作品データ
公開年月 | 2022/02/24 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | ダリオ・アルジェント |
脚本 | ダリオ・アルジェント、フランコ・フェッリーニ、ほか |
製作 | コンチータ・アイロルディ、ラウレンティーナ・グィドッティ、ほか |
製作国 | イタリア、フランス |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
イタリアのローマで娼婦ばかりを狙った猟奇的な連続殺人事件が発生していた。
4人目のターゲットにされたコールガールのディアナもまた殺人鬼に追いかけられ、車に衝突させられて大事故に遭って両目の視力を失ってしまう。
同じ事故で両親を失くした中国人の少年チンとディアナに絆が生まれ、一緒に暮らすもサイコパスな殺人鬼はその後も彼女を執拗に狙うのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は『第72回ベルリン国際映画祭』にてプレミア上映されています。
この作品はイタリアの巨匠ダリオ・アルジェントが監督と脚本を務めています。
本格的なホラー映画をダリオ・アルジェントが撮ったとして期待を持ちましたが、残念ながらイタリア映画の終末を見ました。
ダリオ・アルジェントの全盛期では強烈なビジュアルや演出でイタリアのホラー映画を牽引していた巨匠も、現代の波に乗り切れていない。
確かに70年代や80年代の古いホラー映画の手法を使っていますが、それはあの当時だったから良かったと分かります。
現代において古すぎる手法が使われない理由として、どんどん映画は進化していて、その中で淘汰された結果だと言えます。
今のイタリア映画はかつての栄光も衰退していて、特に近年の映画業界の衰退もあって話題になる事が少なくなっている。
特にホラー映画は今さらという事もあるし、その手法も変わっているから古いやり方は通じないとも言えます。
しかし、ダリオ・アルジェントはその古いやり方にこだわった作品になった事で、中身のない物語が出来上がってしまった。
この作品では首に対する異常な執着があるけど、これが物語の根幹とは関係ないから見た目だけで終わってしまっている。
コールガールが盲目になる展開についても、物語との相乗効果がなく、設定が完全に死んでしまっている感じでした。
全体的に設定が噛み合っていないせいで物語が薄くなってしまい、巨匠が時代について行けていない事が分かりました。
そして、イタリアと言えば中国に汚染されてしまっている事が如実に分かってしまうところに残念さがありました。
ハッキリ言って、イタリアと中国が結びつくようなイメージがないから、中国人の少年が登場しただけで違和感しかなかったです。
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