作品データ
あらすじ
前作での活躍によって世界的なアクションスターとなったコメディ俳優のケヴィン・ハート。
ケヴィンはヒット作を生み出すもCGやグリーンバックでのアクションばっかりで、体を張った本物のアクションを望んでいた。
そんな中、ケヴィンに惚れ込んだスウェーデン人の大富豪から映画出資の話しが舞い込み、アシスタントのアンドレや女優のジョーダンも巻き込まれていくのだった。
登場人物&出演者
・ケヴィン・ハート(演:ケヴィン・ハート)
近年の出演作に『Lift/リフト』、『ダイ・ハート』などがあります。
主人公。アクションスターの仲間入りをした俳優。グリーンバックやCGばかりの撮影に辟易している。
即興のアクションを買われてカールから出資を受けるが、映画だと勘違いして演じていた。
本物の銃弾を食らって映画じゃないと気づき、相手がダグだと知ってアンドレと動いていた。
ついにダグと対峙して説得するも失敗してしまうが、アンドレのおかげで倒してしまう。
最後はなぜかダグと入れ替わって刑務所に入り、看守に本物のケヴィンだと叫んでいった。
・ジョーダン・キング(演:ナタリー・エマニュエル)
近年の出演作に『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』、『ダイ・ハート』などがあります。
ヒロイン。女優。犬の散歩中に麻酔銃を食らって気を失っていた。捕まっているところでケヴィンに助けられる。
映画の撮影さだと言い張るケヴィンに激怒するが、仕方なく即興でアドリブをしていた。
相手が殺意を持って襲ってきた事で撮影じゃないと気づき、ケヴィンに現実を教えていた。
入れ替わったダグを倒すべく自宅へ行くと、Mr.206の頭部にナイフを投げて倒した。
最後はケヴィンと入れ替わったダグの存在に気づかず、次の映画のメンバーとして参加した。
・アンドレ・モンドルヴィア(演:ベン・シュワルツ)
代表作に『ザ・ウォーク』、『ソニック・ザ・ムービー』シリーズなどがあります。
ケヴィンのアシスタント。ケヴィンを「キング」だと崇拝し、彼を心の底から信奉している。
父親も同じアシスタントとして誇りを持ち、ケヴィンを異常に溺愛して距離感がおかしい。
一度はクビになるもMr.206の助言で相棒と言われ、より命をかけるほどに尽くしていく。
ケヴィンを家に入れるべく配管工として変装していたが、バレてダグに捕まってしまう。
最後はダグに突き落とされ重傷を負うが、ケヴィンを助ける為に瀕死状態でも尽くしていた。
・シンシア・モンドルヴィア(演:ポーラ・ペル)
代表作に『シスターズ』、『ワイン・カントリー』などがあります。
アンドレの母親。息子と二人暮らししている。夫はリチャード・プライヤーのアシスタントをしていた。
ケヴィン・ハートを「アメリカの宝」だと認めており、息子がアシスタントで誇りに思う。
ケガしたケヴィンたちが家に来ると、6年間も冷凍しているポーク・チョップを提供した。
ダグを倒す為にケヴィンとともに自宅へ行くと、ボディガードを倒すべく陽動作戦を行った。
最後はケガした息子を心配し、ケヴィンの為に命を張る事に感動しながらも見守っていた。
・Mr.206(演:ジョン・シナ)
近年の出演作に『ARGYLLE/アーガイル』、『ジャックポット!』などがあります。
伝説的なスタントマン。スタントで全身すべての骨を折っている事から、「ツーオーシックス」と呼ばれれる。
ダグの師匠で現在は引退して森の奥で暮らし、他人に対して強い警戒心を持っている。
ケヴィンがダグを倒す為に訪れると、当初は怪しむも弟子を救う為に助言を与えいた。
実はダグと組んでいてケヴィンを倒そうとして、自宅へ戻ってきたところを襲撃していた。
最後はケヴィンを助けようとしたジョーダンの投げナイフが頭に刺さり、死亡してしまう。
・ダグ・ユーバンクス(演:ケヴィン・ハート)
長年に渡ってケヴィンのスタントマンを務めてきた。無茶なアクションではケヴィンをよく見せようとする。
1年前の映画撮影で本物のアクションをやりたいケヴィンにクビを宣告されてしまう。
仕事を失ってスタントマンとしても旬を過ぎたせいで、次が見つけられず自暴自棄となる。
ケヴィンに成りすまして彼の地位と財産を手に入れるが、反撃を受けて逮捕されてしまう。
最後は刑務所で服役しているが、実は本物のケヴィンと入れ替わっている事が発覚した。
感想
[個人的な評価]
本作はケヴィン・ハートが本人役で出演した2作目となります。
この作品はAmazonプライム・ビデオにて独占配信しています。
近年のケヴィン・ハートは個人的に注目しているコメディ俳優であり、どんな作品でも必ず楽しませてくれます。
とは言っても、大爆笑というワケじゃなく、飽きさせないような展開を心がけているところがいいと思っています。
ただ、最近ではシリアスな作品を作る事が増えてきているが、それは違うと少し心配している部分もあります。
そんな本作は前作に続くようにコメディ俳優がアクションスターに憧れる点、ケヴィン・ハートが本人役というところが面白い。
往年のアクションスターが自虐的な映画を作る事もあるけど、最初からコメディ俳優だから自虐ネタもありなのは強いと思います。
本作ではケヴィン・ハートが自分に言い聞かせるような作品であり、どんなにスターとなっても周囲のおかげである感謝の気持が第一に来ている。
実際にケヴィン・ハート自身はそのような人物なのか分からないが、そこら辺を意識した内容だから少なくても理解しているだろう。
あくまで本作は動画配信を前提にしているせいで、昔のような大規模なアクションがない点では少し地味に感じてしまう。
ケヴィン・ハートが今回で主人公と悪役の二役に挑戦しているが、全体的にストーリーの仕掛けが弱かったと思います。
この作品は基本的にケヴィン・ハートを魅力的に描こうとするので、複雑な設定はあえてやっていないと感じました。
前作はもっと自虐ネタを全面的に出していたインパクトと違い、本作は調子に乗った成功者という事だからパンチが弱いと思いました。
この勢いから考えると3作目はないだろうけど、もし作るならば、もっとインパクトの強い衝撃的な内容になるだろうと予想しています。
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