【ハロウィン・キラー】VD-970

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洋画

作品データ

公開年月 2023/09/28
ジャンル ホラー/コメディ
原作 なし
監督 ナーナチカ・カーン
脚本 デヴィッド・マタロン、サーシャ・パール=レイヴァー、ほか
製作 ジェイソン・ブラム、グレッグ・ギルレス、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

1987年のハロウィンの時期、3人の少女が16歳の誕生日に16回刺されて殺され、犯人は“スイート16キラー”と呼ばれ、35年後も3人の友人だったパム・ミラーも殺される。
パムの娘ジェイミーは、記者のクリス・ドゥバサージュから母親がスイート16キラーから脅迫を受け、ずっと怯えて生きていた事を知って捕まえる事を決意する。
ジェイミーは犯人に襲われ、科学祭で展示するタイムマシンに隠れたところ、1987年にタイムスリップして過去に戻る事になるのだった。

登場人物&出演者

【現在】

ジェイミー/コレット・ヒューズ(演:キーナ・シプカ)

代表作に『フェーズ6』、『ザ・サイレンス/闇のハンター』などがあります。

主人公。女子高生。35年前の殺人鬼についてまったく気にせず、アメリアとハロウィンパーティに出かける。

母親が殺人鬼に殺され独自に犯人探しするが、追われてタイムマシンで1987年へ飛んだ。
若い母親が聞いていた話しを違って驚いていたが、殺人鬼を止めようとあらゆる手段を使う。
殺人鬼をみんなで倒してダグだと知るが、事件を再現するクリスが殺そうと対決していた。
最後はクリスを倒して現代へ戻ると、唯一真実を知るローレンから変化した状況を聞いた。

アメリア・クラストン(演:ケルシー・マウェマ)

代表作に『好きだった君へ:P.S.まだ大好きです』、『ベビーシッターのモンスターハンティング・ガイド』などがあります。

ジェイミーの親友。疲れ切った母親が諦めたタイムマシンの製造を引き継いで、科学際に出そうとしていた。

母親が残している設計図を基にインスタント写真機を使うが、失敗していて原因が分からず。
遊園地に殺人鬼が現れてジェイミーがタイムマシンごと消えると、成功したとして期待する。
過去の写真から必要な道具をジェイミーのメッセージから読み取り、再び作って完成させた。
最後はクリスに殺されるが、改変された現代で死なず成功した母親と楽しく暮らしている。

パム・ヒューズ(演:ジュリー・ボーウェン)

代表作に『モンスター上司』、『ヒュービーのハロウィーン』などがあります。

ジェイミーの母親。高校では進路カウンセラーとして勤務している。過去の殺人鬼に怯える生活を送っている。

ハロウィンで娘が16歳という事で過剰に心配していて、何かと身を守るグッズを与えた。
娘がハロウィンパーティを楽しむと知って、危険だとして止めようとするも話しを拒まれた。
家に一人でいると殺人鬼が出現して、その為に訓練をして反撃するも結局は殺されてしまう。
最後は改変された現代では死ぬ事がなく、夫と早く結婚してジェイミーの他に兄がいる。

ブレーク・ヒューズ(演:ロックリン・マンロー)

近年の出演作に『コズミック・シン』、『アンダーワールド/新種襲来』などがあります。

ジェイミーの父親。ハロウィンでは筋肉ムキムキのTシャツで仮装していた。ニュースを見て笑っていた。

殺人鬼を心配する妻に言われて娘たちをパーティ会場まで送るが、他人のように扱われる。
留守している間に妻が殺人鬼に殺されると、カーラから疑われるも本人は何も知らず。
1987年では実際に筋肉ムキムキで、下半身を中心にノリだけで生きていて浮気もしていた。
最後は殺人鬼のダグをみんなで倒すと、改変された現代ではパムと早く結婚して4人家族に。

ローレン・クレストン(演:キンバリー・ヒューイ)

代表作に『ブラッドシェッド』、『パラダイスウィルス』などがあります。

アメリアの母親。ハロウィンでも工場勤務で楽しめず。いつも疲れ切った状態で人付き合いも避けている。

過去に行ったジェイミーの接触を受けて、彼女が未来から来た事に納得して話しを聞いた。
タイムマシンが壊れた事でジェイミーから修理を頼まれ、スマホをもらって調整をしていた。
量子スピンをタイムマシンにして完成させ、ジェイミーの為に変化する未来について書いた。
最後は改変した現代では生物工学の専門家として成功し、ジェイミーにノートを渡していた。

カーラ・リム(演:パティ・キム)

代表作に『冷たい嘘』、『消えない罪』などがあります。

保安官。父親も保安官で受け継いでいる。パムが殺された事で捜査をして、高校に来て話しを聞いていく。

母親を亡くしたジェイミーに事情聴取しようとして、彼女の父親を犯人扱いしてキレられた。
過去がジェイミーによって改変しても気づかず、失踪した彼女を探す為に遊園地を封鎖する。
1987年では勝手に大麻を盗んでブラウニーを作るなど、父親の権力を使って悪さをする。
最後は殺人鬼のダグを殺害し、現代では警察署長となって大麻を合法にする事を成功させた。

クリス・ドゥバサージュ(演:ジョナサン・ポッツ)

代表作に『ジェイソンX/13日の金曜日』、『ポピュレーション・ゼロ』などがあります。

犯罪ジャーナリスト。街で「スイート16キラー」のツアーを開催し、ポッドキャストの番組も運営している。

パムが殺された事で再び脚光を浴びようとして、ジェイミーと協力して犯人探しをしていた。
ジェイミーが過去の出来事を変えていくせいで記憶が変化し、現代への影響を見せていた。
その正体が現代での殺人鬼で、タイムマシンを作ったアメリアを殺害して1987年に行く。
最後はジェイミーとの対決で現代に戻る時に死亡し、歴史改変では父親の死で修行に出た。

【1987年】

パム・ミラー(演:オリヴィア・ホルト)

代表作に『彼女はモンスター・ファイター』、『ステータス・アップデート』などがあります。

ジェイミーの母親。女子高生で仲良し四人組のリーダー格。モリー・リングウォルドのファンでもリーズの一人。

体育の授業でジェイミーと会っても当然誰だと知らず、声をかけられても拒む態度を見せる。
パーティにジェイミーが来て、親友の一人が殺人鬼に殺された事で彼女を仲間に入れる。
ジェイミーが超能力者だと信じていて、将来の夫と結ばれる事を言われて発情してしまう。
最後は殺人鬼との対決に乗り込むが、負傷しながらジェイミーに元の時代へと戻されていた。

ローレン・クレストン(演:トロイ・リー=アン・ジョンソン)

代表作に『ベビーシッターのモンスターハンティング・ガイド』、『セックス・アピール』などがあります。

パムの同級生。優等生で密かにタイムマシンを作っている。授業中にジェイミーが来て呼び出された。

ジェイミーが未来から来たという説明を受け、自分が作ったタイムマシンだと知って納得。
一切疑うような事はなく、実際にタイムマシンを見ると完成した事に驚いて食い入るに見る。
ジェイミーからタイムマシンの修理を任され完成するが、電力が足りないとして悩んでいた。
最後は量子スピンを使ってタイムマシンを完成させ、ジェイミーの為に変化をノートに書く。

ダグ(演:ナサニエル・アッピアー)

本作が長編映画デビュー作となります。

パムたちの同級生。真面目で優等生。学校でも監視員をやっている。世界初の集積回路のレプリカのペンダントをする。

パーティに入ろうとしてオタクという理由で入れず、ジェイミーが来ても結局は入れず。
裏口から入れるとして壁を飛び越えられず、ジェイミーたちを中に入れるも放置されていた。
その正体は過去に恋人を同級生に殺された事で恨みを持ち、殺人鬼として人ずつ殺害する。
最後はお化け屋敷で殺害しようとして反撃を受け、背後からカーラの鎌を食らって死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は『ファンタスティック・フェスト』でワールドプレミア上映された作品となります。
この作品はアマゾンプライムビデオにて独占配信されています。
基本的にはティーンホラーをベースにして、そこに無理やりタイムトラベルの要素をねじ込んでいるような作品です。
あくまで何も考えずに楽しむべき作品であるが、現代と80年代とのギャップについても見せている演出がありました。
80年代のアメリカはどれぐらい適当な体制でやっていて、性に開放的で自由な時代だったか分かるような感じでした。
逆に現代のアメリカは多様性という言葉に支配されているせいで、本来ある自由さが完全に失われている事が分かります。
主人公が現代の目線で自由過ぎる80年代とのギャップを感じながら、2023年の常識を訴えるところに皮肉を感じました。
どっちの時代もいいところがあって悪いところもあるので、本作はその意味ではしっかりと演出していると思います。
ただ、殺人鬼映画としてオマケ要素が強すぎたせいで雑な感じとなっていて、犯人の動機があまりにも弱すぎる。
あくまでタイムトラベルを中心にしたせいで、本来のテーマから外れてしまっているから個人的にちょっと気持ち悪いような印象を持ちました。
もっと簡単に言ってしまえば、殺人鬼映画として噛み合っていない印象があって、タイムトラベルに引っ張られすぎたと思います。
何より個人的に一方通行にしかならない時間の流れに疑問を持っていて、過去を修正したからって自分の未来が変わるとは思えません。
本作は名作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』をモデルにしているが、それは80年代の作品だから許されると思います。
現代ではタイムトラベルにおける仮説が多く出ているし、時間の流れが一つという本作のテーマは個人的には納得できる部分が少なかったです。
タイムトラベルを扱う上で分岐点が発生すると複雑になるから、単純な方を使った意味でも中途半端さを感じてしまいました。

コメント

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