(演:メリッサ・コラーゾ)

代表作に『リトル・マーメイド/人魚姫と魔法の秘密』、『Lena and Snowball』などがあります。

ミリーの同級生。金魚の糞を連れ回って自分より下の人間にマウントを取る。SNSで承認欲求を発散している。

内気なミリーに目をつけて、ファッションセンスの悪さと指摘して仲間とあざ笑っていた。
同級生たちがブッチャーによって殺害されると、SNSに悲しんでいる動画を出していた。
ミリーの姿をしたブッチャーから秘密の情報があると勘違いし、二人っきりになってしまう。
最後は冷凍装置に閉じ込められ凍結し、ブッチャーの姿をしたミリーに発見されていた。

バーニー・ギャリス/ブリスフィールド・ブッチャー(演:ヴィンス・ヴォーン)

近年の出演作に『ザ・ヴィランズ/悪党伝』、『ファイティング・ファミリー』などがあります。

ブリスフィールドで都市伝説となっている殺人鬼。司法精神科病棟から逃亡して殺人を繰り返す。

「ラ・ドーラ」の短剣でミリーを刺した事で体が入れ替わり、女子高生として殺人を始める。
邪魔になった人間を次々と殺害するが、ついにミリーたちに捕まって短剣を奪って逃げる。
ミリーと体が元に戻って警察に撃たれて重傷を負い、病院に運ばれる途中で目覚めて脱走。
最後はミリーを殺そうと家に来るが、母親と姉たちの連携を繰り出されて返り討ちに遭った。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はクリストファー・B・ランドンが監督と共同脚本を務めています。
クリストファー・B・ランドン監督はパラノーマル・アクティビティ』シリーズや『ハッピー・デス・デイ』シリーズで知られています。
どうやら『ハッピー・デス・デイ』とは同じ世界線らしく、将来は主人公たちが出会う可能性があると示唆していました。
本作は殺人鬼映画に対して敬意を表するギミックが非常に多く、特に『ハロウィン』や『13日の金曜日』などを彷彿とさせるシーンがありました。
ベースとしてマイケル・マイヤーズ、ジェイソン・ボーヒーズがあって、殺人鬼映画が好きな人には堪らない演出があります。
更に体が入れ替わるという古典的なネタをしっかりと活かしているが、なんと言っても演じている両者が上手く表現しています。
大柄のサイコパスな殺人鬼が女子高生と入れ替わるが、それをしっかりとヴィンス・ヴォーンがコミカルに演じていました。
それに対して、見た目が女子高生だが中身は殺人鬼という対極な存在ながら、別人のような雰囲気を出すキャスリン・ニュートンも良かった。
やはり、この二人の演技が物語を支えており、そこにクリストファー・B・ランドン監督のホラーにコミカルな演出が噛み合っていたと思います。
ただ、個人的にはもっとグロテスクな描写があっても良かったし、入れ替わった両者が単独で動くシーンはもっと増やせば面白くなったと感じました。
前述にあるように続編の可能性を示唆しているので、できればヴィンス・ヴォーンとキャスリン・ニュートンにまた登場して欲しいところです。

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