作品データ
あらすじ
西暦2060年、国連事務総長から許田隕石が72時間以内に地球と衝突すると発表し、数ヶ月前から太陽風の影響で隕石の軌道が変化していた。
アメリカとロシアは協力体制で軌道修正の対策を取るも失敗し、磁場の変化で世界各地で次々と飛行機が墜落していまう。
政府は国民に不安を与えないよう間際まで発表を控えていたが、直径50Kmの巨大隕石が地球への衝突を免れないと判断し、世界は混乱に陥るのだった。
登場人物&出演者
・アレ(演:ビクトル・クラビホ)
代表作に『朝食、昼食、そして夕食』、『アナザーワールド/VERBO』などがあります。
主人公。電気技師。母親と一緒に暮らしているが、兄が凶悪犯を捕まえる協力で町の英雄になっている。
兄ばっかりが目立って自身は相手にされず屈折し、世界の終わりでもネガティブ思考を出す。
知り合いのテレビを修理するが、アンテナの問題だと言ってから世界の終わりだと知った。
受刑者たちが脱獄してソロが復讐に来る事を恐れて、仕方なく母親と兄家族の面倒を見る。
警戒していた母親がソロに殺されてしまい、自分でなんとかしないといけない状況になる。
兄家族の子供たちに怒鳴りながら事実を話さず、ソロが来るとずっと警戒するも銃を撃たず。
町へ子供を連れて行くもソロが他の子供を誘拐し、帰ってくるとボコボコにされてしまう。
最後はソロをなんとか殺害して、町のアバズレが来ると、隕石が落ちてみんなで消滅した。
・ローサ(演:マリアーナ・コルデロ)
代表作に『ローサのぬくもり』、『食宿』などがあります。
アレの母親。長男のトマスは凶悪犯であるソロを捕まえる協力をして、町の英雄となっている事が自慢。
世界が隕石によって破滅すると知って絶望する中で、どうでもいいアレを無理やり連れ出す。
まず隣人に助けてもらおうと家に行くが、絶望した大黒柱が無理心中するところを目撃する。
受刑者たちが脱獄した事を知って、ソロが必ず復讐にしやって来ると考えて警戒していた。
銃を手にして長男の家族がいる家で待機する一方、アレから長年の強い反発を受けてしまう。
子供たちには世界の終わりをずっと隠していて、アレにも言わないように強く言っていた。
ソロが必ず復讐の為にやって来ると強く警戒するが、手にする銃の弾は鉛ではなく塩である。
最後は夜に何かの物音を聞いて見て回るが、すでにソロが来ていてあっさりと殺されていた。
・ソロ/ルシオ(演:エドゥアルド・フェルナンデス)
代表作に『アラトリステ』、『誰もがそれを知っている』などがあります。
世界の混乱に乗じて刑務そから脱獄した凶悪犯。過去にアレの兄トマスのせいで逮捕されて恨みを持つ。
隕石で世界は救われないと理解していて、自分を刑務所に入れた男への復讐するべく動く。
途中で車と銃を手に入れると、ガソリンを勝手に給油して店主が邪魔すると簡単に殺害した。
トマスの家まで車で走っていて、逃れた隣人を見つけるとレンチを片手に家族を皆殺しに。
ようやくトマスの家に到着して警戒していたローサを見つけ、殺害すると見せしめにした。
アレの前にも出てきて紳士に振る舞うが、子供たちに事実を話していないと把握した。
本性を暴いて家に残っていた子供を捕まえ、アレが帰ってくると一人を首吊りで殺害した。
最後はアレと争って優勢になるが、隕石の爆発で形勢逆転されてそのまま殺されてしまう。
感想
[個人的な評価]
本作は『アルマゲドン』シリーズとは関係なく、アルバトロスとも関係ない作品です。
この作品は『ザ・リング/リバース』で知られるF・ハビエル・グティエレスが監督と共同脚本を務めています。
『アルマゲドン』というタイトルを使っていて、ちゃんと隕石が落ちるけど主人公たちはどうする事もしません。
基本的に主人公は希望のないような毎日を送っているので、世界が破滅するとしても生活は何も変わらない。
その代わりとして母親に無理やり動かされるようになるから、ずっと文句ばっかりを言っている印象しかない。
つまり、キャラクターとしての魅力は一切なく、隕石に対して何もしないから主人公である意味があまりない。
超低予算で作られているから基本的に会話劇となっているが、これもまた何も面白くないと言えるレベルでした。
物語としての魅力がなく、キャラクターの魅力もなく、工夫するような演出もないから、本当に時間の無駄となっている。
まだアルバトロスのバカみたいな設定の方がツッコミがいがあるけど、この作品はそれすらしたいと思えないぐらい退屈です。
やはり、致命的なのは主人公に魅力を持たせるような見た目やキャラクター性ではなく、画面に映っているだけでも不快とも感じてしまう。
途中から主人公と凶悪犯の駆け引きというどうでもいいシーンがあって、隕石がオマケ程度すぎてどんな作品か忘れるぐらいになる。
このシリーズはまだアルバトロスの方が潔いと理解したので、今後は『アルマゲドン』のタイトルがある作品はちょっと警戒しようと思うぐらいつまらなかった。
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