作品データ
あらすじ
星歴4044年、元地球人のカリ王女によって結成された同盟軍と爬虫類人のアルコン軍が激しい戦いを繰り広げ、ついに同盟軍の勝利で終戦する。
平和が続く中で西暦1945年にナチスの極秘実験で人類とサメのDNAを融合して誕生した凶暴な生体化学兵器のメガロドンは、次々と同盟軍の宇宙船を襲う。
同盟軍のカリ王女が調査する中、アルコン軍はメガロドンを仲間にしようとスターリン将軍とクロウリーが宇宙を探していくのだった。
登場人物&出演者
・カリ王女(声:ジェニファー・フォーティーン)
代表作に『Tickles the Clown』、『Bigfoot Goes to Hell』などがあります。
同盟軍のリーダー。イルミナティ軍との戦いを経て休戦して平和が訪れ、すぐに子供が欲しいと考えている。
平和だったはずが探査中の戦士が犠牲となると、ビッグフットを招集して状況を分析する。
赤ん坊を強く欲しがってヘルシングの精子をジェキル博士に渡し、不妊検査をさせていた。
アルコン軍の母艦を見つけると、ヘルシングの犠牲によってなんとか破壊して倒した。
最後はジェキル博士がクローンとしてヘルシングを復活させ、子作りに励む事になった。
・ヴァン・ヘルシング(声:マルコ・グズマン)
代表作に『Tickles the Clown』、『ビッグフットVSクランプス』などがあります。
同盟軍の一員でDNAが不明なクローン。平和となった今では筋トレに夢中で、あとは子孫を残せるか心配する。
常にカリ王女から子供が欲しいと言われるが、理由をつけて拒否するように筋トレしていた。
同盟軍がアルコン軍の奇襲を受けると、すぐに反撃するべきと主張するもカリ王女が止めた。
勝手にカリ王女が採取した精子で不妊検査をされ、アルコン軍との戦闘になると勝手に出る。
最後はアルコン軍の母艦を破壊するも犠牲になるが、精子からクローンを作られて復活した。
・ビッグフット(声:マルコ・グズマン)
同盟軍の一員で伝説的なUMA。過去のアルコン軍との戦いで大活躍し、平和となった今は好き勝手やっている。
アルコン軍の攻撃を受けて招集命令を受けると、カリ王女から一員として自覚を注意される。
カリ王女が冷静にアルコン軍の動きを見るべきだと話すと、冷静に賛同する意見を出した。
メガロドンを捕まえて尋問するが、魔術を使ったクロウリーに操られて彼を解放してしまう。
最後は洗脳から目を覚ますもヘルシングが犠牲となるが、クローンで蘇って再会を喜んだ。
・ジェキル博士(声:エドソン・カマチョ)
代表作に『ビッグフットVSイルミナティ』、『ビッグフットVSクランプス』などがあります。
同盟軍の一員で医療技術を持つ。ヘルシングのクローンを何度も作っていて、カリ王女の健康状態も診察する。
カリ王女がヘルシングを連れてくると、予め不妊検査をしていて彼女は問題ないと話した。
逆にクローンであるヘルシングはどんな事をしても妊娠させられないと結果を説明する。
アルコン軍との戦いが勃発すると、検査していたヘルシングが勝手に出てガッカリしていた。
最後はアルコン軍との戦いで死亡したヘルシングの精子から、同じクローンを作り出した。
・アレイスター・クロウリー(声:ウェス・ブラフ)
代表作に『ビッグフットVSイルミナティ』、『トランプVSイルミナティ』などがあります。
アルコン軍に所属するオカルト主義者。セレマ修道院を拠点に多くの信者を集めてアルコン軍を支えている。
魔術を使ってナチスドイツが作ったメガロドンを見つけ出し、スターリン将軍に報告する。
地球に墜落したアルコン軍の将軍の宇宙船をメガロドンが奪い、宇宙にいると説明していた。
魔術を使って単純なビッグフットを操ると、メガロドンや敵対する者を解放させていた。
最後は同盟軍によって母艦が破壊され、自身は予見して脱出して軍を立て直そうと逃げた。
・ジョセフ・スターリン将軍(声:マルコ・グズマン)
アルコン軍の残党を率いる。かつてナチスドイツが極秘実験で開発した戦闘マシン「メガロドン」を手に入れる。
同盟軍との戦いに敗れて銀河の裏で秘かに暮らしていたが、復讐の機会をずっと狙っている。
メガロドンによって同盟軍の戦闘機が奇襲を受けると、なんとか手に入れようと動き出す。
人間のDNAを変異させて同じく爬虫類人にしようと宣言し、戦士たちを奮起されていた。
最後は同盟軍と直接対決になってしまい、ビッグフットとヘルシングによって母艦と爆死。
・メガロドン(声:エドソン・カマチョ)
1945年にナチスドイツが極秘実験で生まれた戦闘マシン。人間とサメのDNAを持ち、3000年も生きている。
地球に墜落したアルコン軍の宇宙船を見つけて手に入れ、同盟軍の戦闘機を奇襲する事に。
故郷の地球が人間によって破壊され、その恨みを持ち新宇宙時代を作ろうと画策していた。
カリ王女に居場所がバレて逃げられず捕まり、尋問を受けるも終始下ネタで対応した。
最後はクロウリーに操られたビッグフットに解放され、地下基地を作って反撃の機会を待つ。
感想
[個人的な評価]
本作はいわゆるサメ映画となるが、舞台がまさかの宇宙となります。
この作品は『ビッグフットVSクランプス』で知られるB・C・フォーティーンが監督、脚本、編集を務めています。
てっきりビッグフットとメガロドンが地球で対決すると思ったら、まさかの壮大なスペースオペラというジャンルでした。
多分、監督は「スター・ウォーズ」が大好きでマネをして作ろうと思ったが、お金がないので方向性を変えたと思います。
どうやらシリーズの3作目のようで、すでに2作が作られている事に驚いてしまうが、予備知識はそこまでいらない。
冒頭でナレーションとして世界観を説明しているが、ハッキリ言って理解しなくてもいいぐらいの内容のなさとなっています。
元地球人の主人公側が同盟軍、敵対するのが爬虫類人のアルコン軍、そこにナチスドイツが作った生体化学兵器のメガロドンが出てくる感じです。
三つ巴戦とも言える構図になっているので、そのせいで説明が足りないからちょっと複雑に感じてしまう。
ただ、監督にはそこまでコントロールする能力がなく、基本的に下ネタの無意味な会話劇となっています。
映像はフルCGのアニメーションになっているが、何かのゲームのエンジンを使っているような印象がありました。
超低予算のワリに映像がキレイなのはそういう意味だろうけど、使い回しが多くてテクスチャが統一されていません。
たまにフリー素材の映像も出てくるが、あまりにも唐突すぎて整合性がなく、そもそも最初から合わせる意識もありません。
退屈な会話劇がほぼ下ネタで説明になっておらず、セリフに矛盾がほとんどなので、真面目に鑑賞する方が間違っています。
何か作業しながらたまに画面を観る程度でいいですし、ちゃんと内容を理解するのもバカバカしい地雷映画でした。
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