【ヴァン・ヘルシング】MY-46

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あ行

作品データ

公開年月 2004/05/07
ジャンル ホラー/アクション
原作 ブラム・ストーカー 『吸血鬼ドラキュラ』(モチーフ)
監督 スティーヴン・ソマーズ
脚本 スティーヴン・ソマーズ
製作 スティーヴン・ソマーズ、ボブ・ダクセイ
製作国 アメリカ
鑑賞方法 購入DVD

あらすじ

19世紀のヨーロッパ、バチカンの秘密組織から命を受け、世に蔓延るモンスターたちを退治し、彼らから恐れられるモンスター・ハンターのヴァン・ヘルシング。
ヴァン・ヘルシングはある日、バチカンの密命を帯び、相棒で武器発明の天才である修道僧のカールとともに、怪物伝説の土地トランシルバニアに向かう。
邪悪なパワーで世界征服を企むドラキュラ伯爵を抹殺するべく、ヴァン・ヘルシングは代々に渡って戦ってきた一族のヴァレリアスの末裔であるアナ王女に出会うのだった。

登場人物&出演者

ヴァン・ヘルシング(演:ヒュー・ジャックマン)

近年に出演作に『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』、『オーストラリア』などがあります。

バチカンのカトリック教会の裏組織に所属するモンスターハンター。過去の記憶をすべて失っている。

失った記憶を探すと同時にバチカンに依頼されるモンスター退治を単独で行っている。
実は400年以上も生きている不死の人間と判明し、ドラキュラ伯爵と過去に対峙しているという。
アナと共闘するも狼の呪いにかかり、満月を見る事によって変身を遂げるようになる。
最後はドラキュラ伯爵と対決して倒し、自我を失ったせいでアナを殺害して悲しみで叫んだ。

アナ・ヴァレリアス(演:ケイト・ベッキンセイル)

近年に出演作に『ホワイトアウト』、『アンダーワールド/ビギンズ』などがあります。

ヒロイン。ヴァレリアス家の最後の子孫。兄のヴェルカンがドラキュラ伯爵に捕まって一人で村を守る。

ドラキュラ伯爵にその美しさを認められ、自らの妻にしようとするも他の花嫁たちに嫉妬される。
バチカンから来たヴァン・ヘルシングに対して一歩も引かず、兄を助けるべく共闘していく。
花嫁たちの襲撃を受けて連れ去られ、花嫁にされる寸前にヴァン・ヘルシングに助けられた。
最後はドラキュラ伯爵を倒したヴァン・ヘルシングに薬を投与し、自我が戻らずに殺害された。

カール(演:デヴィッド・ウェナム)

近年に出演作に『パブリック・エネミーズ』、『オーストラリア』などがあります。

バチカンのカトリック教会の裏組織に所属する修行僧。武器の設計と製作をする科学者でもある。

ヴァン・ヘルシングが使っている武器もすべて作っていて、現場に行く事を極力避けている。
上司に言われてヴァン・ヘルシングとトランシルバニアへ趣き、世俗の風習を楽しんでいる。
村を襲撃した花嫁たちを倒す為に速射型クロスボウを託し、聖水までも用意してサポートした。
最後はドラキュラ伯爵の城で狼男の呪いを解く薬を探し、再びヴァン・ヘルシングと旅に出る。

ヴェルカン・ヴァレリアス(演:ウィル・ケンプ)

代表作に『ヘイジング・イン・ヘル/学園の悪魔』、『マインドハンター』などあります。

ヴァレリアス家の末裔でアナの兄。ドラキュラ伯爵の手下となっていた狼男を捕獲しようとして失敗した。

失踪した事でバチカンからヴァン・ヘルシングが派遣され、雨の日にこっそりと戻ってきた。
実は狼男は父親でその呪いを受けてしまい、ドラキュラ伯爵の力に屈服して手下になってしまう。
ドラキュラ伯爵の子供たちに生命力を与えるべく、装置に繋がれて実験体にさせられていた。
最後はヴェローナとヴァン・ヘルシングたちを襲うが、返り討ちに遭って呪いを移して死亡した。

フランケンシュタインの怪物(演:シュラー・ヘンズリー)

代表作に『レジェンド・オブ・ゾロ』、『アフターライフ』などがあります。

ヴィクトール・フランケンシュタイン博士に生み出された人造人間。生みの親と燃え尽きた風車小屋で消えた。

長らく死亡したと思われたが、実は風車小屋があった穴の下で孤独に生き延びていた。
落ちたヴァン・ヘルシングとアナたちを襲ったが、優しさを見抜かれてバチカンの移送が決まる。
捕まったアナとの交換条件をドラキュラ伯爵に出されるが、隠されるもイゴールに見つかる。
最後はドラキュラ伯爵の子供に命を与えたが、ヴァン・ヘルシングが倒して一人旅へ出ていた。

イゴール(演:ケヴィン・J・オコナー)

近年に出演作に『G.I.ジョー』、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』などがあります。

ドラキュラ伯爵の助手。人間でありながら報酬の為にドラキュラ伯爵の無理難題をサポートする。

背中が大きく曲がっていて常に不平不満を口にするが、仕事はきっちりとこなしている。
元々はフランケンシュタイン博士の助手だったが、金の為に裏切って以来城に留まっている。
ヴァン・ヘルシングたちが隠したフランケンシュタインの怪物を見つけ、城に連れ出した。
最後はカールを追っていたが、飛んできたケーブルに当たって橋の下まで落とされて死亡した。

マリーシュカ(演:ジョジー・マラン)

代表作に『カレの嘘と彼女のヒミツ』、『アビエイター』などがあります。

ドラキュラ伯爵の三人の花嫁の一人。金髪。花嫁たちの中で最も若く残忍な性格を持つ。

他の花嫁と同じく妻に迎えようとするドラキュラ伯爵を心酔させるアナに嫉妬を抱いている。
村を襲撃してアナを捕らえようとするが、バチカンから来たヴァン・ヘルシングに邪魔される。
最後はヴェローナの命令でヴァン・ヘルシングを殺そうとするが、太陽光を浴びて消滅した。

ヴェローナ(演:シルヴィア・コロカ)

代表作に『デトネーター』、『レズビアン・ヴァンパイア・キラーズ』などがあります。

ドラキュラ伯爵の三人の花嫁の一人。黒髪。花嫁の中で最も年齢が高くリーダー的な存在。

他の花嫁と同様にドラキュラ伯爵が心酔するアナに嫉妬し、彼女の血を飲もうとした。
マリーシュカが倒されてしまい、それを見てアリーラと逃げて城でドラキュラ伯爵と悲しんだ。
最後は移送させるフランケンシュタインの怪物がいる馬車を襲うが、失敗して焼かれて消滅した。

アリーラ(演:エレナ・アナヤ)

代表作に『トーク・トゥ・ハー』、『アラトリステ』などがあります。

ドラキュラ伯爵の三人の花嫁の一人。赤髪。花嫁の中で最も好戦的な性格を持っている。

他の花嫁と同じくドラキュラ伯爵を心酔させているアナに嫉妬し、血を飲み干そうとする。
マリーシュカの死をドラキュラ伯爵たちと悲しみ、子供たちに命を与えると約束される。
フランケンシュタインの怪物が自由になると、それを追いかけてアナとも戦っていた。
最後は狼男を治す薬を手にしたアナを狙ったが、銀の杭を心臓に打ち込まれて消滅した。

ドラキュラ伯爵(演:リチャード・ロクスバーグ)

近年に出演作に『MI6』、『ザ・デンジャラス・マインド』などがあります。

太古からルーマニアのトランシルバニア地方を治める領主。その正体は吸血鬼の始祖と呼ばれる。

元々はヴァレリアス一族から誕生した吸血鬼で、元の名前はヴラディスラウス・ドラグリア。
気に入った美しい女性を吸血鬼にして、フランケンシュタインの怪物を利用して子供を生み出す。
狼男となったヴェルカンが逆らっても力で屈服させ、ヴァン・ヘルシングたちを襲わせていた。
最後は狼男となったヴァン・ヘルシングと対決し、油断したところで強烈な攻撃で倒された。

感想

[個人的な評価]

評価 :4/5。

本作のタイトルにもなっている「ヴァン・ヘルシング」は、ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』に登場しています。
ヴァン・ヘルシングの設定は年老いた大学教授だが、本作では大きくアレンジされています。
かなりスタイリッシュなアレンジをしていて、モンスターハンターとして様々な武器を使う姿は非常にカッコよく仕上がっている。
冒頭ではジキル博士とハイド氏を相手にしていますが、冒頭から個人的に心を掴まれてすぐにお気に入りとなりました。
時代的に考えてヴァン・ヘルシングが使う武器をおかしいけど、単純にカッコいいので自然と許されるのは言うまでもない。
そこから三大モンスターとなる吸血鬼、狼男、フランケンシュタインの怪物が勢揃いして、好きな人はかなり楽しめると思う。
ただ、当時はあまり受けなかったようで、残念ながら興行収入について良くなかったようです。
多分だが、公開された時期が早すぎたとしか思えず、もっと後の年代だったら受けていたかもしれないと思っている。
それでも個人的に最初から最後まで楽しめたが、上映時間が2時間を超えてしまっているのはちょっと長いように感じました。
もう少し短くコンパクトにすれば、モンスターたちを知らない人でも充分に楽しめたと思う。
個人的には続編も出て欲しかったが、興行収入が良くなかったので、残念ながらそのような話しは一切ありません。
それならば、リメイク版でも作って欲しいところだが、さすがにモンスターたちを一気に出すのは時代的にムリだろう。

コメント

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