【AWAKE/アウェイク】VD-558

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アクション

作品データ

公開年月 2021/06/09
ジャンル アクション/サスペンス
原作 なし
監督 マーク・ラソ
脚本 マーク・ラソ、ジョセフ・ラソ、ほか
製作 マーク・ラソ、ポール・シフ、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

元軍人で医療部隊に所属していたジルは、過去の問題から子供たちと離れて暮らしていた。
ジルは夜勤を終えて子供たちを学校へ送り出すが、突然車が停止して追突されて湖に落ちて娘のマチルダが一時的に心肺停止になるも、警察官たちによる人工呼吸で蘇生させられた。
世界の人間は原因不明の異変で睡眠を奪われ、パニックによって治安が悪くなる中、マチルダだけがなぜか眠る事ができるのだった。

登場人物&出演者

ジル(演:ジーナ・ロドリゲス)

代表作に『バーニング・オーシャン』、『アナイアレイション/全滅領域』などがあります。

主人公。元々は陸軍の医療部隊で伍長をしていたが、現在は大学病院で夜勤の警備員をしている。

子供にノアとマチルダがいるけど、過去に薬のせいで一緒に住めず義理の母が面倒を見る。
マチルダが唯一眠る事ができると知り、教会から救い、ノアの説得でハブに行くと決意する。
ハブで眠らない女性に娘を頼もうとしたが、マチルダたちが来た事でバレて捕まってしまう。
最後はハブで殺し合いがで生き残ると、心肺停止による蘇生として子供たちに託した。

マチルダ(演:アリアナ・グリーンブラット)

代表作に『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、『ラブ&モンスターズ』などがあります。

ジルの娘で長女。過去の出来事で母親と一緒に暮らせず、保護者となっている祖母のドリスと兄とともに暮らす。

母親と学校へ向かう道中、車の追突で湖に落ちるも一時的に心肺停止になるも蘇生した。
ドリスに教会まで連れ出され、信者たちに処刑されそうになると、ジルたちと逃げ出した。
ジルを追いかけてハブにやって来るが、軍人たちが幻覚のせいで殺し合いになるも助かる。
最後は心肺停止になって蘇生した事で眠れると判明し、兄とともに母親にも同じ処置をした。

ノア(演:ルシアス・ホヨス)

代表作に『もしも君に恋したら。』、『災厄の家』などがあります。

ジルの息子で長男。過去の出来事で母親に対して厳しい態度を取っている。恋人と別れてばっかり。

母親と学校へ向かう道中、車の追突で湖に落ちるもなんとか這い出して助かっていた。
教会で信者たちが暴走してブライアンが殺されると、ハブに行くべきだとジルに話した。
ハブで電気配線をいじって感電で心肺停止となり、除細動器によって蘇生して睡眠を取る。
最後はマチルダの意見で心肺停止による蘇生がカギとして、瀕死の母親にも敢行した。

ドリス(演:フランシス・フィッシャー)

代表作に『タイタニック』、『許されざる者』などがあります。

ジルの義理の母親。過去に睡眠障害で子育てができなくなったジルから子供たちを引き取っている。

仕事を終えて子供たちを学校に送るジルと会話をするが、過去の出来事を忘れていない。
世界中が原因不明の不眠症に悩まされるが、状況の悪さを理解できず教会へ祈りに行った。
マチルダを連れ出し、唯一眠る事ができるので、牧師を含めた信者たちの希望になっていた。
最後は暴走する信者たちからマチルダを匿い、ジルたちが逃げる間に射殺されてしまう。

ダッジ(演:シャミア・アンダーソン)

代表作に『ストレイ・ドッグ』、『密航者』などがあります。

刑務所に服役していた囚人。空腹で餓死する寸前、刑務官がカギを開けた事で外に出てきた。

図書館でハブまでの地図を調べるジルたちを知らず、マチルダが寝ていた車を盗み出した。
追いかけていたジルたちが他の囚人たちに囲まれると、すぐに引き返して彼らを乗せた。
目的地が同じという事で一緒に向かい、一度別れるもジルの子供たちと助けを求めた。
最後は電気技師としてハブで滞在を許されるが、睡眠不足による殺し合いに巻き込まれ死亡。

牧師(演:バリー・ペッパー)

近年の出演作に『異端の鳥』、『クロール/凶暴領域』などがあります。

ドリスが通っている教会の牧師。何日も睡眠がとれない信者たちに向けて安心させようと説教していた。

唯一、眠る事ができるマチルダを特別だと話し、実際に彼女が寝ている事を確認していた。
信者たちにマチルダが尊い存在だと話すが、処刑するべきだという意見に振り回される。
ジルがマチルダを連れ出そうとして、一緒に来たブライアンが説得する目の前で殺される。
最後は暴走する警官を止めようとするが、ジルたちが逃げる間に射殺されてしまう。

ブライアン(演:フィン・ジョーンズ)

代表作に『シスター・ナイトメア』、『レザーフェイス/悪魔のいけにえ』などがあります。

アメリカ軍に所属している科学者。マーフィー少佐の部下で睡眠についての研究を手伝っている。

世界中が原因不明の不眠症に悩まされると、大学にあるデータを取りにやって来ていた。
マーフィー少佐と行く事を拒否したジルに間違った判断だと話し、状況の悪さを説明した。
マチルダが普通に睡眠を取っていると知り、ハブに連れて行くべきとして同行した。
最後は教会の信者たちに科学的な解決を提案するが、暴走する警官に撃たれて死亡した。

マーフィ少佐(演:ジェニファー・ジェイソン・リー)

近年の出演作に『ポゼッサー』、『アナイアレイション/全滅領域』などがあります。

アメリカ軍に所属する精神科医。睡眠障害の専門家。ジルの元上官で今の警備員の仕事を紹介してもらった。

世界で不眠症となった原因を突き止めるべく、大学で資料を取りに行くとジルに遭遇した。
ハブと呼ばれる拠点で睡眠ができる被験者を確保し、ジルを誘うも断られてキレていた。
ジルがハブにいて手伝いに来たと思い歓迎するが、その後に娘が来ると研究の為に捕まる。
最後は子供に悲惨な人体実験をすると助手に判断され、空気を入れた注射による死んだ。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
Netflixのオリジナル映画では、過去に似たような設定の『バード・ボックス』があります。
他にみんなが同じ症状に陥る中で、主人公が普通に活動できる設定にも『ブラインドネス』なんかもあります。
どちらの作品に共通するのは奪われた感覚による恐怖もそうだが、それ以上に人間同士の抗争が一番の恐怖になっている。
これはゾンビ映画でも共通している展開だが、ハッキリ言って、人間同士の抗争を取り入れるのも安直すぎる。
確かにある程度の緊張感を与えられるし、作る側でストーリーをコントロールできるが、そのまま作品の面白さには繋がらない。
大抵の場合、予算が少ない作品で人間同士の抗争をやった方がメリットがあるだろうけど、正直言って多すぎて上手く活かしきれない場合が多い。
本作では人間の三大欲求の一つである睡眠を奪われてしまうが、徐々に人間たちが暴走していく様子を描いています。
その中で主人公の娘だけが普通に睡眠が取れるので、物語の中心になるが、残念ながら全体的にリアリティがありません。
『バード・ボックス』や『ブラインドネス』でもそうだが、ほぼ原因不明から物語が始まって、単なる感情論だけで完結します。
これは原因を考えてもファンタジーになってしまうから、製作側は最初から見せるつもりはないだろうと思います。
ただ、本作は「子供を守りたい母親」を描きたかったので、原因よりも結果から考えているような印象を持ちました。
物語のほとんどが感情的に流れているが、これに共感できないと設定の粗が気になってしまう大きな弱点がありました。
だったら、徐々に人間が睡眠を取らないとどうなるのかを描いた方がずっと面白い作品になっていた気がします。
やはり、作家性を重んじるNetflixのオリジナル映画だと、結末をハッキリ描かない自己満足なラストが好きだと感じました。

コメント

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