作品データ
あらすじ
SNSの「レッドルーム」が世界的にブームとなって、誰もがサイトに動画や写真を投稿して繋がりを持っていた。
女子学生のサムは突然レッドルーム上で恋人から別れを告げられ、ショックのあまりそのまま衝動的にアカウントを削除して友人の自宅で年越しパーティに参加していた。
しかし、レッドルーム上のチャットやニュースで異変が起きていくと、突然人々が凶暴化し、サムたちは家に籠城しながら原因を探っていくのだった。
登場人物&出演者
・サム(演:ミシェル・マイレット)
代表作に『溺殺魔/セバスチャン・ドナー』、『エル・カミーノ・クリスマス』などがあります。
主人公。女子大生で犯罪学を専攻している。恋人からレッドルームで別れを告げられ、マークの年越しパーティに行く。
実は妊娠していて今後はどうするか決めかねていて、寄り添うマークに気持ちが流れていく。
スティーヴたちの凶暴化をただ見ていてるだけで、特に行動せずに彼らにすべてを任せる。
治療法を示したジェドの言葉に賛同せず彼が死亡すると、マークに手術するよう説得をした。
最後はチャドを殺害してマークが死ぬと、自分で手術して外に出ると感染者たちと戦う事に。
・マーク・アーチボルド(演:コーディ・レイ・トンプソン)
代表作に『最/終/感/染/アンチ・ソーシャル』、『セカンド・チャンス/恋の行方』などがあります。
医学生でサムの友人。サムが恋人に振られた事を知って、自宅で開催する年越しパーティに呼んでいた。
ずっとサムを狙っていて別れた事でチャンスとなり、必死にアピールをして気を使っていた。
スティーヴたちの感染を最初はまったく信じなかったが、襲われた事で考えが強硬的になる。
ジェドがずっと正論を言っているのに賛同せず、サムと恋人になりたくて必死に動いていた。
最後は治療する為に説得されるが、なぜか地下室に現れたチャドにボコボコにされて死亡。
・ジェド・エリクソン(演:アダム・クリスティ)
代表作に『ブラッディ・ツイン』などがあります。
マークが自宅で開催する年越しパーティの参加者。マークの自宅に来たサムを驚かせて顔にパンチを食らう。
ニュースで外の異変を知って、寮にいる友人から情報を提供すると冷静に状況を分析した。
スティーヴとケイトリンの感染を早くに疑って、まったく信じないマークを説得していた。
友人から情報が入って感染したマークたちを遠ざけ、治療法のリンクがあると説明した。
最後は友人が諦めて飛び降り自殺して、なぜか急に暴走して感染者たちに捕まり殺された。
・ケイトリン・コスグローヴ(演:アナ・アリック)
代表作に『最/終/感/染/アンチ・ソーシャル』、『We’re All in This Together』などがあります。
マークが自宅で開催する年越しパーティの参加者。スティーヴの恋人で呼ばれて普通に馴染んでいた。
レッドルームをずっと使っていて、初めて会ったサムが辞めている事に驚くも写真を撮った。
2階でスティーヴとイチャイチャするが、男が侵入して殺害すると、彼をフォローしていた。
スティーヴが感染してマークに殺されると、自身も感染するもウソをつこうとしていた。
最後は2階へ運ばれる時に発症したが、縛られた電飾が首に引っかかって首吊りで死亡した。
・スティーヴ・マクドナルド(演:ロメイン・ウェイト)
代表作に『ファミリー・マン/ある父の決断』、『クリスマス・カレンダー』などがあります。
マークが自宅で開催する年越しパーティの参加者。唯一の黒人で、恋人のケイトリンを連れ込んでパーティを楽しむ。
恋人に振られたサムが来ると、彼女がシングルになって歓迎するもケイトリンと楽しむ。
2階でイチャイチャするも男が侵入して、ケイトリンを助けようと外へ押して殺害をした。
言い訳をして事故だとケイトリンにフォローされ、スマホから感染すると幻覚を見てしまう。
最後はケイトリンをマークに頼んで凶暴化し、彼にあっさりと殺されて遺体を地下室に移動。
・チャド・ウィルソン(演:ライ・バレット)
代表作に『溺殺魔/セバスチャン・ドナー』、『ブラインデッド』などがあります。
マークが自宅で開催する年越しパーティの参加者。何かのチケットを大量に刷っていて配ろうとしていた。
振られたサムがやって来ると、待っていたかのように最後に挨拶をしてチケット配りに誘う。
まったく乗り気じゃなかったサムに断れると、仕方ないとして一人で外に出て配っていく。
感染が発覚して外が地獄絵図となり、戻ってくるも感染しているとバレて拒まれてしまう。
最後はなぜか地下室に現れてマークを倒すが、反撃に出たサムによってあっさりと殺された。
感想
[個人的な評価]
本作はSNSをテーマにしたホラー映画となっています。
この作品は『最/終/感/染/アンチ・ソーシャル』や『ホラーマニアvs5人のシリアルキラー』で知られるコーディ・キャラハンが監督と脚本と製作を務めています。
『最/終/感/染/アンチ・ソーシャル』が続編だったようだが、多分、物語としては独立しているから問題ないと思います。
近年では社会の一部になっているSNSをテーマにしたホラー映画が多く、本作のような感染系の作品も増えています。
多くの人が使っているからこそ、ウイルス感染のようなシステムとの相性がいいから使われていると思います。
本作は典型的な低予算の作品となっていて、世界規模であるが、実際は家の中でほとんど物語が展開しています。
最初から主人公は特別な存在なのは当然であるが、流行っているSNSを恋人に振られただけで削除するのはちょっと理由が弱すぎる。
この設定を考えてしまうと、主人公は完全なる他人依存で生きているタイプで、繋がりのあるSNSを削除するのはちょっと無理がありました。
どんな経緯で恋人に振られたのは描写していないし、冷え切っているだろうけど、友人とすぐに恋愛のような関係になるは強引すぎる。
ただ、それ以上にプログラムだけで寄生生物が誕生するのは無理すぎて、もはやファンタジーとしか言えなかったです。
一部ではゾンビ映画と認識しているが、作っている側も感染系ホラー映画との違いが分かっていないような感じでした。
ラストで死人が生き返るのはゾンビ映画だが、ずっと感染系ホラー映画の流れなので、インパクトを重視したのだろうと思います。
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