作品データ
公開年月 | 2020/12/31 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | チョ・イルヒョン |
脚本 | マット・ネイラー、チョ・イルヒョン |
製作 | キム・サエミ、キム・サエロム、ほか |
製作国 | 韓国 |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
ある日、韓国のソウル近郊で謎のウイルス感染が発生し、人々がゾンビ化して街を襲う。
電話も通じず、インターネットも通信不能の中、ゲームオタク青年のオ・ジュヌは、マンションの部屋に閉じこもりテレビのニュースでサバイバル生活を始める。
VR機器やドローン、SNSを使いこなすオ・ジュヌだが、やがて向かいのマンションに暮らすアナログ派のキム・ユビンと協力して脱出を図るのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作はNetflixのオリジナル映画となります。
近年はアジア映画が盛り上がっていますが、その中でも韓国映画が頭一つ抜けていると思う。
やはり、アカデミー賞を受賞した『パラサイト/半地下の家族』の影響もあるけど、基本的に韓国映画のクォリティが高いです。
そして、韓国のゾンビ映画というと『新感染/ファイナル・エクスプレス』ですが、それだじゃないと分かりました。
この作品はNetflixのオリジナルですが、劇場版にも劣らないほどの緊張感と迫力があったと思います。
ストーリーは分かりやすく生き残る事であり、メインの登場人物も主人公とヒロインに絞っている。
最近のゾンビ映画では「人間が一番怖い」というドロドロした描写がめいんになりがちだが、本作はそこら辺を軽く流して、あくまで主人公とヒロインのサバイバルに力を入れているのはいいと思います。
更に韓国らしく現代のテクノロジーをしっかりと取り入れ、加えて集合住宅でパンデミックが起きた時の怖さも伝わってきます。
一度は主人公が自殺を決めるが、そこに向かい側の部屋に住むヒロインが助ける展開は王道だが悪くないです。
ゾンビ映画というのは単なる娯楽ではなく、リアルな生活感が出ていると、そこに自分を置き換えて参加する事も醍醐味です。
この作品にはその余地が充分あって、自分ならどんな行動をするのか考えられます。
あとは韓国映画と言えば、食事シーンが必ずありますが、相変わらず食欲を掻き立てる演出が光っていたと思います。
今後の韓国のゾンビ映画に注目させるだけのシンプル・イズ・ベストな良作でした。
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