作品データ
あらすじ
フロリダ湾ではモデルのサラとメイクアップアーティストのメーガン、それとカメラマンのジェイソンたち三人は、沖合に浮かぶ島にカヤックで撮影に出かけた。
その島はハリケーンの影響で界面に現れた岩礁で、潮が満ちれば消えてしまい、付近には凶暴な人喰いザメが回遊する危険な海域である。
そして、海に入ったカメラマンのジェイソンが巨大なホオジロザメに食われ、残されたサラとメーガンの二人は上昇する海面に追い立てられるのだった。
登場人物&出演者
・サラ(演:ペイジ・マクガビン)
代表作に『End of the World』、『Beast Beast』などがあります。
主人公。モデル。記憶力がいい。母親を亡くした落ち込んでいる父親を心配している。
ジェイソンとは母親が死んだ時に別れて、彼をいい人だと話すがすでに気持ちはない。
メーガンがアプローチしていると知って、それをジェイソンに尋ねられると応援する。
ジェイソンがサメに食われると、パニックになるメーガンを抑えながら冷静に対処する。
父親に電話して状況を話した後、もっと安全な島を目指すが途中の砂地に留まった。
最後はサメをパドルで刺し殺し、母親の死を乗り越えて再び絵を描くと父親に話した。
・メーガン(演:ジュリアナ・デステファーノ)
代表作に『Helen Alone』、『Asteroid-a-Geddon』などがあります。
プロのメイクアップアーティスト。一度サラと写真展で会っているが覚えていなかった。
メイクとして連れて来られたが、当初は近場のプールでもいいと言うが結局は来た。
ジェイソンがサメに食われると、彼が好きだったとサラに話して彼女の本心を聞き出す。
島を目指す為にカヤックで移動するが、文句ばっかり言って結局は砂地で断念する。
希望を持とうとするサラと違って、すべての状況を振り返りながら絶望を口にする。
最後は救助隊が来てサメに襲われるも逃げ出し、サラにニューメキシコを提案した。
・ジェイソン(演:ジャック・ピアソン)
代表作に『ワイルド・ブレイク』、『Return to Nim’s Island』などがあります。
プロのカメラマン。友人でプロのメイクアップアーティストのメーガンを連れて来た。
当初の予定していた島ではなく、釣り仲間から聞いた絶好のポイントを提案して採用。
2時間かけて岩礁にたどり着くと、アプローチするメーガンをかわし、サラに尋ねる。
サラからすでに愛情がないと言われると、気を取り直して海の中で一緒に撮影を始める。
最後はずっと狙っていたサメに追いかけられると、結局は間に合わずに食い殺された。
・ダレン(演:ニコラス・ライアン)
代表作に『Annabelle Party』などがあります。
民間航空パトロールのメンバー。ジェームズから連絡を受けてボートでサラたちを捜索する。
ジェームズと連絡を取って捜索の手順を説明し、必要な情報を得てボートで探していた。
様々な機関に連絡して気象情報だけじゃなく、サメが襲う理由についても調べていた。
サラたちを見つけたとジェームズに報告するが、ヘリが燃料不足で帰還したと説明する。
最後はヘリが救助できなかった理由も説明し、代わりボートを出したと弁解した。
・ジェームズ(演:マイケル・マドセン)
近年の出演作に『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』、『ワイルド・レース』などがあります。
サラの父親。民間航空パトロールの元パイロット。1年前に妻が亡くなった立ち直らない。
撮影に行こうとしたサラに電話をして、母親の遺品から絵を描く道具を見つけたと話す。
当初の予定と違う場所でサメに襲われたと電話を受けると、場所を割り出そうとする。
家でパソコンや捜索隊との連絡をしてサラを探そうとし、留守電に励ましの言葉を残す。
再びサラと電話が繋がると、捜索ポイントがズレていたと判明し、捜索隊に連絡した。
最後はサラたちが見つかって保護され、母親の死を受け入れた彼女に温かい言葉を言う。
感想
[個人的な評価]
本作はみんな大好きアサイラム&アルバトロスの作品となります。
どうやら実際にあった出来事を実写映画化していますが、確かな情報ではありません。
待ちに待ったアサイラムのサメ映画となりますが、まさかのシリアス方面でした。
やはり、みんなが期待するのは竜巻とやって来るサメやタコと合体したサメ、巨大なサメというバカ映画なので肩透かしでした。
多分、正統派で高い評価を受けた『ロング・バケーション』に触発されたかもしれない。
ただ、そのままやってしまうとパクリになるので、アサイラムらしく女性二人にしています。
主人公だけが画面に映るような展開なら、もちろん、女優のレベルが高くないといけないし、脚本や演出も高いクォリティを求められる。
しかし、アサイラムにそんなモノがないので、女性二人にして間を持たせた感じだ。
主人公はそれなりに海の知識を持っていて、サメが襲ってきた時は冷静に対処しようとするのは分かります。
もう一人の女性は海の素人なのでパニックになって絶望感を出すのも分かります。
ですが、途中でセリフが間違えて入れ替わったのか、いきなり両者のキャラクターが逆転してしまいます。
さすがに180度も変わってしまうと、いくらなんでもムリがあると感じました。
次のシーンでは元に戻っているので、主人公の弱さを演出しようとしただろうけど、もう少し上手くできたはずです。
肝心の人食いサメの映像はアサイラム得意のフリーの資料映像を使っていて、襲撃するシーンでCGになると別物になりました。
そして、もはやこういう作品の常連となっている小銭稼ぎのマイケル・マドセンの劣化だけじゃなく、ほぼ動かなくなりました。
スティーヴン・セガールのレベルになってくると、ずっと座って動かない上に葉巻と酒を頼んでいるので、マイケル・マドセンはまだマシな方かもしれない。
あとはラストで本来ならサメを爆発四散させたいところだが、それができる条件がなかったので、まさかの力技で主人公が倒しました。
まさかプラスチック製のパドルを女性の突きだけで死んでしまう人食いサメの弱さは、もあワザとやったのか、思いつかなかったから適当にやったとしか思えなかったです。
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