作品データ
あらすじ
アッシュは恋人のリンダとドライブ中に見つけた山小屋へ勝手に入り込み、そこで“死者の書”とテープレコーダーを発見する。
興味本位でアッシュがテープレコーダーを再生すると、録音されていた森の悪霊を復活させる呪文が流れ、リンダは取り憑かれてゾンビとなってしまう。
襲ってきたリンダの首を切断して難を逃れ、アッシュは悲しみながら山小屋の外に埋葬をしていると何かが背後から襲うのだった。
登場人物&出演者
・アッシュ(演:ブルース・キャンベル)
近年の出演作に『スパークリング・デイズ』、『バーン・ノーティス/元スパイの逆襲:サム・アックス最後のミッション』などがあります。
主人公。恋人のリンダとともにドライブをしていると、山荘を見つけて勝手に入ってへ二人だけで過ごしていた。
「死者の書」のテープレコーダーを流して呪文が唱えられ、リンダが取り憑かれて始末した。
山小屋に来たジェイクたちに地下室へ閉じ込められるが、教授の妻を一緒に封じ込めた。
死霊たちを帰す為に武装してアニーとともにページを取り戻し、唱えさせて見事に成功した。
最後は自身もポータルに呑み込まれると、14世紀まで飛んで死霊を倒すと騎士たちが騒ぐ。
・アニー・ノウビー(演:サラ・ベリー)
代表作に『C.H.U.D. II: Bud the Chud』などがあります。
教授である父親が発見した「死者の書」を一緒に探していた。父親に言われて断片をエドと手に入れていた。
山小屋に向かおうとして橋が崩落しており、通行止めしていたジェイクたちに道案内させる。
アッシュが銃撃してジェイクたちに取り押さえられ、死霊たちの復活を知って対応していく。
ジェイクの暴走で「死者の書」を地下に放り投げられるが、なんとか取り戻そうとしていた。
最後はアッシュが母親を倒して呪文を唱え、死霊たちを帰すもそのまま意識を失っていた。
・ジェイク(演:ダン・ヒックス)
代表作に『処刑!血のしたたり』、『ダークマン』などがあります。
恋人のボビー・ジョーと山小屋の前にいた。橋が破壊されて通行止めしているとアニーたちに遭遇する。
取引で道案内と荷物持ちをするが、アッシュの銃撃でボビー・ジョーがケガしてブチ切れる。
地下室で教授の妻が襲ってアッシュを助け出すと、一緒に潰すようにして止めていた。
アッシュの切り落とされた右手を見て逃げたボビー・ジョーを心配し、銃で脅して森に行く。
最後は山小屋に入ろうとしてアニーの短剣に刺され、地下室の教授の妻に惨殺されてしまう。
・ボビー・ジョー(演:キャシー・ウェズリー)
代表作に『死霊のはらわた』、『肉』などがあります。
ジェイクの恋人。山小屋を通行止めするジェイクと一緒にいて、通りたいアニーの言葉に敵対心を持っていた。
ジェイクが取引でアニーたちを山小屋まで案内するが、アッシュの銃撃でケガを負っていた。
地下室から教授の妻が復活すると、アッシュたちが潰して目玉が口に入ってすぐに吐いた。
怪しい部屋を調べるアニーたちに続くと、切り落とされたアッシュの右手を見て逃げ出した。
最後は森を走っていると取り憑かれた木たちに襲われ、抵抗できないまま殺されてしまう。
・エド(演:リチャード・ドメイア)
代表作に『ティーン・ウルフ』、『17歳のカルテ』などがあります。
アニーの父親と一緒に発掘作業する助教授。先に「死者の書」を見つけた教授たちがいる山小屋に向かう。
「死者の書」の断片を見つけたアニーと同行して、教授に送り届けるべく一緒に向かった。
山小屋に向かう橋が壊れ、通行止めしていたジェイクたちと遭遇して回り道でたどり着いた。
暴れるアッシュをジェイクと一緒に止めるが、地下から取り憑かれた教授の妻に倒された。
最後は死霊の取り憑かれ襲ってくるが、アッシュが使う斧の前に倒れ体をバラバラにされた。
・リンダ(演:デニス・ビクスラー)
代表作に『死霊のはらわた』、『クレムリン危機一発』などがあります。
アッシュの恋人。ドライブをしているところでアッシュが山小屋を見つけると、休憩として一緒に入った。
誰もいない中でアッシュとイチャイチャしていると、テープレコーダーで呪文を流していた。
森から死霊がやって来て取り憑かれると、アッシュを襲っていくも首を切断されて倒れた。
土に埋められるも復活して腐敗した体で謎の踊りをして、アッシュを殺そうと襲いかかる。
最後は頭部がアッシュの右手を噛み、体が別行動で襲うもチェーンソーでバラバラにされた。
感想
[個人的な評価]
本作は『死霊のはらわた』の続編となります。
この作品は前作との繋がりがあまりなく、どっちかと言えばリメイクに近い内容です。
普通の続編では前作のラストから物語を展開させますが、本作はそのような直接的な繋がりがないリメイクのような感じになっています。
新たに再構築した物語なので、前作を鑑賞していなくても本作だけでも充分に楽しむ事ができる内容として作られている。
1作目は完全なるホラーとしてシリアスな内容となり、トラウマを産み付けるだけのインパクトがありました。
しかし、リメイク的な続編となった本作はホラー要素はもちろん、コミカルな要素もあって別の意味でも楽しめます。
主人公であるアッシュを演じるブルース・キャンベルによる独壇場になって、一人舞台のような大活躍をしています。
冒頭では死者の書によって死霊たちを解放させて恋人が取り憑かれるが、迷う事なく倒してしまうところにアッシュの強さがあります。
前作では振り回されるだけになっていましたが、本作では死霊相手に戦おうとする姿がヒーロー像として覚醒していきます。
特に右手が死霊に取り憑かれて格闘するシーンが非常に面白く、傍目から見てしまうとコントだが、本作だから許されるのです。
他の登場人物についてはオマケと思えるぐらいブルース・キャンベルの頑張りがすべてで、本作最大の魅力となっています。
1作目としてのシリアスなホラーの良さがあるけど、本作に関してもアッシュによる一人舞台の凄まじく違う方向性で面白い。
次の3作目で完全にコミカルな構成になってしまうが、本作が持つコメディと1作目とのホラーの融合の絶妙なバランスがある傑作でした。
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