【#生きている】VD-484

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ゾンビ

作品データ

公開年月2020/12/31 
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 チョ・イルヒョン
脚本 マット・ネイラー、チョ・イルヒョン
製作 キム・サエミ、キム・サエロム、ほか
製作国 韓国
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

ある日、韓国のソウル近郊で謎のウイルス感染が発生し、人々がゾンビ化して街を襲う。
電話も通じず、インターネットも通信不能の中、ゲームオタク青年のオ・ジュヌは、マンションの部屋に閉じこもりテレビのニュースでサバイバル生活を始める。
VR機器やドローン、SNSを使いこなすオ・ジュヌだが、やがて向かいのマンションに暮らすアナログ派のキム・ユビンと協力して脱出を図るのだった。

登場人物&出演者

オ・ジュヌ(演:ユ・アイン)

代表作に『俺たちの明日』、『国家が破産する日』などがあります。

主人公。家族と同居するゲームオタク。モリス61というハンドルネームを持っている。

当初は事情を飲み込めずゲーム仲間のメッセージで事態を知り、ニュースで把握した。
少ない食料と水でやりくりしながら、母親から「生き残る」ように言われて耐えていた。
食料が尽きてしまい、両親も感染者に襲われたと知り、絶望して自殺しようとしていた。
間一髪で向かい側の部屋にいたユビンに止められ、食料を分けてもらい生きようとする。
8階は安全だもんユビンに言われ、必死に行くと生存者の男がいて助けてもらう。
最後はユビンと二人で屋上まで逃げて、救助隊のヘリに助けられて生還を果たした。

キム・ユビン(演:パク・シネ)

代表作に『7番房の奇跡』、『ビューティー・インサイド』などがあります。

ヒロイン。一人暮らしする女性。登山が趣味でアナログ派。いち早く状況に適応した。

自殺しようとしたジュヌを発見すると、レーザーポインターで間一髪でなんとか止めた。
お腹を空かすジュヌに食料を渡し、彼が見つけた無線機で会話をして時間を過ごした。
消防士の感染者が窓から侵入する寸前に斧で手を切断し、ジュヌの時間稼ぎで助かる。
8階が安全としてジュヌと目指し、男に助けられるが、彼の妻の食料にされかける。
最後はジュヌと屋上まで逃げ、救助隊のヘリがやって来て、なんとか生還を果たした。

8階に住む男(演:チョン・ベス)

代表作に『華麗なるリベンジ』、『国家が破産する日』などがあります。

感染者が発生してからずっと8階の部屋に待機していた。たっぷり水と食料を備蓄している。

安全だと思ったジュヌとユビンが来ると、催涙弾を投げて二人をなんとか助け出した。
水と食料を二人にあげるが、睡眠薬が仕込まれ、感染者の妻の食料にしようとしていた。
妻に袋を被せて助かったユビンに押し付けられ、倒れた際に首筋を噛まれて死を望んだ。
最後はユビンが持っていた銃によって、変異する前に対処され、妻を抱いたまま死んだ。

感想

[個人的な評価]

評価 :3.5/5。

本作はNetflixのオリジナル映画となります。
近年はアジア映画が盛り上がっていますが、その中でも韓国映画が頭一つ抜けていると思う。
やはり、アカデミー賞を受賞した『パラサイト/半地下の家族』の影響もあるけど、基本的に韓国映画のクォリティが高いです。
そして、韓国のゾンビ映画というと『新感染/ファイナル・エクスプレス』ですが、それだじゃないと分かりました。
この作品はNetflixのオリジナルですが、劇場版にも劣らないほどの緊張感と迫力があったと思います。
ストーリーは分かりやすく生き残る事であり、メインの登場人物も主人公とヒロインに絞っている。
最近のゾンビ映画では「人間が一番怖い」というドロドロした描写がめいんになりがちだが、本作はそこら辺を軽く流して、あくまで主人公とヒロインのサバイバルに力を入れているのはいいと思います。
更に韓国らしく現代のテクノロジーをしっかりと取り入れ、加えて集合住宅でパンデミックが起きた時の怖さも伝わってきます。
一度は主人公が自殺を決めるが、そこに向かい側の部屋に住むヒロインが助ける展開は王道だが悪くないです。
ゾンビ映画というのは単なる娯楽ではなく、リアルな生活感が出ていると、そこに自分を置き換えて参加する事も醍醐味です。
この作品にはその余地が充分あって、自分ならどんな行動をするのか考えられます。
あとは韓国映画と言えば、食事シーンが必ずありますが、相変わらず食欲を掻き立てる演出が光っていたと思います。
今後の韓国のゾンビ映画に注目させるだけのシンプル・イズ・ベストな良作でした。

コメント

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