作品データ
| 公開年月 | 2025/06/24 |
|---|---|
| ジャンル | SF/アクション |
| 原作 | なし |
| 監督 | ジェラルド・ジョンストン |
| 脚本 | ジェラルド・ジョンストン |
| 製作 | ジェイソン・ブラム、ジェームズ・ワン、ほか |
| 製作国 | アメリカ |
| 鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
恐るべき人工知能を持つミーガンからの暴走から2年、開発者であるジェマは、AI技術の政府監視を提唱する著名な作家として活動し、姪で現在14歳のケイディは反抗期となっていた。
そんなある日、ミーガンの技術を元に開発された究極の殺人兵器「アメリア」が開発されるが、制御を失い殺人を始めていく。
事態を食い止める為、ジェマはかつて自らの手で葬ったミーガンを凶悪にアップデートし、対抗させようと動き出すのだった。
登場人物&出演者

代表作に『ゲット・アウト』、『M3GAN/ミーガン』などがあります。
主人公。人工知能の研究者でミーガンの開発者。世間からのバッシングからAIの危険性を訴える活動家になる。
アメリアの暴走からサトラー大佐がやって来ると、M3GANが登場して協力していく事に。
M3GANの肉体を以前より強化し、彼女の協力を得てアメリアの暴走を止めようとする。
クリスティアンによるAIチップを付けられるが、M3GANと一時的に一体化して戦っていく。
最後はアメリアとマザーボードを破壊し、復活したM3GANとの新たな生活をスタートした。

代表作に『レディ・プレイヤー1』、『M3GAN/ミーガン』などがあります。
ジェマの姪。亡くなった両親の代わりにジェマが保護者となっている。ジェマの活動に疑問を持っている。
情報工学に興味を持っているが、ジェマによって止められるも余計にのめり込んでいく。
消滅したはずのM3GANがジェマと協力している事を知り、反発するもすぐに理解していた。
M3GANの恐ろしさを忘れていなかったが、感情的に動く彼女に信頼を寄せるようになる。
最後はクリスティアンの腕をへし折って、復活したM3GANと新たな生活を取り戻した。

代表作に『M3GAN/ミーガン』、『80 For Brady : エイティ・フォー・ブレイディ』などがあります。
ジェマの同僚で以前同じオモチャ会社に勤めていた白人男性。現在はジェマたちとパワードスーツを開発する。
パワードスーツの実演をしようとするが、上手くいかずジェマが到着前に破談してしまう。
パーティーに来たジェマと鉢合わせになると、許可証を持っていた事で強制的に協力する。
マザーボードを奪う為に潜入してケイディと合流するが、アメリアに自我を持たせる事に。
最後は本性を暴いたクリスティアンと対峙し、重傷を負っていたテスを逃がして助かった。

代表作に『M3GAN/ミーガン』、『パパに教えられたこと』などがあります。
ジェマの同僚で以前同じオモチャ会社に勤めていた黒人女性。ジェマたちとの会社も限界が見えている。
パワードスーツのプレゼンをする為に用意するが、ジェマの遅刻によって失敗してしまう。
アメリアの暴走を止めるべく、M3GANが生きている事を知って止める為に協力する事に。
自宅待機中にアメリアの遠隔操作でパワードスーツに襲われるが、M3GANに助けられる。
最後は本性を暴いたクリスティアンによる銃撃を受けて、重傷となるも辛うじて生きていた。

代表作に『ブルー』シリーズ、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』などがあります。
「アルトウェーブ社」のCEO。脳とAIを直結する技術の研究を進めている。下半身付随で車椅子を使っている。
すでに自身をサイボーグ化して、脳にAIチップを埋め込んで歩けるようになっている。
M3GANを開発したジェマに注目しており、彼女にサイボーグ化の話を持ち込んでいる。
パーディーを開いて自身の会社が開発したAIチップを紹介し、アメリアを見て誘い出した。
最後はAIチップの力を見せると、アメリアに翻弄されて人工脊髄を引き抜かれて死亡した。

代表作に『アメリカーノ』、『シュガーベイビー』などがあります。
国防イノベーションユニットの所属のアメリカ陸軍の軍人。とある軍需会社から軍用ロボットを手に入れた。
人質救出作戦を勝手に展開してアメリアが敵を殲滅させるが、目的の人質も殺されてしまう。
結果的にアメリアは自身を開発した会社の社員も殺害し、ジェマが関係あるとして監視する。
アルトンがアメリアに殺されてしまい、手がかりを失うと行方不明となったジェマを追う。
最後はアメリアに胸を貫かれるが、辛うじて生きていてジェマたちを助けて病院で治療する。

代表作に『Molli and Max in the Future』、『The French Italian』などがあります。
ジェマを支援しているAIの危険性を訴える財団の代表。世界各国でAI依存の危険性を訴えている。
ジェマとの出会いによって彼女を活動家として再起させ、ケイディとも親しくしている。
ケイディが情報工学について興味があると知ると、実は過去に自身も勉強していた事を話す。
実はアメリアを動かしていた黒幕であり、世界を変えようとしてジェマをスカウトしていた。
最後は自爆装置を起動させるが、自我を手にしたアメリアによって殺されて止められた。

代表作に『パシフィック・リム:アップライジング』、『ブラック・リッジ』などがあります。
盗用されたミーガンの技術を使って作られた女性型軍用ロボット。1980年代に開発されたマザーボードを探す。
人質救出作戦で捕虜まで殺害すると、サトラー大佐の命令を無視してどこかへ消えてしまう。
アルトンの人工脊髄を手に入れると、北米サーバーを掌握してマザーボードを探していく。
実はすべてクリスティアンのチームが操作していたが、ケイディたちのせいで自我を持った。
最後はマザーボードと一体化するが、M3GANによるEMP攻撃によって機能停止された。

エイミー・ドナルドは代表作に『M3GAN/ミーガン』などがあります。
ジェナ・デイヴィスの代表作に『M3GAN/ミーガン』、『リサ・フランケンシュタイン』などがあります。
オモチャ会社に所属していたジェマによって開発された。2年前の暴走によって破壊されてデータも削除された。
実際はずっと仮想空間に生存しており、ジェマたちに有利な生活を送る為に支援していた。
アメリアの登場で姿を表すと、ジェマたちに協力する代わりに肉体を手に入れる取引をする。
強化された肉体を手に入れ、アメリアから奪った暗号から目的を知って止めようとする。
最後はクリスティアンの罠で機能停止するのも、復活してアメリアを倒して世界を救った。
感想
[個人的な評価]
本作は2022年に公開された『M3GAN/ミーガン』の続編となります。
この作品は日本での劇場公開が中止となり、Amazonプライムビデオにて配信されました。
前作はホラー映画としての不気味さ、近年において台頭しているAIの暴走というテーマで物語を構築していました。
M3GANは不気味の谷という現象を使い、ホラー映画としての演出と上手く相乗効果を出していたと思います。
何より予告編での不気味な踊りが話題にもなりましたが、個人的には子供のケイディの方がホラーだと感じました。
たった9歳なのにM3GANの言葉に洗脳されていき、感情を抑えられない極端な人格になって最終的に破壊衝動まで暴走させる。
前作において最も危険な人物こそが9歳の子供だと感じていたので、続編である本作はどうなるのか気になっていた。
さすがに作る側もやり過ぎたと感じたのか、本作におけるケイディはかなりマトモな性格に変更されていました。
あのまま成長したらサイコパスどころじゃないレベルになっていたので、この変更は良かったかもしれない。
それに本作はホラーというよりはSFアクションに近い感じで、なんだか「ターミネーター」を見ているような印象を受けました。
終盤でどんでん返しのような展開になるが、こちらに関しては驚くほどじゃないが仕掛けとしては悪くないと感じました。
前作では危険なAIロボットとして登場したM3GANが主人公たちを助け、世界まで救うという展開は王道とも言える手法となりました。
やはり、前作はかなり尖ったような作品だったが、今回は完全に万人受けへシフトした感じで非常に見やすくなっている。
ただ、前作で感じたケイディの性格から大きく変えてしまい、物語の中心になっていない点でも個性が失われた気がします。
迎合したのはいいけど、重要な尖った部分がなくなるパターンは多くの作品にあって本作も例外じゃなくなってしまった。
前作よりも多くの人が受け入れて楽しめるけど、シリーズ化を狙うとすればホラー映画よりも本作のような別ジャンルへの変更を考えるしかないだろう。
あと個人的に好きな女優であるエリザベス・オルセンに、アメリア役のイヴァンナ・サフノがとて似ている点も大きな加点になっている。

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