作品データ
あらすじ
魔女サラ・フィアーの呪いで何世紀に渡って殺人事件が繰り返されるシェイディサイド。
ある日、シェイディサイドのモールでも殺人事件が発生すると、隣市のサニーヴェイルと追悼の意を示すも学生たちの間でケンカが始まる。
ディーナは同性の元恋人サムが隣市へ引っ越し、現在の彼氏に煽られた事で反撃をして、車が事故を起こすと、魔女サラ・フィアーの墓を破壊してしまうのだった。
登場人物&出演者
・ディーナ(演:キアナ・マデイラ)
代表作に『バッド・ヘア・デー』、『フィアー・ストリート』シリーズなどがあります。
主人公。シェイディサイドに住んでいる女子高生。アメフト部の楽団に所属して打楽器を担当している。
レズビアンでサムとは恋人同士だったが、彼女が引っ越したせいで別れるも引きずっている。
隣市のサニーヴェイルと敵対し、サムを乗せた車に煽られて仕返ししたせいで事故に繋がる。
過去に死んだ殺人鬼たちが復活してサムを狙うと、なんとか助けようとジョシュたちと協力。
最後はサムが一度死んだ事で殺人鬼が消えるが、魔女の新たなルールで暴走されて止めた。
・サム(演:オリヴィア・スコット・ウェルチ)
代表作に『Shithouse』、『フィアー・ストリート』シリーズなどがあります。
ヒロイン。サニーヴェイルに住んでいる女子高生。両親の離婚でサニーヴェイルに引っ越している。
引っ越す前にディーナから別れを告げられると、サニーヴェイルで男の恋人と付き合う。
彼氏とシェイディサイドに嫌がらせをするが、ディーナたちの反撃で魔女の墓を破壊した。
そのせいで過去に死んだ殺人鬼に追われる事になり、ディーナたちと協力して逃げ回った。
最後は一度死んで殺人鬼が消えるが、魔女の新たなルールで暴走してディーナを襲った。
・ジョシュ(演:ベンジャミン・フローレス・Jr)
代表作に『ハッピーフィート2/踊るペンギンレスキュー隊』、『リム・オブ・ザ・ワールド』などがあります。
ディーナの弟。オタク。インターネットで情報交換して、町で起きている殺人について独自に調べている。
姉の友達であるケイトに片思いしていて、緊張すると何かのコマンドを唱えて緊張をほぐす。
サムが死んだ殺人鬼たちに狙われていると、独自の調査から魔女の仕業であると判明する。
殺人鬼たちを倒す作戦をが失敗してしまうが、サムを一度死なせる事で回避できると考える。
最後はケイトといい感じになるも彼女が死んで、サムが暴走して助ける為に姉と立ち上がる。
・ケイト(演:ジュリア・レーヴァルト)
代表作に『フィアー・ストリート』シリーズなどがあります。
シェイディサイドに住んでいる女子高生。サイモンといつも一緒に行動するも恋愛感情は一切ない。
医療薬品を調合してドラッグを作って金を稼いで、学校を卒業したら町を出ようとする。
殺人鬼が登場してディーナたちと逃げるが、知識のあるジョシュになぜか惹かれていく。
狙われているのはサムである事から、殺人鬼たちを倒せないと分かって差し出すべきと話す。
最後はサムを助けようと殺人鬼たちの気をそらそうとするが、結局は捕まって殺された。
・サイモン(演:フレッド・ヘッキンジャー)
代表作に『エイス・グレード/世界でいちばんクールな私へ』、『この茫漠たる荒野で』などがあります。
シェイディサイドに住んでいる男子高生。いつもケイトと一緒に行動しているが、お互いに恋愛感情はない。
ケイトとともに医薬品を使ってドラッグを調合するが、そのせいで過去に弟が死にかけた。
殺人鬼が登場してディーナたちと逃げるが、サムの血がついたシャツのせいで追われた。
狙われているのはサムだと判明し、殺人鬼を倒す作戦が失敗して彼女を差し出す事に賛同。
最後はサムを助ける為に殺人鬼の気をそらすが、ケイトの死体で油断して殺されてしまう。
・グッド保安官(演:アシュリー・ズーカーマン)
代表作に『The Wind』、『フィアー・ストリート』シリーズなどがあります。
サニーヴェイルとシェイディサイドを管轄にしている保安官。弟はサニーヴェイルの市長をしている。
シェイディサイドのモールで殺人事件が起きると、両市の追悼を込めた演説をしていた。
ディーナとサムたちの車による事故で事情聴取するが、明らかなウソでも仕方なく信じた。
今度は病院で殺人事件が起きてしまうと、また繰り返していると誰かの家にメモを落とした。
最後はディーナやサムたちから再び事情聴取するが、ウソでも同じ証言の為に報告書に書く。
感想
[個人的な評価]
本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品はR・L・スタインの同名小説を実写映画化した三部作の一作目となります。
Netflixでは3週に渡って連続で配信される予定であり、当然のように今回は物語の序章となっていきます。
ただ、物語としての世界観が非常に面白く、演出は意図的な映画っぽさがあるけど、テンポが非常に良いと感じられる。
余計なエピソードを削ぎ落として、分かりやすい展開と絞った登場人物によって面白さを保っていると思います。
こういう作品ではどうしても登場人物の頭数を揃えて、薄っぺらいエピソードを見せる場合が王道となっています。
しかし、本作はしっかりと登場人物にムダな事をさせず、目的がハッキリしているからすんなりと物語の中に入れるのは大きい。
更に世界観の設定についても、過去にあった殺人鬼映画を彷彿とさせる殺人鬼をモデルにしているのはワクワクさせられる。
主人公たちが追われる殺人鬼はスカルマスクなら『スクリーム』のゴーストフェイス、ナイトウィングなら『13日の金曜日』のジェイソン・ボーヒーズを彷彿とさせる。
それらの殺人鬼を操っているのは魔女であって、今までありそうでなかった殺人鬼とのコンビネーションは新鮮でした。
しかも、これは三部作の一作目で序章となっていて、今後は更に面白くなりそうな展開になっているから期待してしまいます。
何よりNetflixが力を入れて製作している三部作となるので、この作品をキッカケにより面白いモノを作っていく可能性もあるのは良い流れです。
一つ気になったのは途中に盛り込まれるエロシーンが唐突すぎて、露骨な観ている者を引き寄せる演出は好きではなかったです。
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